PIERROTとは、日本のヴィジュアル系ロックバンドである。
※その他のPIERROTに関してはピエロの記事を参照。
概要
1995年に活動を開始。初期のメンバーはキリトと潤(ちなみに活動開始当初キリトはギター担当だった)
1998年9月10日に東芝EMIより「クリア・スカイ」でメジャーデビュー。オリコン初登場ランキング6位。
以降も次々とヒット作を生み出す。「神風怪盗ジャンヌ」の「ハルカ…」やゲットバッカーズの「薔薇色の世界」などの
アニメ主題歌タイアップ作品などはニコニコユーザーなら思い起こせる方もいるだろう。
その後、約10年の活動期間を経て2006年に解散。
偶然にもラストライブとなったファンクラブ限定ライブでラストにPIERROTとして演奏した曲の歌詞には
「いつの日かこれでよかったと何気なく思うのだろう」とのフレーズがあり、後にリーダーであるキリトが
雑誌のインタビューで、そのフレーズは解散した今の心境でもあると語った。
ちなみにファーストアルバムのタイトルは「FINALE」、ラストシングルの曲名は「HELLO」
PIERROTというバンド名の由来は「三文字で覚えやすく英語表記もできる感じがよかったから」
・・・と、解散から8年経ち、完全に過去の存在になったと思われたが
2014年4月12日、即ち解散発表と同日に復活が決定した。
「8年の時を経て、PIERROTと向き合うことにしました。」
「これは8年ぶりの解散ライブなんて白々しいものではありません。今、やれると思ったからやるだけです。 」
この発表は、突如現れたPIERROT公式サイト上に黒バックで「PIERROT 2014.04.12 18:00 新宿アルタビジョン」とだけ表記された画像が現れ、当日何かしらの発表があることを匂わせてからのものだったが
当日はアルタに数千人のピエラーが集結。そして、10月24日、25日の両日に復活コンサートが開催、期間限定のファンクラブも復活するという旨が公表された。その発表には歓喜の声があがり、中には泣き出すものすらいた。
今後、新生PIERROTの活躍に大いに期待しよう。
・・・と書かれて2年、一切の音沙汰が無かったPIERROTだったが、2017年1月2日に衝撃的なニュースが音楽ニュースの見出しを飾った。
なんと、かねてよりライバルであり、不仲説までもが囁かれていたDir en greyとのコラボレーションを発表。
男女両性を兼ねそなえた存在を示す『ANDROGYNOS』と名付けられたこのプロジェクトは、現在「PIERROT DIR EN GREY ANDROGYNOS」とのみ表記されたオフィシャルサイト、Twitter(@androgynosJP)、Facebookの各アカウントが存在するのみで、両者が対バン形式でライブをすることなのか、双方が参加した新曲が発表されるのか否かといった詳細情報は一切伏せられた状態で、双方のファンを騒然とさせた。
メンバー構成
- ボーカル:キリト
- PIERROT結成当初はギター担当であったが当時のボーカルにボーカルの座を渡された。
- ブラックユーモアを交えたトークはPIERROTのファン以外にも受け、彼のトークに魅了されたという人も多かった。
- 特に「タブー」とされる音楽倫理委員への苦言や、現在の世相を歯に衣を着せず公共電波で発言するなども
- 多方面から注目を集める理由になった。更に詳しいことはwikiへどうぞ。
- ギターⅠ:アイジ
- 最後にPIERROTへ加入したメンバーで、多数の楽曲の作曲も手掛けた。身長が175cmであるのに一時期は
- 体重が47kgというちょっと周囲が心配するほどの痩せ型で、食への拘りが全くない。
- ちなみにキリトに対する態度と潤への態度が全く違う。トークは苦手で、多少電波気味なところがある。
- PIERROT解散後はアニメ「家庭教師ヒットマンREBORN!」の主題歌などで知られているLM.Cで活動中。
- ギターⅡ:潤
- 結成当初からのメンバーであり、彼とキリトが出会っていなければPIERROTというバンドは存在しなかった。
- 作曲も担当し、シンセサイザーも扱って2004年頃からはアコースティックギターでも演奏をしていた。
- 自他共に認めるオタクで、主にロボットアニメが好きな様子。特にガンダムとエヴァンゲリオンの知識は豊富。
- 彼の濃すぎるオタトークを密かに楽しみにしているというラジオリスナーもいたほど。
- ベース:KOHTA
- PIERROTに加入したのは実兄であるキリトの誘いから。メンバー内での最年少。
- MC、フリートークが大の苦手という欠点をメンバー全員から笑いのネタにされていることもあった。
- 実兄であるキリトには頭が上がらず、ラジオなどで恥ずかしい青春時代を暴露されたりと苦労性である。
- 女性ファンの多かったPIERROTの中では珍しく男性のファンが多かった。
- ドラム:TAKEO
- PIERROTのお父さんと言われるほどの温厚で落ち着いた性格で影の大黒柱的な存在。
- ただしまぁそこは男ですから下ネタも大好きでファンからは「エロ親父」と呼ばれていたことも。
- セーラームーンの変身シーンを科学的に説明する方法で悩んだことがある。潤には劣るがオタク。
- あまり知られていないが攻殻機動隊のサウンドトラックにソロで参加している。
楽曲・逸話
外見はまんまビジュアル系だが楽曲自体はそこまで激しくなく、むしろ歌詞にインパクトを覚えたファンが多い。
特に実際の事件を題材にしている曲や、戦争・宗教・現代の世相を皮肉っている内容の作品も多かったため、一部で「不謹慎」との声もあがった(実際に音楽倫理委員会から自主規制を求められた楽曲も幾つかある)
自主規制となっている曲・地上波でタブーとされている楽曲(↓興味があれば反転してください↓)
だが規制を求められた際には必ずキリトがそのことを暴露。更に怒られるのだが反省はしない。
一度超偉い人にFAX用紙にびっしりと呪詛の如く細かい説明要求をしたことも。しかし返事は来なかった。
TVへの出演はあまり行わなかったが、その理由は「これが全国放送で流れてるんだなと思うと嘘をつきたくなる、視聴者を騙したくなる。だから出たくない」というトンデモなものだった。
しかしファンの要望に応え幾度かは某有名音楽生放送番組に出演した。だが某美形事務所の若手が後ろに映っているのを知りつつ「でもいずれはまぁ、マッチさんのように」と暴言を吐き、当然偉い人に怒られた。
そしてNHKが何を間違ったかPIERROTの当時所属していた事務所のイベントをほぼ生中継で放送。
事前に「絶対に危ないことを言わないでください」と釘を刺されていたが
「僕も芸能界で生き残っていきたいわけですから、さすがに君達(PIERROTは熱狂的なファンのことをキ○ガイたちと呼んでいた)のことは呼べません」と途中までは抑えていたものの最後にはやはり「行くぞキ○ガイ!」と叫び
NHKはやむなく再放送ではPIERROTの出演部分をほとんどカットという手段をとった。
当時のPIERROTのプロモーターはその件で人事移動させられそうになった。
余談だが三度目の某音楽生番組ではパフォーマンスで機材を破壊しそれ以来出入り禁止になっている。
関連動画
関連項目
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