説明しよう!ツナーミとは、大神祭TKが世界に誇る神祭四天王の一人であるっ!
製作スタッフによる企画書には、四天王の中で唯一、自然の脅威を象徴する「津波」の擬人化とされている。日頃から全身を覆い隠す、すすけた茶色の服に身を隠し、腹心である二人の部下を暗躍させ人々を陥れる、それがツナーミである。大神祭TKに仕える四天王の一人であり、初代アニメ版の声(暴走時)は岡元信弘が当てている。
早い段階から登場しACを苦しめる。その攻撃に容赦も配慮も一切なく、あまりの怒涛の勢いにACが押し切られたこともある。正太郎(あいさつ坊や)に度々接触し、その都度印象的なやり取りをした。第26話「声自粛の恐怖!封じられたA.C.ボイス」にて、腹心の部下であるタイダルはいただきマウスに、ウエイブはごちそうさマウスによって倒された。その後、ただいマンボウの決死の特攻・自爆により倒される。
神祭四天王の中でもツナーミは際立って特殊な存在である。その本質は善でも悪でもなく、生物ですらないことが作中にて本人の口から明示されている。人の生死、感情には興味は示すがまったく理解できないことを本人が言及しているとおり、そもそもの根幹から違う存在である。
その実態は大神祭TKが古の「古の呪文:イーシエ」によって具現化した自然の脅威そのものである。言い換えれば召還具現化された従者の一種であるといえる。タイダルとウェイブという配下を持つが、これは本人が意識的に作った部下ではなく自然に発生した『余波』だとデマとカクはカイシーメから説明を受けていた。
通常は非常に静か、かつ冷静であり、ACと遭遇しても攻撃を加えることがない。しかしその一方で、時間の経過と共に内部に存在するエネルギーが徐々に片寄っていき [1]、エネルギーがある一定のレベルを超えると暴発し、すべてをなぎ倒し阿鼻叫喚の渦と変える。また、その際には非常に高い興奮状態、かつ横暴、粗野な言動が全面に押し出され(大神祭TK含め)誰の言うことにも一切耳を貸さず、一定時間暴れまわるとまた静かな状態に戻る。この状態を『暴走』とツナーミは呼ぶ。 [2]
それは、ツナーミは二つの姿を使い分けていたという事実である。
さらにいうならば日頃から最低限二つ(タイダルとウエイブ)の体に自分自身を分割しており、万が一、片方が倒されても、もう一方によって速やかに復元できる用になっていたのである。
片方はシックな黒スーツに身を包んだ顔のない男。もう片方は歌舞伎を連想させる派手な衣装を身にまとった男。黒スーツの人物は通常タイダル(CV:間嶋順一)、派手な衣装の人物はウエイブ(CV:吉田裕幸)と名乗り行動していた。そう、この二名の部下は実際には自分自身を二つに分けたツナーミ本人である。正確にいうならばツナーミが持つ複数の自分自身を、複数箇所に同時発生させる力によって二人の部下と自分自身が、別途に存在しているかのように見せかけていたのである。
なお、この分割はカイシーメによる発案であり、デマ、カクには一切知らされていなかった。その理由としては大神祭TKとカイシーメは根本的にデマとカクを信用しておらず、離反などの非常時にはツナーミをつかって速やかに抹殺するためにこのような回りくどい方法をとったのである。
以降、二人の部下をツナーミ・T(タイダル)とツナーミ・W(ウエイブ)と呼称する。
二人のツナーミはカイシーメの手引きによって、それぞれ時期違いで正太郎と接触し暴走によって抹殺を図ったが結果として二回ともに失敗をする。
第26話「声自粛の恐怖!封じられたA.C.ボイス」の早い段階でタイダルはいただきマウスに、ウエイブはごちそうさマウスによって倒されたのは上記にも書いたとおりであるが、正太郎は水中戦に強い、ただいマンボウのみを残し他のAC達は先へといかせた。
正太郎が他のACを進ませ自分が残った理由、それは過去二回の接触によって同一人物ではないかとを推察していたからであった。
見破られたツナーミ・Tとツナーミ・Wは同時に姿を現し正太郎たちに襲い掛かった。
最終的にソニックただいマンボウの自爆により消滅したものの、最終形態のツナーミ・完全体の『大暴走』状態はソニックただいマンボウの攻撃を物ともせず、逆にソニックただいマンボウの体を易々と引き千切る等、圧倒的な強さを誇った。その為、カイシーメが大人の心に残るトラウマナンバー1なのに対し、ツナーミは子供達にとってのトラウマナンバー1となった。
余談であるがツナーミの語源である津波は英語でタイダルウェイブと呼ぶこともあったが、タイダルの元であるtideが潮汐を指す単語であり、学問的にふさわしくないとして現在では国際語としてTSUNAMIと呼ばれている。
以下は、製作に関る話である。
このツナーミの独特な人物構成についてはスタッフ側から「『天災』は人間からみれば破壊をもたらすものであり悪です。その意味では攻強皇國機甲でのコンセプトである勧善懲悪の悪側に立つ存在ですが、一方で自然そのものが悪意のみで出来上がってるものではなく、むしろ日常のそばにあるものとということを味付け程度に見せたいと考えツナーミをこういった人物像にしました。四天王の残り全てを人災にしたのもほぼ同じ理由からです。今回の震災で津波の被害に遭われた方々には謹んでお悔やみ申し上げます。ですが、それと自然を憎むのとは別物だと我々は考えています。また、二つの姿を使い分けるのは津波が場所や時によって様々な見え方をすることを表現しようと思いました。」とのコメントが出されている。
掲示板
22 ななしのよっしん
2011/04/07(木) 23:14:22 ID: axVyKEvUo/
23 ラム酒
2011/04/20(水) 18:25:32 ID: lCbbC6lRh4
俺もこういう感じの奴好きだな。
ツナーミって完全に悪じゃないっぽいし、立ち位置がたまたま敵側だっただけだしな。
誰か漫画描いてくんねーかなー
24 あ
2011/04/20(水) 20:37:29 ID: 6de+dvyCwX
すごく面白い記事だね。どうしてここ一ヶ月程度の出来事をストーリーとしてここまで練り上げることが出来たんだろう。名言から設定から、長く考えないと出来ないものばかり。是非ともアニメを観てみたいな~
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最終更新:2024/12/03(火) 06:00
最終更新:2024/12/03(火) 05:00
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