程普とは、三国志に登場する人物である。
孫呉の宿老
字は徳謀。右北平郡土垠県(河北省唐山市)の出身。州郡の役人だった頃から容貌や知略、対応に優れていた。黄巾の乱が起きると孫堅に従軍して以後これに仕え、董卓との戦いでは傷を負いながらも陽人の戦いでこれを破った。
孫堅の死後は孫策の旗揚げに尽力し劉繇や黄祖との戦いで無数の戦功を挙げた。
孫策の跡を継いだ孫権の下でも活躍ぶりは変わらず、赤壁の戦いでは曹操を破るのに功績があり、南郡にいた曹仁も敗走させている。江夏を領し盪寇将軍に昇進したところで死去した。
孫呉の武将の中でも程普が一番の年長であり、皆は程公と呼んでいた。施しを好み、士大夫を敬っていた。
孫権が帝位に就くと程普の子程咨を亭侯に封じた。
逸話
- 程普は初め周瑜との仲が良くなかったが、周瑜の慇懃な態度に次第に敬服するようになり、「公瑾(周瑜の字)との交遊は芳醇な酒を飲むような趣がある。自分が酔ってしまったことに気付かないのだ」と語っている。
- 正史の注に引用されている韋昭『呉書』には、程普は反乱した者数百人に対しみな火中に投げ込ませたところ、その日のうちに癩病となり百余日して死去したと書かれている。
各メディアにおける程普
三国志演義
「鉄脊蛇矛」なる武器を操り、華雄の副将である胡軫を討ち取ったり太史慈と互角の戦いを演じている。また伝国の玉璽を発見した孫堅に献策したり、黄祖との戦いでは甘寧が黄祖の首を取るのをアシストしたり、知勇兼備の名将ぶりを発揮している。
コーエー三國志
初代三國志ではオリグラではあるけどただの文官的能力と中途半端だったが、その後は評価が上がってきている。現在はハイバランスタイプと言った所の能力。
三國志VIでは「矛破紅塵撃」という必殺技を持っている。
三国志12では何と槍兵にも拘わらず遠射(飛び道具の射程が延びる)持ちと言う意味不明なことになっている。対戦版UCカードは戦法まで弓攻撃強化。そんなに槍を投げたいのか。さすがにコンシューマ版では遠射は無くなったが。
三国無双シリーズでは黄蓋・韓当と違って7になっても未だモブ…だった。
いよいよ真・三國無双8において無双武将となる事が確定し、これによって呉の三老将は全員無双武将となる事となった。祖茂…は無理だろうなあ…
三国志大戦
その使い勝手も相まってUC程普などをデッキに置く実戦動画が多い。
3までは1.5コストの遠弓戦法とデッキの幅を取らずに使いやすかったのだが、新生となった4では計略はそのままに本人のコストが上がってしまい(無論スペックも上がったが)、2コストが主力になりがちな呉では厳しい立場になってしまった。
3の反攻号令の事は忘れるんだ。いいね?
程普の関連動画
関連項目
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