概要
「鬼切り夜鳥子(オニキリヌエコ)」は、ニコニコ動画のゲームプレイ動画でも有名な「リンダキューブ」「俺の屍を越えてゆけ」などのシナリオ・ゲームデザインを手がけた桝田省治の小説処女作であり、そのシリーズ。挿絵は「俺の屍を越えてゆけ」のメインキャラデザイナー・佐嶋真実。出版社はエンターブレイン(ファミ通文庫)。
ちなみに、「夜鳥(ヌエ)」は日本の妖怪である「鵺(ヌエ)」の字を分解したもの。
ある日、桂木駒子(カツラギコマコ)の身体に宿った奇妙な入れ墨と、先祖の霊・夜鳥子(ヌエコ)。駒子は夜鳥子の持つ因縁によって、否応がなしに悪霊退治に付き合わされる。彼女の鬼退治の現場に出くわした、駒子の幼なじみ・久遠久(クドウヒサシ)も、彼女の鬼退治に付き合うことに!?
現代によみがえった鬼たちを、少年少女が知恵と勇気(?)でばっさばっさと倒してゆく、ちょいエロちょいグロ伝奇アクションもの。
PSP版『俺の屍を越えてゆけ』との関連
『俺の屍を越えてゆけ』のPSPリメイク移植に当たって、『鬼切り夜鳥子』との関連が示唆されている。
参考:4Gamer.net-「俺の屍を越えてゆけ」12年越しのリメイクに桝田省治氏は何を思うのか。俺屍から「まおゆう」の話題まで,多岐にわたったロングインタビューを掲載
その後、『俺の屍を越えてゆけ2』にて本作の主要キャラである夜烏子が登場している(ただし設定面で細かな違いがある)。
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一巻。過去のゲーム企画を忠実にライトノベル化したもの。桝田省治の小説デビュー作となった。 | 二巻。修学旅行で京都にやってきた愉快な4人の群像劇。過去の因縁も徐々に明らかになってゆく。 | 三巻。夜鳥子の過去の物語。一巻と合わせるとやや辻褄が合わない点も見られるが、伏線はそれなりに回収されている。 |
四巻&五巻。冬休みにクリスマスでうきうきロマンチックな雰囲気が一転して惨劇の嵐に? シリーズ完結の上下巻。 |
関連項目
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