ベイブ(原題:Babe)とは、1995年公開のアメリカ・オーストラリア共同製作映画、及び主人公の子豚の名前である。
1998年には続編である「ベイブ/都会へ行く」が公開された。
1983年に出版されたディック・キング=スミスの「The Sheep-Pig」を原作とする動物映画。
製作はあの「マッドマックス」シリーズの監督を務めたジョージ・ミラーを筆頭に、ダグ・ミッチェル、ビル・ミラーの3人。
監督はオーストラリア出身のクリス・ヌーナン。
製作費は3000万ドル、興行収入は2億5413万4910ドル。
第68回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞し、その他6部門にノミネート。
第53回ゴールデングローブ賞では作品賞を受賞、
第23回サターン賞ではサターンファンタジー映画賞を受賞、サターン脚本賞にノミネートされている。
ある近代的な養豚場で育てられた子豚のベイブは、母親が食肉センターへ行ってしまった事に寂しさを募らせていた。
そんな折、ひょんなことからとある農村で行われた「子豚の体重当てコンテスト」の賞品として、無口で実直な農場主のアーサー・ホゲットに引き取られる。
彼の農場には馬や羊は勿論、牧羊犬、鶏、アヒルなど様々な動物が暮らしており、中でも牧羊犬のフライには「ママ」と呼ぶほどに懐いた。
農場で生活していく中で、フライに付いて回るベイブは牧羊犬の仕事に興味を持つようになる。
元々は食用として飼われていたベイブだが、ある時農場に現れた羊泥棒をフライ達に知らせた事、鶏を色別で整列させる様子をアーサーが目撃した事がきっかけとなり、牧羊犬の仕事に携わるようになる。
そしてベイブは史上初の「牧羊豚」として、コンテストへの出場を目指す。
本作には非常に沢山の動物達が登場するが、その撮影には本物を使ったり、アニマトロニクスによる特撮を使用している。
アニマトロニクスとは生物を模したコンピュータ制御のロボット(人工の皮膚を覆っている)を使って撮影する特撮技術であり、リアルで滑らかな動きのある生物を演出する事ができる。
また、口の動きにはCGを使用している。
これらの撮影方法により、上述したアカデミー視覚効果賞を受賞するに至った。
ナイジェル・ウェストレイクが楽曲制作を担当し、メルボルン交響楽団が演奏した。
本作にはサン・サーンス作曲のクラシック曲『交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン付き」』が主題曲として使用されており、劇中の様々なシーンで流れている。
また、上述した曲に歌詞を付けた1977年のヒット曲「If I Had Words」が主題歌になっており、元の曲よりアップテンポ且つキーを上げ編曲されたものがエンディングで流れる。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/15(月) 15:00
最終更新:2025/12/15(月) 15:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。