ひるぜん焼そばとは、岡山県真庭市で食べられているご当地グルメである。
岡山県北部、鳥取県との県境に位置する蒜山地方で食べられているご当地B級グルメ。蒜山地方は、山陰地方の最高峰、大山と同じ中国山地に属する蒜山三山のふもとに位置する地域で、西日本で指折りの高原リゾート地として知られている。また、農業、酪農業、畜産業が盛んな地域で、大根やジャージー牛乳が特産品として知られている。
その蒜山地方で食べられているご当地グルメがこのひるぜん焼そばである。
ひるぜん焼そばの主な基本的特徴は3点ある。
このタレは甘辛風味の味付けとなっており、濃厚でスパイシーな焼きそばとなっている。
ひるぜん焼そばを全国にPRしている町おこし団体「ひるぜん焼そば好いとん会」によると、昭和30年代頃では焼きそばやジンギスカンなど、鉄板料理がブームになっていた。
そんなとき、蒜山で店を構えていた「ますや食堂」のおばちゃんがニンニク・玉ねぎ・リンゴなどの様々な材料や調味料を調合して作った味噌だれに、親鶏のかしわ肉とキャベツを入れて作ったこだわりの焼そばを開発し、メニューとして提供。それが地域内で評判となった。[1][2]のちに、この材料の組み合わせがひるぜん焼そばの原型となった。
以来、蒜山地方では定番のグルメの一つとなり、地元の人に愛され続けたのである。
その後、B-1グランプリ出場及びひるぜん焼そばを全国にPRするため、「ひるぜん焼そば好いとん会」が2008年12月10日に設立された。[3]そして、厚木市で行われた第5回B-1グランプリ(2010年9月18日~19日開催)でシルバーグランプリ、姫路市で行われた第6回B-1グランプリ(2011年11月12日~13日)ではゴールドグランプリを獲得した。(ちなみに、同じ岡山県の津山市から出場している津山ホルモンうどんとの1、2フィニッシュとなった)
これをきっかけにひるぜん焼そばが全国に知れ渡ることとなり、現在では津山ホルモンうどんと並んで、岡山県を代表するご当地グルメとなった。
ひるぜん焼そばから派生したものが2種類ある。現地のお店ではそれぞれ専用ののぼり旗を掲示しており、そののぼり旗のあるお店で食べられることができる。
※1上述にある、ひるぜん焼そばの発祥とされた「ますや食堂」はお店を閉店しており、食べに行くことができない。しかし、それを受け継ぐ形で様々なお店がひるぜん焼そばを提供している。
※2「ひるぜん焼そば好いとん会」が提供するひるぜん焼そば食べ歩きマップも参照してください。
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最終更新:2024/04/19(金) 20:00
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