Aシート単語

エーシート

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Aシートとは、JR西日本の琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線の新快速に設定されている有料座席指定サービスである。「快速うれしート」についてもこちらで解説する。

概要

京阪のプレミアムカーに触発されて2019年に設定が開始された・・・と思いがちだが2000年代から指定席連結の要望は大きかった。

当初は223系 1000 番台を2扉にして4列リクライニングシートに改造した車両を2編成導入して1日2往復4本走らせていたが、2023年 3月のダイヤ改正に225系 100 番台で完全新規設計で新製されたAシート車2編成を交えて6往復12本に増発された。223系 1000 番台と225系 100 番台は基本的に設備に差はなく共通運用である。

Aシートは新快速の9号車に設定されている。ダイヤが乱れた際は無料開放され、その際快速運用や湖西線に入る運用にも代走と言う形で就くこともある。

e5489のネット予約で600円、みどりの窓口で840円である。なお、e5489のチケットレスサービスでは300 WESTERポイントと交換することも可能。

※本項の時刻表は2023年 3月18日改正時点のもの。最新の時刻はJRおでかけネットへ

※無表記は発時刻　＝…当駅止まり

新快速での「Aシート」の成功を受けて作られた2つ目の座席指定制サービス。

2023年 10月19日に大和路線平日朝の「区間快速」「直通快速」の大阪方面行きでのみ4本設定され、2024年の春ダイヤ改正より平日朝に大阪方面行き7本（直通快速4本区間快速3本）土休日の朝夕に大阪方面行き7本（大和路快速3本直通快速4本）に設定が拡大された。
設定は1号車乗務員室側20席(最後尾の乗務員室寄りの区画)で、乗務員室側にうれしート専用乗降口を設けている。

・・・と言ってもこちらはAシートの様にリクライニングの座席があるわけではなくつり革に暖簾を掛けて座席指定を示すステッカーを窓に貼っただけのものである。

こちらはe5489 ネット予約で300円、駅だと通常期530円・閑散期330円である。

なお区間快速・大和路快速のうれしートは大阪環状線に入る前の天王寺駅でサービス終了になり、天王寺駅到着直前に車掌が暖簾を取り外し区画が開放される。引き続き座ることは出来るが着席保証は無くなるので注意。

2024年 10月5日より設定区間を拡大し、JR神戸線快速（網干/姫路⇒大阪方面）・奈良線快速および区間快速（奈良⇒京都方面）の平日朝ラッシュの一部列車およびおおさか東線直通快速（大阪⇒奈良方面）・大和路線快速（JR難波⇒奈良方面）の夕方ラッシュの一部列車に拡大される。

また、2024年 10月5日のダイヤ修正にて広島エリアにも227系を用いて導入されることとなった。設定は岩国駅発の通勤ライナー（五日市駅まで・平日1本）・シティライナー（広島駅まで・土休日2本）で、料金は近畿エリアと同一である。

2024年 11月20日の発表で、快速うれしートの運用線区に嵯峨野線・琵琶湖線/京都線・JR宝塚線の一部列車に設定されると共に、JR神戸線、JR 奈良線の設定列車の拡大が行われると発表があった。（嵯峨野線の快速うれしート導入の前にまずは6両以上で運転される列車の増便をだな・・・）いずれも最後尾車両の設定だが嵯峨野線のみ京都駅の構造上京都寄りの車両が混雑しやすい事から亀岡寄りの車両にうれしート区画を固定する模様。