「北方連合所属、重巡洋艦タリンよ。私に指示を出すなら、まずはその頭で考えてからにしなさい。あなたが指揮官だからといって命令に愚直に従うつもりはないわ」
タリン(アズールレーン)とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、ソ連海軍のアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦「タリン」をモチーフとしたキャラクター(KAN-SEN)である。
| KAN-SEN名 | |
|---|---|
| タリン SN TALLIN Таллин |
|
| 基本情報 | |
| 所属 | 北方連合 |
| 艦種 | 重巡洋艦 |
| レアリティ | SSR |
| CV | 下屋則子 |
| イラスト | - |
| 艦歴 | |
| 国籍 | ロシア(ソビエト連邦) |
| 出身地 | ブレーメン州ブレーメン |
| 造船所 | デシマーク造船所 |
| 艦級 | アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦5番艦 |
| 進水日 | 1939年1月7日 |
| 就役 | 1939年-1940年(ドイツ軍) ※未完成 1940年-1958年(ソ連軍) ※浮き砲台として使用 |
| 最期 | 1960年(解体) |
| 備考 | |
重巡洋艦 タリン アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦「リュッツォウ」としてのカンレキもあった重巡洋艦。 規則や「役割」を重んじ、常に主導権を握りたがるのは、 艦船として戦う存在だからだけでなく、自身の「本心」にも起因している。
タリンは、2021年2月25日に開催のイベント「暁射す氷華の嵐」にて、イベント報酬及び限定建造で実装されたKAN-SEN。
イベントショップでポイント交換できたので、ある程度以上イベントプレイをこなしていれば確実に入手できるはずである。
青みがかった銀髪。赤いメッシュが入っているのは、姉妹のプリンツ・オイゲンのそれを思い起こさせる。他の北方連合のKAN-SENに比べると露出度が高く、まるでドレスのような衣装からは見事な胸部装甲が覗いている。その谷間にホクロがある辺りも、プリンツ・オイゲンを思わせるところか。背中の艤装が鉄血KAN-SENのそれに近い生物的なイメージの物となっているのが、彼女の複雑な生い立ちをうかがわせる。
性格は姉のアドミラル・ヒッパー譲りのツン要素が強いが、あちらのようなデレ要素は少なく、より几帳面かつドライな言動が目立つ。だが、なんだかんだと色々教えてくれたりと世話焼きだったりする。なんでも指示待ちの態度を取る指揮官に最初は呆れるが、ついにはそんな関係に悦びを覚えるようになっていく。
酒はウォッカよりもビール派。このへんはやはり鉄血出身と言うべきか。
早速、スピンオフ「びそくぜんしんっ!」66話にも登場。ジャベリンたちに寒さ対策のアドバイスをするが、自身が薄着すぎて体調を崩してしまうという顛末である。その①
、その②
、その③
実装と同時に、着せ替え「ピルスナー・ノスタルジック」が発売されている。
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https://twitter.com/azurlane_staff/status/1364474219782754307
自室でのプライベートタイムとはいえ、指揮官を目の前に下着同然の格好は大胆というほかない。
こんな彼女にお迎えしてほしい指揮官はショップにいらっしゃいにゃ。
スキル1:重層氷撃盾
戦闘中18秒毎、前方に8秒間持続する・敵弾を8回まで無効にするシールドを1枚生成する。このシールドが持続時間中に破壊された場合、特殊弾幕Lv.1(MAXLv.10)を展開し(威力はスキルレベルによる)、さらに4秒間持続する・自分の耐久上限の5%までのダメージを無効にするシールドを生成する
スキル2:メモリアル・アイアンブラッド
(2021年3月12日修正)
自身が北方連合もしくは鉄血の重巡主砲を装備している場合、自身が北方連合もしくは鉄血の主砲を装備している場合、自身が敵に与えるダメージが4.50%(MAX12.0%)アップ;自身が装備している主砲の弾薬タイプが徹甲弾である場合、自身の主砲弾薬速度が10.0%アップ;戦闘中自身が敵艦を2回撃破した場合に1度だけ、戦闘終了時まで自身の火力・対空が3.50%(MAX8.0%)アップ
