DREAMS COME TRUEとは、日本の音楽グループである。通称はドリカム、ドリ、DCTなど。
概要
の2人で構成されるJ-popユニット。60's~80'sのアメリカン・ブラックミュージックをバックボーンに持つ音楽性とパワフルな歌声、親しみやすい歌詞が人気。
数年に一度行われる、移動型遊園地のような大規模ライブにも定評がある。
日本で最も有名なJ-popユニットの1つと言ってよい。
とんねるずのバックバンドを経て、1988年に結成し、1989年3月にデビュー(中村曰く、とんねるずの伴奏で稼いだ金をドリカムの活動につぎ込み続けていたとか)。
1stアルバム『DREAMS COME TRUE』はオリコン最高27位に終わるものの、累計約90万枚を売り上げ、続く2ndアルバム『LOVE GOES ON・・・』はオリコン最高8位、累計売上120万枚に達し、順調に人気を集めていく。
ちなみに、代表曲の1つである『未来予想図II』は、この『LOVE GOES ON・・・』が初出。
1992年頃から『決戦は金曜日』『晴れたらいいね』などが立て続けにヒット。
特に『決戦は金曜日』は、初のミリオンセラーとなった。
この時点で既に、発売してきたアルバムの殆どが累計でミリオンセールスを記録していたが、この年発売した『The Swinging Star』が、発売開始から2日でミリオンセールスに到達し(初動売上約120万枚で当時の日本記録を更新)、日本のチャートで初めて売上300万枚を突破する大ヒットを記録した。
以降現在に至るまで、発売するオリジナルアルバムはオリコン最高順位1位か2位のどちらかという状態を維持している。
1995年7月、ドラマ『愛しているといってくれ』の主題歌としてリリースした『LOVE LOVE LOVE』が、ダブルミリオンセラーを記録。約235万枚というこの枚数は、2013年現在、日本国内でのシングルCD売り上げ記録歴代第10位である。
このほか、1994年に発売された『WINTER SONG』も、累計でミリオンを突破している。
1997年、それまで所属していたソニーを離れ、アメリカのレーベルへ移籍。後にプライベートレーベル(インディーズ)を設立。
全編英語詞での作品発表、海外公演なども積極的にこなしたが、はっきり言って結果はあまり良いものでは無かった。
2003年にユニバーサルミュージックと契約し、メジャーに復帰。
2010年代に入った現在でも、CDは30万枚以上のセールスを記録し、アリーナのような巨大会場も満員になる、という日本トップクラスのアーティストとして君臨し続けている。
2002年3月までは3人編成だった気もするがそこら辺はお察し下さい。
当初ドリカムは、キーボード担当の西川隆弘というメンバーも含めた3人構成だったのだが、このときに脱退。その後、彼は覚せい剤所持で逮捕され、あれよあれよという間に転落していった。
不祥事発覚による脱退ではなく、あくまで、脱退した後に発覚したものであった。しかし脱退のタイミングが良すぎた上に、理由も不明瞭だったため、マスコミには「元々素行の怪しかった西川を、面倒なことになる前に切り捨てたのではないか」と書き立てられていた。
細かいエピソードなど
- 吉田は作曲を手掛けることもあるが、現在でも楽譜がほとんど読めない。
- ファンのことを「ベイビーズ」と呼ぶ(主に、というかほぼ吉田)。
- 今でもよく2人で喧嘩する。主に曲の歌い方などで。だが中村曰く、「じゃあお前が歌えよ!」という最終兵器のせいで、だいたい吉田の勝ちで終わる。
- 中村は重度の機材オタクとしても有名で、現在では標準規格となったMIDIもv1.0の段階で導入していた。が、吉田曰くMIDIがロクに動かず説明書を読みながら当時間借りしていた八百屋の二階でしょっちゅうキレていた。
- 中村とダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広の容姿がそっくりなことは、双方のファンも、本人同士も知っている。ドリカムが主演及び原案を担当した映画「アマレット」では肥後はドリカムサイドのオファーで「ドリカム中村役」として出演した(中村はドリカム中村のそっくりさん役)。
- 長期にわたって活躍がみられるが、いわゆるベストアルバムの数は少ない。
レーベルを移籍した1997年に最初のベスト盤が発売されたが、レコード会社側の独断でのリリースだったことを明かし、ファンクラブ会員に向けて購入を控えてほしいという訴えたこともある。
その代わり(?)、1991年から、4年に1回の頻度で、ファン投票で支持が高かった曲からセットリストを組んでいくライヴツアー「DCT wonderland」を開催。次は2015年の予定。
ある意味、この模様を収録したビデオ・DVDがその時点でのベスト盤と言ってもいいかもしれない。 - アニメ「幽☆遊☆白書」の主題歌歌手として有名な馬渡松子は元ドリカムのサポートメンバーだった。また、彼女のメジャーデビューは中村のプロデュースによるもの。
- 『決戦は金曜日』(Cheryl Lynnの『Got to be Real』とEarth,Wind&Fireの『Let's Groove』の2曲をミックスしオマージュして作編曲したことを中村正人自身が認めている)など、元ネタとなったアーティストへの愛情が暴走しすぎな曲がいくつかある。
- 元メンバーの西川は脱退後、兄と音楽活動をしていたが、その妻への暴行で逮捕(ただし不起訴)され、その時に覚せい剤使用が判明した。釈放後には北海道でクラブDJになったが、後にまた覚せい剤で逮捕。そうして表舞台からしばらく姿を消した後、2009年に札幌市・すすきのに「bar reboot」という意味深な名前のバーを開店し、以後現在に至るまで店長として働いている。つまりここに行けば普通に会える。
- もちろんと言ってはあれだが、現在、西川の話題はアンタッチャブルである。
関連項目
- ミュージシャン一覧
- ダチョウ倶楽部
- HIGH and MIGHTY COLOR(初代female vocalのマーキーが2008年に中村と結婚)
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ(中村がBGMを制作)
- 救命病棟24時(同上)
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