小林真理とは、チュンソフトから発売されたサウンドノベルゲーム『かまいたちの夜』シリーズの登場人物である。
1と2でのヒロインのデフォルトネームで×3では固定ネームとなった。
とにかくプロポーション抜群で健康的、それでいて頭もいいという才色兼備な女性というのが強調されるキャラクター。主人公曰く「すらりと伸びた長い脚や美しい髪は、どんな一流モデルにもひけをとらない」。
1と2では明確な恋人関係ではないが主人公が他の女性へ鼻を伸ばしていると釘を刺すなど無関心というわけではない。そもそも二人で旅行に行く仲だし。
主人公・矢島透へのご褒美として用意されたキャラクターであり彼のモチベーションだが通称ストックENDやマニキュアなどのエンディング、NTRなどの脳が破壊されるルートを備えた精神的ブラクラ要素の一面もある。
以下ネタバレ注意!
女子大生。
4月に東京の大学で知り合った主人公からの猛アプローチを華麗にかわす中、叔父である小林二郎の厚意で彼が経営するペンション『シュプール』に安く泊まれることとなったため主人公をスキー旅行へ誘う。
むろん断るはずのない主人公に雪国育ちのスキーの腕前を見せつけたあと、ペンション赴き惨劇に巻き込まれる。
主人公の助手的な立ち位置で稚拙な推理への的確な突っ込みや女性相手の仲介役になるなどサポートをしてくれる。選択肢次第で犯人を一本背負いで沈めるなど美味しい所を持っていくことも。
ルートによって彼女を殺したり逆に殺されたりもする。特に有名な「彼女にストックで…」は多くのゲーマーにトラウマを植え付けた。
ミステリー編の犯人を一本背負いで撃退した4年後、自ら才能に気づいたとかで探偵事務所を開いているが行方不明のペット探しや浮気調査など現実の探偵の主だった仕事っぽいものを泥臭いという理由で断っているため事務所は閑古鳥が鳴いている状態。それゆえ碌に収入がなく事務所の家賃を二か月滞納している。もっぱら推理小説を読む“修行”にふける日々。
コーヒーをお盆にのせて持ってきてくれた主人公を「ガサツな声で女探偵サラ・コーンウェルへなり切っていたところを現実に引き戻されたから」という理由で顎に掌底を叩き込んだり「大きな事件に発展するかしないかなんて初めのうちに分かるわけないんだから普通の仕事も請け負うべき」というまっとうな意見を言われたら「地の文を読むな!」と腹に正拳突きを決めるなど理不尽暴力ヒロインと化している。しかもこれらは“格闘術の鍛錬の一端”らしい。
その後、身体をくの字に折り膝をついた主人公の首筋にトドメの手刀を振り下ろそうとしたとき伯父のまたいとこの異母兄の義理の息子の友人らしき捜査課の楠木警部補がいつものごとく真理に知恵を借りに来る。
彼の“お伽話”を聞き犯人を教えてあげると警部補が口をきいてくれたのか依頼人がポツポツ増え始め事務所の経営は軌道に乗り始めた。
しかし、この時の二人は知る由もなかった。これからあの『ペンションバラバラ殺人』を凌駕する恐ろしい事件に巻き込まれることになろうとは…
スキー旅行に行ったあと急速に近しい仲になりこのままいけば正式な恋人になる日も近い、主人公がそんな風に思っていた矢先、お父さんの転勤とお母さんの病気により真理自身も大学を辞め北海道に引っ越してしまっている。
一年ぶりの再会となった三日月島へ向かう船上ではそのスタイルと変わらない受け答えで主人公を圧倒し恋愛感情を再び燃え上がらせた。
主人公と違いしっかりと劇中劇となった『かまいたちの夜』をプレイ済み。
今作では様々なシナリオで真理に対するイメージ悪化要素がある。全体的にわがまま女!かつ主人公と結ばれないENDが多い。特にマニキュアENDと妄想篇はトラウマ必須。
一年前の事件を機に伯父夫妻からペンション『シュプール』を引き継ぎこの年齢でオーナーとなった。
他の人物同様香山誠一に誘われ供養のために三日月島を再訪する。いつの間にか透のことを正式に彼氏認定している。
獄中のみどりさんと繋がっており傷心の久保田俊夫を何かと気にかけ、誤解もあり透をやきもきさせる場面が多い。
ヴァルバキア・ピピエンティスというリケッチア目リケッチア科のバクテリアの一種に“悪さ”をされ滅んだ底蟲村の最後の生き残り。
皆がイメージするのとは別の形で不老不死を体現する存在として描かれる。
とても偉そうで周囲を拒絶している感があり、大学を辞めて一年半の間にすっかり別人のように変わってしまったのを旧友に訝しがられている。「あの娘はあたしらがしたことのないような経験をしているんじゃないの。あたしらが幼稚に見えてしまうような。彼女の同級生がやったことのないような経験」。
やたら蜜柑を食べているが…
終盤、その出自を知り嫌悪感と狂気に駆られた透から化け物と見なされペーパーナイフでメッタ刺しにされて死亡。
死後も刑務所で生活する透の夢にたびたび現れその所有権を主張しこれからもずっと付きまとうことを宣言。
――言ったでしょ。必ずあなたに会いに行くって。
――だって、私は『不老不死』なんだもの。
竜騎士07が手掛けた本シナリオでは「事故」で記憶喪失となった透の本物を追い求めてトライ&エラーを繰り返させる。ドリンクバーで希望の飲み物を持ってこないというだけで殺傷させるなど正に狂人。
実はこの時点で本物の透と美樹本を除いたシュプール宿泊者はボイラーの爆発事故で既に死亡している。
死後自分が透のことをどれだけ好きだったか気付くと同時にそんな彼との関係をうやむやにしてきた自分を責め、その自戒の念から皆を三途の川の中州に縛り付けてしまった。真理以外のメンツが嫌々ながらもその凶行に手を貸すのは一人でも未練を残したままだと全員が成仏できないため。
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最終更新:2024/04/25(木) 22:00
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