概要
2005年12月1日に207系の後継車両としてデビューした。7両固定編成でM車が6両もあるのだが、モーターは片側の台車のみの0.5Mであり実際には3M4T相当。また、車内LCD案内装置を天井枕木方向に設置するなどの特徴がある。後に登場する通勤型車両323系ではドア上の設置が中心となり、貫通路、乗務員室直後のみ枕木方向への設置になった為この形式が唯一の形態となっている。
当初は207系と同一のカラーを纏うはずだったが変更された為「福知山線脱線事故の被害者及び遺族の方々への配慮もあり変更された」とマスコミは報じた(なお、この件に関してJR西日本は明言していない。また、321系デビュー後に207系は321系カラーへ変更されている)。
京都線・神戸線緩行の旧型車の置換えのために導入、同線201系は大阪環状線と大和路線、205系0番台は阪和線に転属し103系を置き換えた。
当初はJR東西線方面への乗り入れを考慮しておらず、1パンタのみ搭載の編成が2005年製造の編成に存在し、Nゲージでも再現された製品が出ていたが、後に汎用的に運用する為にそれらの編成も2パンタ化された。2010年3月までに京田辺駅以南のホームが延伸され学研都市線全線が7両対応化したこともあり、同線やJR東西線、宝塚線でも活躍している。
6人がけの少し硬いシートは207系、207系更新車と比べ賛否の声がある。
207系や置き換え相手の201系と違い、和田岬線への乗り入れは営業運転では行われていない。
なお、設計段階での名称は「D207系」。
ミュージックホーンが途中で切れるようにする改造がなされている。
2024年10月時点で全39編成(D1~D39)が網干総合車両所明石支所に所属している。
スペック
- 形式名:321系
- 電気:直流1500V
- 編成:7両(6M1T) *M車は全て0.5M
- 最高速度:120km/h
- VVVF:IGBT
- ATS:ATS-SW、ATS-P
- 主な運用線区:東海道・山陽本線、福知山線、JR東西線・片町線(学研都市線)・関西本線(大和路線)
- 過去の運用線区:湖西線、おおさか東線
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関連項目
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