キーク(魔法少女育成計画)とは、ライトノベル『魔法少女育成計画』シリーズに登場するキャラクターである。「restart」にて登場。短編「魔法少女育成計画ができるまで」「マジカルデイジー二十二話」「とっととミュージック」にも登場している。
ステータス | |
破壊力 | ★ |
耐久力 | ★ |
俊敏性 | ★ |
知性 | ★★★★ |
自己主張 | ★★★★★ |
野望/欲望 | ★★★★★ |
魔法のポテンシャル | ★★★★★ |
好きなもの | 正しい魔法少女 ジャンクフード |
嫌いなもの | デスマーチ 正しくない魔法少女 生意気なやつ |
白衣にビキニ水着を着たメガネっ娘という、スイムスイムにも引けを取らない属性盛りすぎインパクト抜群な格好の魔法少女。魔法少女名はコンピューター・インターネットへの深い知識を持った人物へのアメリカの俗語・ギーク(geek)をもじったものと思われる。
自分の魔法を用いて「restart」の主な舞台であるゲーム世界を作り出した人物であり、ゲーム内で死んだら現実でも死ぬ恐怖のデスゲームを開始した黒幕・元凶。
restart作中では、自身の作った電脳空間に閉じこもって参加者を弄ぶギークっぷりを発揮していたが、短編集など後のエピソードで魔法少女を管轄する「魔法の国」においてIT部門のトップとして君臨するエリートということが判明した(ただし実際のところはキークの魔法を魔法の国が有効活用するために付けた名ばかりの地位に近く、それなりに偉い人ではあるが強引に意見を押し通せる立場でもない)。
師匠の影響もあり魔法少女を神様から選ばれた存在だと考えている。故に魔法少女は正しくないといけないとして、その正しくない魔法少女である森の音楽家クラムベリーによる殺し合いの選抜試験で選ばれた「クラムベリーの子ども達」のもう一度正しい選抜を行う必要性を訴えるが、魔法の国は彼女たちも被害者であるとして殆どの「クラムベリーの子どもたち」を簡単な監視に留めキークの主張を却下し続けた。そのことに業を煮やし、遂に覚悟を決め自身の魔法で「クラムベリーの子どもたち」をもう一度選別し裁く、ということがデスゲームを始めたキークの目的。
クラムベリーの試験を誰を殺すこともなく生き残り結果的に事態の発覚に繋げ、その後もクラムベリーの影響を受けた魔法少女を2人逮捕したスノーホワイトを「正しい魔法少女」の理想像として見ており、自身の選別デスゲームも「スノーホワイトの手助け」と位置づけている。
そして、正しくない魔法少女を一掃し、正しい魔法少女たるスノーホワイトと共同で世界を変える事が最終目標である。自分のしている事がスノーホワイトとは相容れない事・自分もまたクラムベリーと同じ事をやってるという矛盾には気付いていない又は棚上げしている。
自身の魔法で電脳空間内でなら神のようなような能力を持っているため自信に溢れ傲慢。プフレ曰く「抜け道を用意し、それに気付けず死んでいく死んでいく者を嘲笑するタイプ」との事。自分が考案した盤面上で他者を転がし自分が考えた罠で仕留め、それを安全な場所から観察して楽しむ、質の悪いゲームマスター・クリエイターな性格。人の生き死にに全く関心が無く、「不幸な事故」の一言で済ましてしまうなどデータ上の不具合・事象程度にしか考えていない。自分のしている行動は絶対の正義であり間違いがある筈がないと断定し、その過程で死者が出ても気にせず、誰かに非難されようと悪びれる様子も見せない。
そんな神のように傲慢なキークであるが彼女の魔法と言えど望んだものにするにはそれなりに手間がかかるためrestartの世界を作っている際にはマスコットキャラクターのファルと共に製作に取り掛かかっている。が、予想外の結果やゲームバランスの崩壊の続出によりデスマーチ化。疲れる脳などないはずの電脳妖精であるファルが錯乱し、睡眠も食事もほとんど必要ない魔法少女であるはずのキークが精神的にも肉体的にも疲労極まりrestart世界のゲームバランスの理不尽さの一因になった。
