クレセント(アズールレーン)とは (クレセントとは) [単語記事]

「私、Cクラスのクレセント、子供じゃないわ！
私、こう見えても経験豊富なの、何も怖くないの！
な・に・も・怖くないの！」

クレセントとは、STG アプリゲーム「アズールレーン」に登場する、イギリス海軍所属C級駆逐艦〈HMS Crescent,H48〉（第二次大戦時は王室カナダ海軍所属駆逐艦〈HMCS Fraser〉）をモチーフにしたキャラクターである。
デザインは和茶。ＣＶは鈴木みのり。

私のようなカワイイ子はちゃんと概要を説明しなさいよね！
だって、かか、カワイイんだから……ね！

KAN-SEN名
クレセント HMS Crescent,H48 （HMCS Fraser,H48)
基本情報
所属	ロイヤル
艦種	駆逐艦
レアリティ	N→R
CV	鈴木みのり
イラスト	和茶
艦歴
国籍	イギリス
出身地	カンブリア州バローインファーネス
造船所	ヴィッカースアームストロング造船所
艦級	C級駆逐艦(2代目)
進水日	1931年 9月29日
就役	1932年-1936年（イギリス海軍） 1936年-1940年（カナダ海軍）
最期	1940年 6月25日（沈没）
備考
1936年にイギリス海軍からカナダ海軍に移籍。艦名を〈フレーザー〉に改める。 1940年 6月25日、巡洋艦〈カルカッタ〉と衝突し沈没。

ロイヤル（アズールレーンの世界観でいうイギリス）所属の駆逐艦。史実にあるとおりC級駆逐艦は第二次大戦時には全艦イギリスからカナダに譲渡されていたのだが、こまけぇこたぁいいんだよ。
なお、C級姉妹としては、現時点で他に自称アイドルコメットとおっぱいさんシグニットが実装されている。

C級姉妹のリーダー格であるクレセントは、金髪紅眼の持ち主。C級姉妹共通の制服で、赤系統にまとめている。髪飾りに付けている三日月のアクセサリは艦名由来（クレセント＝三日月）。また、ウサギのアクセサリも月繋がりだと思われる。

性格は、一言で言えば教科書通りのツンデレ。アズレンのサービス開始当初は某セカンドチルドレンに似てるという声もあったが、もっと似てる人が出てきたため、現在はあまり言われなくなった。
本人曰く、緊張すると当たりがキツくなるらしい。
C級姉妹の特徴として、油断すると方言が出ることが挙げられるが、クレセントはあまり出さない。そんなクレセントの珍しい方言が、ログイン時の「指揮官、なんちゃあない？」である。

容姿は妹のシグニットに似ている。一点を除いて。だがそれも悪くない、とか言ってるとクレセントに蹴飛ばされるので注意しよう。

改造も実装されており、大人びた姿を見せてくれる（相変わらずの仏頂面だが、それがいい）。全体的に育っており、膨らみもほどよい大きさになっている（妹には圧倒的に負けてしまうのだが）。

性能は、Cクラスでほぼ共通で、スキルも緊急回避に改造時に得られる煙幕散布とあとは全弾発射と同じ構成。シグニットに比べてやや火力よりとなっているが、ほぼ誤差なので、同じ運用でいける。以前はシグニットに先行して改造が実装されていたのでそちらを育てる指揮官が多かったが、後発でこちらにも改造が実装され、現在は性能でみるなら遜色ない。

私は超～強いんだから、あんな雑魚ども、私の史実を見ただけで逃げ去るわ！

ロイヤルネイビーは、第一次世界大戦の終了後、その戦訓を得て1927年に完成した〈アマゾン〉以降、近代的駆逐艦を少しずつ改造しながら建造していた。それらの駆逐艦にはアルファベットから1文字をとって年度別に順にA級、B級と付けられ、そして1930年度に建造されたのがC級駆逐艦である（ネームシップの名前からクルセーダー級と呼ぶこともある）。B級駆逐艦をすこし大きくしたのが特徴である。
C級駆逐艦は当初8隻を建造する予定だったが、緊縮財政のため4隻に削減された。

そのC級駆逐艦の一隻として建造されたのが、〈HMS クレセント〉である。建造はヴィッカース･アームストロング造船所で、1930年 12月1日起工、1931年 9月29日進水、1932年 4月15日就役。
ちなみに、同じ造船所でほぼ同時（起工、進水は同日で竣工は4月1日）に建造されていたのが〈シグニット〉で、〈クレセント〉と〈シグニット〉はいわば双子の駆逐艦であると言える。

就役早々の1932年 7月に〈コメット〉とコメットヘッドスマッシュ衝突し、ドックに逆戻りして8月末まで修理。1935年の第二次エチオピア戦争では紅海に派遣された。

1936年 10月に、カナダに売却されることが決まり、翌年カナダ海軍所属の駆逐艦〈フレーザー〉と改名した。艦名はカナダの川の名前より。

1940年 6月25日、フランスからの撤退作戦の支援で、駆逐艦〈レスティゴーシュ〉（実は〈コメット〉。カナダで改名した）と共にイギリス軽巡〈カルカッタ〉を護衛していた最中、ジロンド川の河口でその〈カルカッタ〉と衝突、艦が真っ二つに折れてしまい、前部はそのまま沈没、後部もどうしようもなく〈レスティーゴーシュ〉によって沈められた。この事故で45名が死亡。