ユリアスとはShadowverseの登場人物である。担当声優は諏訪部順一。
本名はユリアス・フォルモンド。貴族のような胸元の空いた服と血色のない白い肌が特徴。かつて封印されたヴァンパイアだったが、封印が解けて自由に動けるようになり、かつて自分を封印したバルタザールを探すため外へと出たところから話が始まる。
襲ってきたエリカを退け、外に出ると封印されてから長い時間が経っていたことが分かった。かつて戦ったバルタザールのような戦いを楽しませてくれるものはいないのかと悲しむ。襲ってくる虚の影は強さはそれなりにあったが、意志を持たない力を振るう存在は退屈だった。そんな中、イリスから「災いの樹へ向かえばあなたの願いが叶う」と言われ、災いの樹へ向かう。
災いの樹にはエリカが待ちかまえており、再び自分を倒そうとする強い意志が見られた。戦いを楽しむユリアスだったが、災いの樹からネクサスが現れ終焉の扉が開き光に吸い込まれていく。
目が覚めると城の中におり、バルタザールが襲い掛かってきた。さらなる強者を楽しみにしていたユリアスはすぐに幻だと分かりつつも相手にする。手ごたえは本物で強敵と戦いたいという願いはかなう。倒しても新たにバルタザールが現れいつまでも戦えるからである。
配下の兵を戦わせ自身もより強くなりユリアスと戦う幻のバルタザールだが、ユリアスの側は飽きを感じていた。どれだけ強い幻であってもそこには意志がなかったからである。幻のバルタザールにとどめを刺し、かつて戦った本物のバルタザールを思い出して満たされぬ感情を嘆いた。その後イリスを呼び出していかにネクサスが無能なのかを語り、ネクサスに会わせるよう要求した。イリスは兵士やバルタザールを次々呼び出して応戦するが、バルタザールを雑に呼び出すことに激怒。次々薙ぎ払った。
ようやく見つけたイリスに「なぜ戦いを求めるのか」を聞くイリス。ユリアスは生きている証が欲しく、それは闘争の中にあり強者との戦いをすることで生きている実感を得られたと話す。そのためにヴァンパイアや人間を殺していたことに驚くイリス。ネクサス同様傲慢なことを否定しない上に、誰もが救済を求めているわけではないと主張。イリスに夢の世界から出すよう要求し夢の世界を出た。
エリカから敵視されていることもあり、始めからひとりで災いの樹へと向かった。途中、呪いに恐れて力を使わないローウェンの矛盾を指摘したり、精神力で剣劇を高めるエリカを試したりして気ままに進んでいたが、イザベルから黒龍となったローウェンを止めるよう言われて合流した。ユアンとも合流しネクサスを倒すが、静止の力で世界を眠らせたまま逃げられてしまいユアンの次元移動の力でネクサスを追う。
新しい世界に降り立った直後、5つの強力な力を感じ取った。ユアンはユリアスの力に枷をかけ、管理者との戦い以外では大人しくさせようとしたが、ユリアスは拒否して戦闘となる。戦いを経てユアンはユリアスのことを「意志持つ嵐」と称して枷をかけるのをやめた。ユリアスの側も全力を出さず負けを認めて退くユアンにも驚いた。
ユリアスは国中を回り、ニコラ、エレノア、マーロン、メイシアと戦う。そのうち本気で戦う気がないマーロンからイズニア国のギルドの均衡のために戦うわけにはいかないと話し、本当の力を見せ、この国に居続ける限り願いはかなうと話したため引き下がった。最後はリオードと戦うが、ユリアスは小刀で戦う様が不自然だと指摘する。しかしリオードは本来の武器を使おうとせず、爆発音を聞いてこの場を去る。ユリアスはイズニア国の争乱に加わらない手はないと戦いを楽しみにする。
争乱が始まった後、イリスを突き飛ばしてマーロンから情報を得たり、ブレイドライツ騎士団団長に会い空の鎧を見たユリアスは争乱の元凶がメイシアだと指摘した。同行していた時間は短かったが、最終的には合流してメイシア討伐に加わった。
すべてが終わった後に争乱前に出会った子供が現れ、あげようとした花が燃えてしまったことを謝罪した。もっとも、ユリアスは花を愛でる趣味はないので問題なかった。
新たな世界アイアロンは静かな街で想像していたのとは違う光景に落胆したが、ベルフォメットという存在を知り、ユアンから依頼されてユリアスの前に現れたモノに出会う。ユリアスはモノの実力を試すため戦闘を仕掛けると、モノは自身に搭載された機能「ファースト・ワン」で一時的とはいえユリアスを圧倒する戦闘能力を解き放った。
その後モノはユリアスを仲間のところには連れていかず、隠れ家のがれきの山へと連れていった。ユリアスの関心が戦いしかないことからモノは「戦いのむなしさから逃れるために戦い以外の意味を知るべきだと提案したが、ユリアスは聞く耳を持たず立ち去った。
