小笠原慎之介(おがさわら しんのすけ、1997年10月8日-)とは、神奈川県出身のメジャーリーガー(投手)である。現在はワシントン・ナショナルズに所属。
| ワシントン・ナショナルズ #16 | |
|---|---|
| 小笠原慎之介 | |
| 基本情報 | |
| 国籍 | |
| 出身地 | 神奈川県藤沢市 |
| 生年月日 | 1997年10月8日 |
| 身長 体重 |
180cm 95kg |
| 選手情報 | |
| 投球・打撃 | 左投左打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2015年ドラフト1位 |
| 経歴 | |
| メジャーリーガーテンプレート | |
小野球は6歳の時に近所の人に誘われたことがきっかけで始め、最初は軟式の善行野球スポーツ少年団に入り、中学になると硬式の湘南ボーイズに所属して、3年次にはジャイアンツカップで優勝を達成する。
東海大相模高等学校に進学し、1年時からベンチ入りし、2年次には先輩の青島凌也、佐藤雄偉知、同期の吉田凌と共に「140km/hカルテット」と呼ばれた強力投手陣の一人として名を上げ、神奈川県の予選では4試合で9.1回を投げて5失点という成績を残す。夏の甲子園では初戦にてリリーフ登板し1.1回を無失点3奪三振に抑えたが、チームは3-4で敗戦。
翌年3年の夏の予選では27回を投げ防御率0.00、30奪三振という快投を披露し、甲子園では初戦の聖光学院戦にて自己最速となる151キロを計測し、決勝の仙台育英戦では9回を投げて9安打6失点(自責点5)と苦しみながらも6-6の同点で迎えた9回には決勝点となるソロ本塁打を放って自ら試合を決め、見事優勝を達成した。
甲子園後はU-18ワールドカップの日本代表に選出され、オーストラリア戦で6回1失点(自責点0)、キューバ戦で2回無失点という成績を残す。
2015年に行われたドラフト会議では高橋純平の抽選を外した中日ドラゴンズと北海道日本ハムファイターズに指名され、抽選の結果中日が交渉権を獲得し、中日に入団した。背番号は11。
2016年は5月31日にセ・パ交流戦にてパ・リーグの首位を独走する福岡ソフトバンクホークス相手にプロ初登板・初先発し、7つの四球を出しながらも5回1安打1失点に抑え、勝利投手の権利を持ったまま降板したが、後続の福谷浩司が逆転を許したためプロ初勝利はお預けとなった。その後も援護に恵まれないこともあり5連敗を喫するが、9月4日の読売ジャイアンツ戦では7回3失点10奪三振でプロ初勝利を挙げた。
2017年は5月5日に一軍登録。初登板こそリリーフだったが、以降は先発として起用される。
2018年は球団史上最年少(21歳)で開幕投手を務める。7月28日の巨人戦では菅野智之と投げ合い、プロ完封勝利を挙げた。打線の援護に恵まれず、5勝6敗に留まった。9月には左肘遊離体除去術および左肘頭形成術を受けた。
2019年は手術のリハビリの影響で前半戦を棒に振り、8月1日の横浜DeNAベイスターズ戦で復帰する。7試合の登板で3勝1敗、防御率2.56だった。
2020年は開幕ローテーションを逃し、8月に一軍昇格するが1勝3敗、防御率7.11と結果を残せず9月頭で二軍落ちし、そのままシーズンを終えた。
2021年は直球に磨きを掛け、オープン戦で好投。開幕を一軍で迎え、先発ローテーションを1年間守った。25試合の先発登板で8勝10敗、防御率3.64。初めて規定投球回に到達した。
2022年は9月に4勝、42奪三振、防御率1.51の活躍で月間MVPを受賞。22試合の先発登板で10勝8敗、防御率2.76だった。
2023年は5年ぶりに開幕投手を務めたが、勝敗は付かなかった。25試合に先発登板し自己最多の160.2投球回を投げたが、7勝12敗と負け越した。
2024年は24試合に先発登板したが、5勝11敗と2年連続で負け越した。オフにポスティングシステムを申請し、メジャーリーグベースボールへの挑戦を表明した。
2025年1月24日にワシントン・ナショナルズと2年契約を結んだ。背番号は16。スプリングトレーニングで結果を残せなかったことから開幕をマイナーで迎え、7月6日にメジャーに昇格。7月7日のボストン・レッドソックス戦でデビューしたが、4失点で敗戦投手となった。8月14日のフィラデルフィア・フィリーズ戦でメジャー初勝利を挙げた。
