TRFとは、
- TRF - 日本のダンスミュージック界を代表するグループのひとつ。のちに小室ファミリーと呼ばれる歌手の代表格。
- 中野TRF - 中野ブロードウェイ4Fに存在するゲームセンター。正式名称「中野東京ランキングファイターズ」。
- TRF(Tamiya Racing Factory) - R/Cモデルによるレース活動をしているファクトリーレーシングチーム。または、左記を元ネタとした漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」に登場するミニ四駆研究所。
- TRF(Tsuchiya Racing Factory) - 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のアニメ版におけるTRFの略称。
- TRF(TEPCO Research Foundation) - 財団法人東電記念科学技術研究所。
- TRF(Tanaka Richard Fujio) - コージィ城倉の漫画「砂漠の野球部」のキャラクター、田中・リチャード・富士雄のニックネーム。
本項では1.について記述する。
メンバー
- DJ KOO(本名:高瀬浩一(たかせ こういち)1961年8月8日生まれ、東京都出身、ラップ・DJ・サウンドクリエイト担当、リーダー)
- YU-KI(本名:北村夕起(きたむら ゆうき)1966年12月19日生まれ、 愛媛県伊予三島市出身、ヴォーカル担当)
- SAM(本名:丸山正温(まるやま まさはる)1962年1月13日生まれ、 埼玉県岩槻市出身、ダンス・振り付け担当)
- ETSU(本名:西岡悦子(にしおか えつこ)1964年8月11日生まれ、東京都出身、ダンス・振り付け担当)
- CHIHARU(本名:村木千春(むらき ちはる)1967年2月28日生まれ、埼玉県出身、ダンス・振り付け担当)
概要
1992年、小室哲哉プロデュースのクラブイベント「TK Rave Factory」に参加していたヴォーカリスト、DJ、ダンサーらが集められてデビュー。当初は小文字で「trf」と表記されていた。
現在の五人体制で固定されるのは、シングル「EZ DO DANCE」で注目を集めた1993年頃から。
1994年から1995年にかけて、シングルが立て続けにミリオンセールスを記録し、1995年3月発表の「OVERNIGHT SENSATION」で、この年の日本レコード大賞を受賞している。
この頃から、小室が手がけた曲は必ずと言っていいほどヒットする現象が巻き起こり、TRFがその起源ではあるものの、実は小室ファミリー第1号は観月ありさであることも付記しておきたい。
1996年に、現在の「TRF」へ表記を変更。
1998年に小室の手を離れ、m.c.A.T、t-kimura、原一博らから曲提供を受けるようになる。
1999年発表のアルバム『LOOP#1999』以降は新曲のリリースが途切れ、新作リリースといっても、既発曲の改造版が中心になる。
その間、グループとしてはイベントの企画・出演にとどまり、所属するavexが開設したタレント養成所でのダンス講師、YU-KIのミュージカル出演など、個々の活動が活発になっただけで、決して解散したわけではない。
2006年、この年放送された「仮面ライダーカブト」の主題歌「NEXT LEVEL」をYU-KIソロ名義で担当。
ほぼ同時に、TRFとしても約6年半ぶりのシングル「Where to begin」を発表し、表舞台に復活。
続くアルバム『Lif-e-motions』は、完全新作ディスクと、avex内外で交流のある人々とのトリビュートディスクで構成された。
その後、CD単位では約10年ぶりとなる小室からの提供曲「We are all bloomin'」をシングルリリース。
デビュー20周年にあたる2012年には、自身のヒット曲をエクササイズにも有効なように再構成されたダンス教則DVD「ダンササイズ」を発売。
ライヴでは「魅せる」という点をテーマに据えて構成している。必ずダンサー3人がダンスを披露する楽曲が含まれ、更に映像とリンクしたステージも見せている。またダンサーの後進育成を目的に、オーディションを経て現地のダンサーたちと舞台上で交流を図る。
ニコニコ動画においては2013年に、EZ DO DANCE(ゆよゆっぺVer.)の「踊ってみた」動画の制作をリーダーDJ KOO自らDANCEROIDに依頼、4月16日に投稿された他、ニコニコ超パーティー2ではDANCEROIDと共演も果たしている。
このようにデビューから20年経過した現在でも日本のダンスポップシーンを牽引し続けている。
DISCOGRAPHY
シングル
アルバム
枚 | 発売日 | タイトル |
1st | 1993年2月25日 | trf 〜THIS IS THE TRUTH〜 |
2nd | 1993年7月21日 | EZ DO DANCE |
3rd | 1994年2月9日 | WORLD GROOVE |
4th | 1994年7月27日 | BILLIONAIRE 〜BOY MEETS GIRL〜 |
5th | 1995年3月27日 | dAnce to positive |
6th | 1995年12月11日 | BRAND NEW TOMORROW |
7th | 1998年5月20日 | UNITE |
8th | 1999年5月19日 | LOOP#1999 |
9th | 2006年2月15日 | Lif-e-Motions |
10th | 2009年2月11日 | GRAVITY |
11th | 2013年2月25日 | WATCH THE MUSIC |
TRFとプリティーリズム
「プリティーリズム」シリーズは、音楽制作をavex entertainmentが担当するという、エイベックスグループと大変関わりが深いアニメ作品であったのだが、その3作目にあたる『プリティーリズム・レインボーライブ』にて当時20周年を迎えたTRFとのコラボが行われ、主題歌をPrizmmy☆のTRFカバーで飾った他、DJ KOOをモデルにしたとされるDJ.COO(DJ.Coo)が登場した(なお、このDJ.COOは黒川冷として当初の予定をはるかに超えた大活躍をしてしまったりした)。
その結果、『プリティーリズム・レインボーライブ』の続編である『KING OF PRISM by PrettyRhythm』でもTRFのEZ DO DANCEが増田俊樹と武内駿輔によってカバーされ、主にバトルソングとして好評を博す。そしてこの映画はSNSなどでバズり、ミニシアター系の小規模な公開であったにもかかわらず公開3週目から人気に火をつく。それを見たDJ KOOからコンタクトがあり、『劇場版KING OF PRISM 公開4ヶ月目突入記念レジェンド上映』のおまけ映像にてついにDJ KOOが実写で登場。以後一時期毎月行われていた上映後のアフターパーティー企画などDJ KOO本人も「KING OF PRISM」シリーズに深く関わっていった。
その結果、「KING OF PRISM」シリーズの3作目である『KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-』のエンディングテーマは、DJ KOO本人の選曲による登場キャラクターの声優たちによるTRF楽曲カバーとなり、当初の想定をはるかに超えて、TRFと関わりが深いアニメとなってしまったのであった。
なお、使用された楽曲は以下のとおりである。
関連動画
関連生放送
関連項目
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