大潮とは、大日本帝国海軍の朝潮型駆逐艦2番艦「大潮」をモデルとした艦隊これくしょん~艦これ~の登場キャラクター(艦娘)である。
CV:宮川若菜 イラスト:コニシ
朝潮型駆逐艦の次女。
なのだが、姉妹の中でもひときわ大きな目と幼げな髪型、何より目一杯張ってるのに膨らみが全く見てとれない胸のせいか妹の満潮や荒潮と比べても年齢層が低い印象を受ける。
しかしそこは次女。秘書艦にして話しかければ「そうそうその感じ!アゲアゲでいきましょ!」「ほらほら、まだ序盤戦ですよ!」と、提督を全力で激励し、夜戦ともなれば「みんなっ、大潮がついてるからね!」と艦隊をまとめ、MVPを取った際には「司令官、困った時こそ大潮を呼んでくださいね!必ずお守りしますから!」と非常に頼もしい言葉を聞かせてくれる。姉の朝潮を『しっかり者でまじめな優等生』とするならば、大潮はさしずめ『元気で頼りがいのあるお姉ちゃん』と言うべきだろう。
一方、傷を負って入渠する際には「ちょっと入渠してきますね~。こそこそ」等とばれないように入渠しようとしたり、「うぅあ~、やられたーやられたよー」と謎のうめき声を発したりする。改造を施してあげれば「はぅあ~、強化ってポカポカしますね~」と突然和みだしたり、砲撃の際に「そぉれ!ど~ん!!」と掛け声をあげるなどイマイチ緊張感に欠ける面もある。
だが、頼れるお姉さんタイプでありながらこうした一面を垣間見せる点も大潮の魅力の一つなのである。
また、時雨改二やインターフェース強化の陰に隠れがちだが10/23のアップデートでは補給時のセリフが更新され、放置時のセリフが追加された。
(以下余談。反転表示。)
なお、加入時に言い放つ「小さな体に大きな魚雷!」というセリフから一部の紳士提督たちに「大潮ちゃんの小さな体に大きな魚雷装填したい(意味深」等と言われることも。憲兵さんこっちです。
2016年4月1日のアップデートで、朝潮型では2番目の改二として、大潮改二が実装された。
服装は霞改二と同じくジャンパースカート型になったが、なによりも提督達の話題を攫ったのは、彼女のトレードマークともなっていた帽子を脱いでいたことである。ウィンクしている目がやや小さく描かれたこともあって、以前よりも成長して文字通り朝潮型姉妹の次女としての貫禄が出てきた、と評する声も上がった。その一方で、口を開けば相変わらずのドーンでアゲアゲな彼女にほっとする声もまたあった。
改まで被っていた煙突モチーフの帽子は改二ではなくなっている(同じ舞鶴で建造され後に改二が実装された(帽子繋がりでもある)霰は改二でも帽子は健在である)。
性能面では、さすが新鋭朝潮型の改二と言えるものになり、さらにこれまであきつ丸や阿武隈改二しか持参してこなかった「大発」こと大発動艇を持ってくる。当然、大発(と、その更新装備である「大発動艇(八九式戦車+陸戦隊)」や「特二式内火艇」も)搭載可能である。
しかも、改装レベルはインフレする一方だった昨今からすれば優しいと言えるLv65。ただ、改装レベルが低いからか、貴重なアイテムを持参するからか、改装には「改装設計図」が要求される。駆逐艦の改二で「改装設計図」が必要となる初めてのケースとなった。
2018年10月26日のアップデートで大潮初の季節限定衣装として【秋のF作業(釣りアゲ)mode】が実装。
以前の鎮守府秋刀魚祭りで満潮が着たジャージと同じデザインのを着たうえでライフジャケットにゴム長、トレードマークの帽子で固めた完全武装状態である・・・が、実は改以前と改二に差分が存在し(具体的には帽子のデザインと髪の量。改二はボリュームアップしてる)『改二で帽子を被る大潮』が見れる唯一の衣装になった。
大潮は1937年10月31日、舞鶴海軍工廠にて最新鋭の駆逐艦、朝潮型の2番艦として竣工した。なお、同日には3番艦である満潮も藤永田造船所で完成している。
翌年、姉の朝潮の機関部を検査していたところタービン翼が折れていることが判明。大潮の機関部も調査したところこちらもタービン翼が破損していた。これにより一時帝国海軍全艦船に共通する不具合かと思われたが、調査の結果これが朝潮型に搭載されたタービンに特有の共振動による破断であることが判明。司令部は胸をなでおろしたが姉妹はそろって是正工事の実施を余儀なくされた。これがいわゆる臨機調事件である。
工事終了後はしばらく中国方面での活動を行った。
そしていよいよ太平洋戦争が開戦。大潮は姉妹艦の朝潮、満潮、荒潮と共に第八駆逐隊を編成。主に南方で活動し、マレー第一次上陸作戦、リンガエン湾上陸作戦を支援。 アンボン、マカッサル攻略作戦にも参加した。
バリ島沖海戦では朝潮と共に蘭軽巡2隻を発見し突撃。 朝潮は残念ながら出港直後で速力が上がらず、両艦を見失うも先発した大潮が発砲を開始。続いて現れた駆逐艦ピート・ハインへ魚雷を発射し撃沈した。さらに2隻を追撃中に別部隊を発見。これに目標を変え追いついてきた朝潮と共に攻撃を開始、砲撃で旗艦を中破させた。
しかし大潮も2番砲塔付近に被弾。さらに戦闘終了後、B-17の爆撃が至近弾となり損傷、速力10ノットまで低下してしまった。結局大潮は増援として来た第二十一駆逐隊の若葉に付き添われてマカッサルへ帰投。同地での応急修理を行った後、舞鶴工廠で本格的な修理を実施した。
修理完了後はガダルカナル島撤収作戦に参加している。
2月20日、大潮は輸送船2隻を護衛中にアドミラルティ諸島マヌス島沖で米潜水艦アルバコアの雷撃を受け、航行不能に陥る。
翌21日、曳航途中に船体が切断。そしてそのまま沈没し、第八駆逐隊最初の沈没艦となってしまった。
4月1日に除籍。
戦後、大潮の名は大型潜水艦「おおしお」が受け継いでいる。同型艦は無く、艦内火災も起こした潜水艦であったが、準同型の量産艦「あさしお型」の礎となった。
期間限定グラ
朝潮型姉妹 / 朝潮型駆逐艦 | ||
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