魚雷型重巡洋艦、そしてアドミラル・ヒッパー級ということで防御重視の能力となっている。だが、主砲の補正は最終的に155%に達し、軽巡用主砲を使用可能なのがミソである。スキル2をうまく活用すれば砲撃力中心の打撃戦を展開できる。重桜の鈴谷・熊野姉妹に近い特性というべきか。
スキル1は姉妹譲りのシールドスキル。シールドが破壊されると特殊弾幕を発射の上で、魚雷なども防げるバリアタイプのシールドを展開する。おまけに特殊弾幕は命中すれば敵の移動速度を5秒間ダウンさせる効果も持っている。
スキル2は①装備の製造元によってはダメージ特典が得られる。②徹甲弾では弾速がより速くなり、狙った敵に当てやすくなる。③敵を2回撃破することで火力と対空のバフが得られる。
①の説明文によると、重巡砲に対象が限られそうに感じるが、北方連合製か鉄血製であれば重巡砲でも軽巡砲でもダメージアップ効果は発動している。どうやら説明の翻訳ミスのようで、後日修正されている。
加えて徹甲弾の砲ならば②の効果も同時に発動する。北方連合製で徹甲弾の軽巡砲といえばキーロフ(アズールレーン)のデフォルト装備である180mm三連装砲B-1-P Model1932がある。残念ながら2021年3月現在ではクラスが青装備のT-1しかないのだが、180mmだけあって実は軽巡砲でもトップクラスの威力を誇っている。青装備だからとうっかり捨てずに、タリンに装備してみるのも手かも。
他には、鉄血のいわゆるタバスコ砲こと150mmTbtsKC/36連装砲がある。実際の砲撃の当てやすさや入手性の良さで選ぶならば断然こちらである。
イベント産で入手困難であるが、152mm三連装砲B-38 MK5は榴弾砲で①のダメージアップ効果が得られる。これがある人は敢えて装備してみるのもいいだろう。
ドイツ海軍のアドミラル・ヒッパー級重巡洋艦は5隻の建造が計画されていたが、まともに完成したのは3番艦プリンツ・オイゲンまでであり、残る2隻は未完成の状態で数奇な運命をたどることになる。不可侵条約を結んだドイツとソ連の間で政治的取引が行われ、ソ連が大量の物資を融通する代わりにプリンツ・オイゲン以降の3隻を買い取る交渉がなされた。結局プリンツ・オイゲンと4番艦のザイドリッツは引き渡されず、ザイドリッツは後に空母への改装が決まることになる。詳細はヴェーザー(アズールレーン)の記事へ。
5番艦「リュッツオウ」は350万トンの物資と引き換えにソ連に引き渡された。完成度は艦橋の土台が出来上がり、主砲が4基中2基のみ据えられたレベルであった。その後、「ペトロパブロフスク」と名が改められ、ドイツから技師が派遣されて完成に向けて工事は進んだ。しかし、独ソ戦が始まったためドイツの技師たちは引き上げてしまい、完成度51%というところでストップしてしまう。だが、ソ連海軍当局はペトロパブロフスクを自走可能な浮き砲台として使うことを決定した。
レニングラード攻防戦において、生まれ故郷の軍隊に対して主砲を放つという皮肉かつ残酷な任務についたペトロパブロフスクは、これまた残酷なことにドイツ軍側の猛攻の標的となり、1942年4月には港内に着底してしまった。同年9月に浮揚させられ、仮修理された彼女は3門の主砲だけが使える状態で再び浮き砲台として戦線復帰。1944年にはドイツ軍を逆にレニングラードから追い出すべく艦砲射撃を行った。
さて、この頃に名前を「タリン」と変えた彼女だが、ソ連海軍当局は今後いかなる形で完成させるかを検討した。その中には、キーロフ級軽巡洋艦と同じ180mm3連装砲を主砲として使うという案もあった。ゲームでの軽巡砲が搭載可能になっているのはこれの反映と思われる。
しかし、ハナから新品の巡洋艦を作るのと同じぐらいカネがかかることが判明し、結局完成は断念された。
1953年に彼女は自走できない練習艦「ドニエプル」となり、さらに1956年には海上宿舎「PKZ-112」として使われることになった。1958年には除籍となり、1960年に解体されて姿を消すことになった。
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最終更新:2025/12/12(金) 19:00
最終更新:2025/12/12(金) 18:00
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