過剰なまでに「正しさ」に拘り感情・情熱を出しながら、実際に行動を行う際には大雑把で失態を認めないなどアンバランスな性格とも言える。
ちなみにかつて魔法少女アニメが好きだった魔法少女の1人。作中で魔法の国主体で「マジカルデイジー」のアニメが放映されていた頃にアニメ製作に携わる仕事が回され正しい魔法少女を伝えるべく情熱を込めて指導したが、キークが主導した回があまりに大不評だったためたった1話で魔法の国から帰還命令が出るという残念っぷりを曝け出してる。
(以下最終局面のネタバレ)彼女の師匠である魔法少女とは「ピティ・フレデリカ」。クラムベリーの影響を受けて殺し合いの選別試験を行っていた1人であり、スノーホワイトが逮捕した1人めの魔法少女。キークも「クラムベリーの子どもたち」同様に殺し合いの試験を制して正式な魔法少女と認められ、そして記憶操作を受けて殺し合いのことを忘れていた魔法少女だったのである。無意識にフレデリカの「理想の魔法少女を過剰なまでに追求する」「理想の魔法少女でないなら死んでも構わない」「理想の魔法少女を得るためなら自分の手がどんなに汚れても構わない」という性質を見事なまでに引き継いでいる。スノーホワイトからの質問で憧れている師匠の顔も思い出せない矛盾に気づき、師匠がフレデリカだという事実をスノーホワイトに突き付けられたことで、彼女の精神は崩壊してしまった。
ビキニの黒色水着を着てダボダボな白衣を羽織っただけという、露出度が高いマニアックな組み合わせな服装。さらにニーソックスを履いて絶対領域を生み出すという、萌えポイントの構築には意欲的な格好。首からは紐にルービックキューブを繋げてアクセサリーにしたモノを提げている。
電脳空間内では何でも出来る能力。創造神となって世界を作り出す事も、その世界のルール・法則を好き勝手に決める事も可能。電脳空間では無敵の万能の神となれる。また、現代の魔法少女が皆持っている魔法の端末のクラッキングすら可能。現実の物体を持ち込んだり、魔法少女の意識を強制的に引きずり込むことや、魔法の国から魔法少女としての力を剥奪されていた魔法少女を再び魔法少女としての力を与えたり、記憶操作で封印されていた記憶を戻すことすらできる。データさえあれば故人を記憶さえそのままで電脳世界内に生み出すことさえ可能という。
その他の魔法少女
掲示板
22 ななしのよっしん
2017/06/15(木) 18:18:33 ID: F22BozwSuD
読み終えたけどこいつピエロだな。
キャラについて語りに来たら、
アクシズ落とししそうな聖王たる信者がいて吹いたでござる
23 ななしのよっしん
2019/02/14(木) 14:20:51 ID: xcBRO15pgG
ピエロっていうか見てて痛々しいよキーク
殺し合いで魔法少女になった人間への56したいほどの嫌悪が
記憶なくなる前は本来誰に向けられたものだったのかを考えると哀れとしか言えない
ファルの告発を許したり破滅願望的なものが見え隠れするのもそういうことだろう
24 ななしのよっしん
2024/03/14(木) 14:03:22 ID: xbhp6vAs4h
一応「黒」で師匠はちゃんと?キークも弟子として認めていた事は明示された。…けど、「restart」最後でああなった後生死を語られなかったキークの様に、師匠本人も「赤」最後で爆死したのに死後判明した最後の場所の秘密等が大きすぎてその行動の罪はおろか名前すら忘れられた…。キークとの類似かな…。
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/14(火) 07:00
最終更新:2025/01/14(火) 07:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。