直球の最速は151km/h(プロスカウト測定では152km/h)。変化球はスライダー、チェンジアップ、ツーシーム、カーブを投げる。
ネット上では小笠原慎之介という名前がそれぞれ小笠原道大と阿部慎之助を連想させるためか、二人のあだ名(ガッツ、うなぎ)を取って「うなガッツ」というあだ名がついている。
| 年 度 Yr |
球 団 Tm |
登 板 G |
先 発 GS |
完 投 CG |
完 封 SHO |
勝 利 W |
敗 戦 L |
セ | ブ SV |
ホ | ル ド HLD |
勝 率 W-L% |
投 球 回 IP |
被 安 打 H |
被 本 塁 打 HR |
与 四 球 BB |
与 死 球 HBP |
奪 三 振 SO |
暴 投 WP |
失 点 R |
自 責 点 ER |
防 御 率 ERA |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2016年 | 中日 | 15 | 12 | 0 | 0 | 2 | 6 | 0 | 0 | .250 | 72.1 | 56 | 7 | 40 | 2 | 58 | 4 | 30 | 27 | 3.36 |
| 2017年 | 22 | 19 | 1 | 0 | 5 | 8 | 0 | 0 | .385 | 119.0 | 124 | 21 | 53 | 1 | 105 | 7 | 65 | 64 | 4.84 | |
| 2018年 | 17 | 17 | 1 | 1 | 5 | 6 | 0 | 0 | .455 | 107.1 | 108 | 15 | 47 | 3 | 73 | 2 | 53 | 49 | 4.11 | |
| 2019年 | 7 | 7 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | .750 | 38.2 | 34 | 5 | 7 | 2 | 32 | 4 | 12 | 11 | 2.56 | |
| 2020年 | 4 | 4 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | .250 | 19.0 | 22 | 4 | 8 | 1 | 16 | 0 | 17 | 15 | 7.11 | |
| 2021年 | 25 | 25 | 0 | 0 | 8 | 10 | 0 | 0 | .444 | 143.1 | 141 | 16 | 51 | 4 | 115 | 4 | 60 | 58 | 3.64 | |
| 2022年 | 22 | 22 | 0 | 0 | 10 | 8 | 0 | 0 | .556 | 146.2 | 127 | 9 | 39 | 1 | 142 | 4 | 47 | 45 | 2.76 | |
| 2023年 | 25 | 25 | 1 | 1 | 7 | 12 | 0 | 0 | .368 | 160.2 | 153 | 14 | 41 | 4 | 134 | 3 | 69 | 64 | 3.59 | |
| 2024年 | 24 | 24 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 | 0 | .313 | 144.1 | 151 | 9 | 22 | 4 | 82 | 2 | 59 | 50 | 3.12 | |
| NPB:9年 | 161 | 155 | 3 | 2 | 46 | 65 | 0 | 0 | .414 | 951.1 | 916 | 100 | 308 | 22 | 757 | 30 | 412 | 383 | 3.62 | |
| 表彰 | ||
|---|---|---|
| 月間MVP | 1回 | 2022年9月 |
| その他 | ||
| 開幕投手 | 2回 | 2018年、2023年 |
| オールスターゲーム出場 | 1回 | 2023年 |
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最終更新:2025/12/06(土) 02:00
最終更新:2025/12/06(土) 02:00
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