ユアンの波動を感じ取ったユリアスはユアンの居場所まで移動し、立ち去った人物の後を追いベルフォメットと接触する。ベルフォメットは未知の存在のユリアスに苛立ちを覚え大量の機械歩兵を出してユリアスの相手をさせた。うんざりしながら相手にし続けたユリアスだったが、モノからベルフォメットはその気になればいつでもレジスタンスを潰せるが今は本気を出す気がなく遊んでいるだけであり、本気にさせたら大変なことになるから、時が来るまで下がるように言われ、ユリアスも戦いがむなしくなってきたため提案に大人しく従った。
ユリアスはベルフォメットを倒した後どうするのかをモノに尋ねた。モノはベルフォメットさえ倒せればよく、その理由は「そのうち自分は死ぬから」だと話した。機械として早いうちに作られたモノは不具合が多く、ファースト・ワンを発動させるほどエラーが発生して機械としての死に近づくからである。モノからはユリアスがなぜ闘争に執着するのかを尋ねられ、ヴァンパイアとして生まれたことの意味を知るため多くの存在を殺し続け、最終的に強者との闘争にたどり着いた。自分と真逆の存在に興味を持ったモノは今後もユリアスについていくことにした。
反乱が始まり、テトラからユリアスの性格を考え、モノと共に遊撃を担当させる。ユリアスは直接ベルフォメットのいる中央タワーへ向かうが、モノは強力な敵性反応に気が付いてユリアスと別れる。モノはファースト・ワンを発動してオーバーロードしたティシポネーと相打ちとなるつもりだったが、ユリアスがティシポネーへのとどめを刺した。モノになぜ助けに来たかを聞かれたユリアスは、モノ同様真逆の存在に興味を持ったことを理由にした。
ベルフォメットのいる中央タワー最上階まで乗り込みベルフォメットを倒すが、ベルフォメットはネルヴァを呼び出して力を受け取り、機械の体となりナテラへ移動した。
ティシポネーと交戦中だったベイリオンの前に現れ、モノと共にティシポネーを攻撃してベイリオンを援護した。
ベルフォメットを倒した後、ユリアスはいつものように闘争の後の虚しさを味わっていたところにモノが現れた。ユリアスは趣味でもないから自分で愛でていろと、モノに花を渡して喜ばれた。モノは立ち去るユリアスを止め、もし今後死に場所が見つからず、いくつもの世界をさまよい歩くようなら自分が殺すことを提案した。奇妙な約束をしてユリアスは次の世界へと向かった。
かつてユリアスが戦ったアレスター王国の国王。ユリアスとの戦いは「お前と戦っている時は、私は王であることを忘れ、一人の戦士となれた」と話していた。
イズニア国にいた少女。魔導生物に襲われていたところをユリアスが助けた。
カード名 | 紅のワルツ |
クラス/レアリティ/タイプ | ヴァンパイア/ゴールド |
コスト | 2 |
効果 | ・ユリアスの闘争 ・モノの覚悟 このコストと同じだけ自分のPPを消費して、チョイス したカードとしてプレイする。 復讐 状態なら、チョイス ではなく、相手のリーダーに3ダメージ。自分のEPを1回復。 |
カード名 | ユリアスの闘争 |
クラス/レアリティ/タイプ | ヴァンパイア/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | 相手のリーダーに3ダメージ。 |
カード名 | モノの覚悟 |
クラス/レアリティ/タイプ | ヴァンパイア/ゴールド |
コスト | 0 |
効果 | 自分のEPを1回復。 |
第14弾カードパック「ナテラ崩壊」に登場したメインストーリーの登場人物が書かれたカード。共通点として「ゴールドレア」「チョイス」「機械反乱編から自然鎮魂編に出てきた登場人物の名前から始まるトークンカードが出てくる」「条件を満たすとすべての効果が発動する」ということ。
ユリアスの闘争は相手リーダーへ3ダメージを与える。ベーシックカードの鋭利な一裂きとは違い、フォロワー相手には使えないし自分のリーダーへのダメージもないことが特徴。モノの覚悟は進化ポイントの回復を行う。モノ自身は進化ポイントを使って進化できないのに、なぜこの効果なのかは謎である。
復讐状態なら2つの効果を同時に使用できる。進化ポイントが残っていないところからダメージを与えながら進化ポイントを回復し、進化が強力なフォロワーを出して奇襲するのに使えそうである。このカードの登場時点ではローテーションのヴァンパイアで復讐を有効活用したデッキは低迷しており、両方の効果を利用することは難しいが、相手リーダーへのダメージ効果が豊富なのを生かしたバーンヴァンプのダメージ源として投入されている。
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最終更新:2024/11/22(金) 03:00
最終更新:2024/11/22(金) 03:00
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