銀河の三人
概要
銀河の三人とは、昭和62年(1987年)に任天堂から発売されたファミコン用RPGである。
オリジナルは昭和60年(1985年)にエニックスが発売したPC用RPG『地球戦士ライーザ』で、本作はそのファミコンへの移植作である。
ストーリー
西暦2300年、地球連邦が形成され、人類は宇宙に進出していた。そこに外宇宙からの侵略者、ガルム星人が現れた。母星を失い2億6千万光年の旅の果てに見つけた地球を奪うためガルムは人類を攻撃した。人類側も応戦したが戦況は悪化。地球連邦は時空跳躍機能を持つ人型兵器・ライーザ2機に2人のパイロットを乗り込ませ、ガルム空母の直接破壊を指令。最後の希望を託した。
ゲームシステム
フィールド
フィールドは宇宙を模したマップで、ここに惑星やスペースコロニー、敵基地などが描かれている。目的地を選択すると距離が数字で表される。この数字の分だけ進むと目的地に到達する。移動は「すすむ」コマンドで行われ、1回進むごとに距離が1ずつ近づいていく。ブースターを入手すると移動距離を大きくすることができ、最大で1回の移動につき8進めるようになる。
ダンジョン
惑星や一部の敵基地にはダンジョンが存在する。ダンジョンはサイドビューで、上下左右に移動して探索を行う。ダンジョンにはアイテムが落ちていたり、罠が用意されている。
戦闘
移動するとランダムで戦闘が発生する。戦闘はコマンド形式で、ビームやミサイルなどの武器を使って敵を攻撃する。武器は主にスペースコロニーで売っており、ビームは使用無制限、ミサイルは使用回数に制限がある。回復はエネルギーを使うことで可能だが最大9個までしか持てない。他、リミのESPで敵を攻撃したり、補助・回復を行うことができる。
キャラクター
- 主人公
- 主人公。名前はプレイヤー自身が決める。
- ブルー
- 主人公の相棒。主人公の代わりに喋りまくる狂言回し的な役。
- リミ
- 月のカプセルで眠っていた少女。名前以外何も思い出せないが、ESP能力を使うことができ、地球から主人公たちを補佐する。主人公たちのレベルが上がると比例して強力なESPを使えるようになる。
- ミオ
- コンピュータードール。ライーザのオペレーターで、移動時や戦闘時のメッセージはミオのメッセージとして表示されている。
その他
地球からのメッセージ
レベルアップなど特定の条件を満たすと、名もない地球人からの応援メッセージが届き、ブルーがそれに答えるイベントが発生する。
スタッフ
パッケージイラストに永井豪を起用している。が、永井のイラストはゲーム本編のグラフィックとは似ても似つかない代物(特にリミ)であった。音楽はYMOの高橋幸宏が楽曲を提供しており、戦闘曲が某曲に酷似していることが未だにネタ的に語られる。
関連動画
関連商品
関連項目
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