USC JAPARIPARKとは、ふぁんげーむちほーで配布中の二次創作ゲームである。
概要
プレイヤーはかばんちゃんとなって、最大5人のフレンズでパーティを編成し、指示を出してセルリアンや敵フレンズと戦闘する。RPGに属するゲームだがストーリーは会話シーンのみで進行し、戦闘面にウェイトが置かれたゲームとなっている。
開発者は「蒼天(@deep_verdure
)」氏。
ストーリー
唐突にヒグマから発表された「USC(Ultimate Saikyo Championship)」。フレンズの鍛錬とパークの活性化を目的として群れの強さを競い合う武闘会が開かれることを知ったアライさんは、尊敬するかばんに監督をしてもらおうと彼女の元を訪れる。それと時を同じくして、これまでにない外見や性質を持ったセルリアンのような敵対勢力が活動を始めた。最強の群れを目指すため、パークの平和を守るため、かばんたちの戦いが始まる。
システム
よくあるRPGとは異なり、このゲームには探索パートや買い物、装備品、アイテム、雑魚狩り等の要素がない。2018/02/01時点で存在するモードは基本、1シナリオにつき戦闘1回となっている。これだけを聞くとボリュームの少ないゲームのように聞こえるが、戦闘が大半を締めるこのゲームは奥深い戦闘システムを有しており、1シナリオ1バトルというだけあって全ての戦闘がボス戦とも言えるハイレベルなバランスになっている。安易なレベル上げができない仕様もあって、プレイヤーの判断力と運の重要性が高くなっている。また、ゲーム性だけでなく、戦闘の合間にかばんちゃんがフレンズに一言応援やアドバイスをしてくれるなど、けものフレンズらしい優しい空気も大事に作られた愛を感じる作品である。
戦闘システム
このゲームの核となる戦闘は既に書いたように複雑なシステムを有しているため、ここでは大雑把な説明に留める。複雑ではあるが、ゲーム中ではラッキービーストが丁寧にチュートリアルを施してくれるため自然と把握できるつくりになっている。
コマンドタワー
戦闘が始まると、相手側と味方側が交互に「コマンドタワー」と呼ばれる空欄に攻撃や防御などのコマンドを挿入してゆき、全員のコマンド配置が終了すると下から順に実行されていき、1ターン終了となる。相手と味方のどちらが先に行動をセットできるかは敵や敵の行動によって異なる。また、キャラクターがいくつコマンドをセットできるかはTOA(Time Of Action)という数値によって異なり、フレンズのレベルや技によって変化する。戦闘には規定ターン数が設定されており、そのターン以内に敵を倒せなかった場合は敗北となる。
属性
基本的にキャラクターは風、水、地、光、闇のいずれかの属性に属し、それぞれ以下のような関係になっている。
風は水に大ダメージを与える。
水は地に大ダメージを与える。
地は風に大ダメージを与える。
光と闇はお互いに大ダメージを与える。
※デバフ(敵の弱体化)も同じ方式で効果が上昇する。
また、同じ属性のキャラクターを攻撃するとダメージが軽減されるが、回復やバフ(味方の強化)は同じ属性どうしで効果が上昇する。
なお、この属性の種類についてはサーバル、アライグマ、フェネックの生態を想像すればなぜ選ばれたか想像がつくだろう。最もメジャーな炎属性が存在しないのも、けものフレンズらしいと言える。
チェイン
フレンズが連続で行動すると技の威力や効果が増加していく。効果が非常に高く、本作の最重要システムの1つと言える。敵も同じシステムを持っているため、一般的なRPGの「先に行動できる方が一方的に有利」という概念は通用せず、コマンドを闇雲に一番下から詰めていくのは危険である。例として、相手にコマンドを2つ入れられた場合、相手のチェインを阻止するには相手の1回目の行動と2回目の行動の間に味方の行動を挿入することになる。そこに全員のコマンドが収まっていれば相手のチェインを阻止しつつ味方は全員チェインを繋げられる。しかし、それは同時に相手の先制攻撃を許すということでもある。味方が先制を取りたい場合は相手より下にコマンドを置けば良いのだが、そこに全員のコマンドを置くと相手の行動がチェインになってしまう。しかし、味方が先制を取りつつ相手のチェインを阻止するとなると、どうしても味方のチェインは途切れてしまう。・・・といったジレンマを抱えており、敵のチェインを切るか、味方のチェインを優先するか、先制攻撃を取るか、などは状況によって常に異なるため、戦闘を奥深いものにしている。
状態異常
8種類存在する。状態異常は全て「重ねがけ」ができ、成立すると「パイル」と呼ばれる数値が加算されてゆく。パイル数が増えると効果や持続ターンが増加するだけでなく、そのぶんだけ治療も必要になる。
KP(けもパワー)
フレンズの固有技を使うのに必要なポイント。ドラクエやファイナルファンタジーで言うMPのようなものだが、これはパーティ全員で共有している。コマンドセット時に消費されるため、例えばKPが10ある状態でアライさんが先にKP9消費の技をセットしてしまうと、サーバルはKP4の技をセットできなくなる。しかし、アライさんが技を使う前に行動不能で不発に終わった場合、KP9は戻ってくる。KPはターン経過時に増加し、増加量はパーティの平均レベルが高いほど多くなる。これが実は重要で、このゲームでレベルを上げる場合、キャラのステータス強化以上に「毎ターンのKP増加量が増えて技を多く使えるようになる」ことが勝利に繋がることが少なくない。
けもプレッシャー
相手を攻撃するタイプの固有技を使うと、いかくゲージが増加。ゲージを1本消費することで、セット済みの相手のコマンドを別の場所に移動するけもプレッシャーを発動できる。相手のコマンドの順番をただ動かすだけだが、前述の通り行動の順番はチェインという重大要素と絡み合っているため、ここぞというときの切り札になる。なお、いかくゲージは3本まで蓄積できる。
レベルアップとサンドスター
本作には雑魚狩りによるレベルアップは無いがレベル上げの概念は存在し、サンドスターを1つ消費することで任意のフレンズのレベルを1つ上げられるようになっている。サンドスターの入手方法は大きく2種類に限られており、1つは「各種モードの戦闘に勝利すること」。ただしこの入手方法は一度サンドスターを獲得した戦闘での再入手はできないため、一度きりとなる。もう1つの入手方法は、いわゆる「ログインボーナス」である。ゲームを起動すると1日に一度だけサンドスターを獲得できる(獲得個数は仲間にしたフレンズの数によって異なる)。サンドスターは毎日ゲームを起動しなくても2週間ぶんは遡って貰える親切設計。ただし、入手方法に関わらず、入手から2週間たつとサンドスターは消滅するので注意。
関連動画
関連項目
外部リンク
- USC JAPARIPARK告知用Twitter
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- 0pt
- ページ番号: 5516776
- リビジョン番号: 2558930
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