『戦略エンジェロイドタイプα イカロス』(せんりゃく エンジェロイド タイプ アルファー イカロス、通称:イカロス)とは、水無月すう原作の漫画作品「そらのおとしもの」の登場キャラクターである。アニメ版の声優は早見沙織。
「あなたが楽しめることを何なりと。マイマスター」
平凡な生活を送っていた桜井智樹の元に遥か上空から落ちてきた、「愛玩用エンジェロイドタイプα」を名乗る未確認生物。
過去一切の記憶がなく、感情表現が極端に希薄。ほぼ強制的に主従関係を結んでしまった智樹と共に在り、彼の命令に従うという目的以外は正体不明の存在である。あらゆる願いを叶える転送装置で巻き起こした事件を通し、心から智樹のそばにいたいと思うようになった。
その正体は人智を超えた能力を持ったシナプス最強の戦略エンジェロイド。通称「空の女王(ウラヌス・クイーン)」。ニンフの手により記憶プロテクトと思考制御プロテクトを解かれて自分の正体を思い出した後は、智樹に嫌悪されることを恐怖し、打ち明けること無く日常を過ごす。
しかし、ハーピーの手により窮地に陥ったニンフを救う際に智樹から「お前が兵器で良かった。そのお陰で大事な友達を助けられる」と告げられ、出撃し、ハーピーを撃退。悲壮な想いから解き放たれた。
エンジェロイド達の長女的存在として、翼とマスターを同時に失ったニンフや、シナプスのマスターに従ったままのアストレアを気にかけている。
戦闘能力と電子制御にステータスの大部分を割いているため、思考制御プロテクト解除後も感情表現が不得手。笑おうとする時は無表情のまま「にやり」「にたり」「にこり」と言うに留まる(原作では擬音で笑う)。アニメ版一期の終盤にてようやく薄く笑えるようになった。
穏やかで心優しい性格だが、地上の常識に疎く、智樹に叱られることもしばしば。少しでもマスターに危険が及ぼうものなら鬼神の如き形相を見せ、脅威を排除しようとする。が、そはらのお仕置きをはじめコメディパートの危機には大概無反応。
智樹にマスターとして以上の好意を抱いており、彼の変態行為に進んで手を貸す。
初めてのおつかいでスイカに興味を示し、それ以来スイカを好んで抱き抱えるようになる。スイカ以外にもツルツルのハゲ頭や夜店のヨーヨー、さらには地球(儀)などに惹かれる所を見る限り、元々丸々としたものを好むようだ。
こけしで遊ぶことも好き。
特技は料理と歌。楽器は余り得意ではなく、タンバリンを叩くたびに何やら奇妙な音を発する。
アニメ第2期の6話EDで同名の某ソーラー衛星との共演を果たしている。
など、おおよそ現在の人類の技術では考えられないほど高度な基本スペックを誇る。この他自己修復機能やニンフ程ではないが高度な電子制御機能を搭載している。ちなみに、長期間海中で活動していると骨格部が錆びるが、揚げ物を食べると元に戻る。
イカロスの戦闘形態。起動中は瞳が真紅に輝き、天使の輪が頭上に展開する。シナプス最高の動力機関可変ウイングの核(コア)を擁した可変ウイングシステムにより、人知を越えた能力を持つ戦闘用エンジェロイドの中でも格闘戦、砲撃戦共に圧倒的な戦闘性能を誇る。その他、短時間で翼部を含めた身体組織を再生するなど継戦能力も非常に高い。
武装
イカロスが両翼を異次元に接続して喚び出す巨大な戦略ユニット。見る者によってはその外見からはデンドロビウムやミーティアといった名称が思い起こされることだろう。ビットタイプの全方位攻撃兵装や巨大な格闘戦用アーム、敵のエネルギー兵器を反射する装置を搭載、更にApollonの火力も上昇し、地球の直径と同等かそれ以上の射程を持つまでにパワーアップしている。通常の空の女王(ウラヌス・クイーン)モード以上の制圧力、破壊力、制御性を合わせ持ったイカロスの本当の最終兵器。巡航形態への変形が可能であり、飛行速度は少なくともイカロス本人と同等のマッハ24がたたき出せる様子。
アニメ版第2期8話、カオスとの交戦において大破するも消滅したわけではないらしく、11話のダイダロスの部屋のモニター上に存在が確認できる。
余談ではあるが、このウラヌスシステムは原作者が考案したのは良いものの作画の難解さにより起用出来ずにいる設定であり、アニメ第1期13話、対ハーピー戦においてようやく日の目を見ることになったという曰くつきの代物である。
ちなみに、某ロボットゲームとは関係ない。
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最終更新:2024/11/08(金) 15:00
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