嵯峨野線とは、山陰本線京都駅~園部駅間の愛称である。アーバンネットワークでのラインカラーは紫色で路線記号は「E」であり、城崎温泉駅までの山陰本線と共通である。
概要
西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の京都駅~園部駅間の愛称である。車内アナウンスでは、嵯峨野山陰線と呼んでいる。園部駅から先の山陰本線は単線。
この路線は複線化工事が行われ以前から複線化されていた区間を含め、二条駅~花園駅・嵯峨嵐山駅~亀岡駅間から複線化工事が完了している。詳細は後述。
下りは全て京都駅始発で、上りは全て京都駅終着。そのためアーバンネットワーク内で他線から直通する定期列車は無い。普通列車は亀岡駅折り返し便も設定されている。また、日中は観光客対策のため嵯峨嵐山駅折り返し便が設定されていたが、コロナ禍の2021年3月のダイヤ改正で一旦廃止された。2022年の定期列車減便後に利用が急回復したため定期・臨時で嵯峨嵐山駅折り返し便や亀岡駅折り返し便などが設定されているが、亀岡駅以北の毎時2本には戻っていない。代わりに特急電車を一部嵯峨嵐山に停車させた。
JR西日本の社長は「日常利用が回復しているわけではなく、増便には車両新造が必要」としているが、園部駅の留置線で昼寝してる車両は一体・・・
2024年3月16日のダイヤ改正で嵯峨嵐山シャトルが復活し市内区間は以前の15分間隔になった他、両数も6両以上の列車が多くなった。
夏と冬は冷暖房の関係で一部駅では扉は半自動扱いとなる。閉め忘れる人が多いので気付いたら閉めてあげてください(コロナ禍では一時的に半自動扱いを中止していた)。
電化前はキハ40系・キハ58系がメインであった。電化後はしばらく113系がメインで使用されていたが、現在は221系と223系がメインとなっている(※車両数の関係で一部京都支社所属の113系が用いられていたが、2010年3月13日のダイヤ改正で221系・223系に統一されている)。なお、ここで活躍していた113系の一部は某ガムテープの地域へ転属した。魔緑色化を寸前で回避した運のいい路線である。また一時期117系も使用されていた。試運転で225系0番台が嵯峨嵐山まで来たこともある。
また、特急は園部以北の電化までキハ181系が主力であり、園部以北の電化後はJR担当分は485系を改造した183系が使用されていたが、老朽化やATS-Pへの対応などの為新型車両287系を2011年3月12日より投入している。183系も2013年現在は381系に置き換えられ、その381系も2015年10月31日に元683系2000番台の289系に置き換えられた。
(※ちなみに、ATS-Pは2011年1月19日より使用を開始する。またこれに伴い2010年2月より整備済みの京都駅構内を除いて設置工事を行っていた)
丹波口駅~二条駅間は騒音問題があり、新幹線より酷い(嵯峨野線の中では初期に高架化された為か防音壁でない)が、いつ解決するかは不明。なお、同区間も現在複線化されたが、新しく作られている側は防音壁の模様。
なお、嵯峨野線不通時などには振替輸送も設定されるが、振替輸送に対応出来るのは京都市内のみ。嵯峨嵐山より先の区間では振替輸送は設定されない。
2019年春京都駅~丹波口駅間に梅小路京都西駅が開業した。新駅は京都水族館・京都鉄道博物館の最寄り駅となり、梅小路公園付近に設置された。なお、設置予定地点は丹波口駅から約0.8kmとかなり近い。
また、京都駅のホームの構造上、上り下り問わず京都寄りが混雑する。改善する気はあるんだろうか・・・一応忍者が亀岡方に設置されたが
運用車両
■特急
■快速・■普通
過去の運用車両
複線化進捗状況
記事作成後に複線化した区間を掲載
- 2009年3月14日:八木駅~園部駅間
(複線化区間:二条駅~花園駅・嵯峨嵐山駅~亀岡駅・八木駅~園部駅) - 2009年7月20日:京都駅~丹波口駅間
(複線化区間:京都駅~丹波口駅・二条駅~花園駅・嵯峨嵐山駅~亀岡駅・八木駅~園部駅) - 2009年9月6日:並河駅~八木駅間
(複線化区間:京都駅~丹波口駅・二条駅~花園駅・嵯峨嵐山駅~亀岡駅・並河駅~園部駅) - 2009年11月1日:亀岡駅~並河駅間
(複線化区間:京都駅~丹波口駅・二条駅~花園駅・嵯峨嵐山駅~園部駅) - 2010年1月31日:丹波口駅~二条駅間
(複線化区間:京都駅~花園駅・嵯峨嵐山駅~園部駅) - 2010年3月7日:花園駅~嵯峨嵐山駅間
(複線化区間:京都駅~園部駅、正確には京都駅構内は単線のまま)
駅一覧
特 急 |
快 速 |
普 通 |
駅名 | 備考 |
● | ● | ● | 京都駅 | 東海旅客鉄道(JR東海):東海道新幹線 西日本旅客鉄道(JR西日本):東海道本線(JR京都線・琵琶湖線) 湖西線・奈良線 近畿日本鉄道:京都線 京都市営地下鉄:烏丸線乗り換え |
| | | | ● | 梅小路京都西駅 | 梅小路支線跡・分岐部の一部区間を利用して2019年3月16日開業。 龍谷大学・京都鉄道博物館・京都水族館はこちらから |
| | | | ● | 丹波口駅 | 梅小路蒸気機関車館最寄り駅・梅小路支線(廃止)分岐 |
● | ● | ● | 二条駅 | 京都市営地下鉄:東西線乗り換え |
| | ● | ● | 円町駅 | 北野天満宮と金閣寺はここからバスでどうぞ |
| | | | ● | 花園駅 | 妙心寺・仁和寺はこちらから |
| | | | ● | 太秦駅 | 東映太秦映画村はこちらから |
▲ | ● | ● | 嵯峨嵐山駅 | 嵯峨野観光鉄道乗り換え。当駅折り返し有 |
| | | | ● | 保津峡駅 | 橋の上にある関西有数の秘境駅 |
| | | | ● | 馬堀駅 | 嵯峨野観光鉄道乗り換え |
● | ● | ● | 亀岡駅 | 保津川下り最寄り駅。当駅折り返し有 サンガスタジアム by KYOCERAはこちらから |
| | ● | ● | 並河駅 | すぐ横の公園に0系有。国鉄時代は普通列車でも通過していた。 |
| | ● | ● | 千代川駅 | 春は桜が綺麗。かつては亀岡市の自動車学校の最寄り駅であった。 |
| | ● | ● | 八木駅 | 中線撤去済み |
| | ● | ● | 吉富駅 | 無人駅・簡易郵便局併設。楽天モバイルのミリ波エリアでもある。 |
● | ● | ● | 園部駅 | これより先は山陰本線。当駅折り返し多数 |
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