故人献金単語

コジンケンキン

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『故人献金』とは、「亡くなったはずの有権者からの、時えた支援」である。

AAによる図解(想像図)


あの世                  時の壁                 この世
                        ||
     亡くなった方            ||               鳩山さん
                        ||
          ―――「がんばれよ」という上級霊としての導―――→銀行振り込みの        
                        ||(スカラー波)          現として実体化
よりパワーのある              ||                        ↓
支援が出来るように!           ||                    資として活用
    ↑                   ||
あの世での地位              ||
   向上    ←―政権交代にかける気持ち、決意、「見守っていてね」という思い―
                        ||(功徳・友愛

なかなか理解されにくい「あの世」と「この世」の話であるため、「朝鮮総連など、本来献が禁止される外団体その他『出処をあきらかに出来ない献』を、亡くなった人やその他の個人名を使って通常の個人献として偽装しているのではないか?」という誤解を招いてしまったようで、残念である。
このように先駆者とは常に理解されない孤独なものなのだ。

新聞による報道

故人献金の新聞報道

鳩山代表に「故人」献? 少なくとも5人、120万円 2009年6月16日3時3分

 民主党鳩山由紀夫代表の政治金管理団体「友愛政経懇話会」の政治収支報告書に、すでに亡くなった人が個人献者として記載されていることが分かった。
朝日新聞が03~07年分の報告書を調べたところ、少なくとも5人の故人が延べ10回、120万円分を献したことになっていた。遺族のうち、1人は「よく分からない」と答えたが、4人は「死亡後に献した事実はない」としている。

 05年3月に亡くなった東京都内の旅行会社元社長は、生前から献があり98~00年に年1万円、03年は25万円、04年は24万円が記載されていた。
ところが死亡後もそれが24万円(05年)、10万円(06年)、15万円(07年)と続いている。

 元社長の妻は05年以降の個人献を否定したうえで「なぜそんなことになっているのか。死亡後の献なんて不愉快」。旅行会社側も「経理担当者が確認したが、会社がかかわった献はなかった」と困惑気味にった。

 04年12月死亡した愛知県の建設会社元社長は生前、98年から6年連続で1万円を献死亡後は途絶えていたのに07年になって突然10万円が記載された。遺族は「変な話だ。何かの間違いではないか」と話した。

 02年12月死亡した都内の元国立教授の場合は、生前の01年から献が始まり死後の03~06年にかけても計46万円分の記載があった。元教授の遺族は「夫の死後、個人的なお礼で1度だけ夫人に10万円を渡したと思う」と話すが、その10万円が献として処理されたのかどうか不明という。
 鳩山氏は5月の代表就任会見で企業・団体献の3年以内の禁止を打ち出した。さらに今に配信した自身のメールマガジンでは、個人献に対する税の優遇措置の拡大を訴えており、「企業から個人献へ」の流れを唱える代表的存在だ。

 鳩山事務所朝日新聞の取材に「誤記載だとは思うが、全体を調べてみたいと思う。事実とすれば本人や遺族に申し訳なく、 意対応したい」としている。
http://www.asahi.com/politics/update/0616/TKY200906150338.htmlexit

その後の報道

信頼する秘書、自身は「ノータッチ」=鳩山代表、「故人献金」釈明 (2009/06/30-20:55)

鳩山由紀夫民主党代表の政治金管理団体の政治収支報告書に、故人の名前が個人献者として記載されていた問題。 鳩山氏は調結果を明らかにした30日の記者会見で「民にご心配、ご迷惑を掛けおわび申し上げます」と深々と頭を 下げ謝罪すると、うつろな表情で釈明を口にした。

弁護士同席の下、「鳩山個人として申し上げたい」と党代表の立場ではないことを強調。秘書が管理していた鳩山氏 個人の資を、勝手に資金管理団体の収入に計上し、収支報告書には亡くなった人の名前などを使用していたと説明した。 事実でない献は4年で計2177万円。弁護士は「秘書には刑事罰があり得る、と伝えた」とし、法に抵触する可性 があるとした。
鳩山氏は、初当選直後から支え続けてくれた秘書への「信頼」を何度も口にする一方、自身の関与については「一任して いたので全くノータッチ」。「ずさんと思われても仕方ない」「監督責任は当然ある」。苦渋に満ちた表情で、秘書を解 任したと明らかにした。「尽くしてくれた秘書なだけに残念であります」。

 政権交代に向け、気勢を上げる民主党。「政治とカネ」の問題でも、企業・団体献を禁止し個人献に一本化する政治規正法正案をまとめただけに、「身内でこんなことが起きてしまい、本当に情けなくて残念」と弱々しく胸の内を 吐露。弁護士が説明を引き取ると、手にしたペン所在なげにいじり、焦点定まらないで虚を見詰めた。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009063001027exit

 

偽装献「あくまで一秘書がやったこと」…鳩山代表
 記載の半分以上がウソだった――。民主党鳩山由紀夫代表は30日の記者会見で、 自身の資金管理団体「友愛政経懇話会」の政治収支報告書に記載された個人寄付で、少なくとも延べ193人分、総額2177万円に上る虚偽記載があったことを認め、陳謝した。

 会計実務を担当する秘書責任を強調したが、詳しい動機は分からないまま。表した虚偽記載は2005年以降のものだけで、全容解明にはほど遠い内容になった。

 鳩山代表は約50分にわたる会見中、終始硬い表情。自身は記載内容を全くチェックしていなかったとして「大変申し訳ない」と何度も陳謝して監督責任は認めたが、「あくまで一秘書がやったこと」と強調した。

 同席した五蔵(いおろい)洋一弁護士は、虚偽記載は数年前から始まり、秘書は、年間で数十件、400万~700万円分の寄付について、すでに亡くなっている人の名前を借りたり、実際に寄付していない人を寄付者としたりしていたことを明らかにした。虚偽記載は193件で、約90人が名前を使われたという。

 秘書弁護士の調に対し、「本来、直接これらの方々に寄付をお願いすべきなのに、それを怠ったため、虚偽の記載をした」と説明。記載内容に合わせ、鳩山代表から預かっていた年間1000万円以上の個人資産を充てていたという。

 そのうえで、鳩山代表らは「ヤミや不正な献は確認できなかった」と強調。04年以前の虚偽記載については、今後、調を続ける意向を示した。

 ただ、秘書虚偽記載した動機について、鳩山代表は「多分、個人献があまりにも少ないので、私にわかったら大変だという思いがあったのではないか」と推測するにとどまった。

 政治規正法は、収支報告書に虚偽の記入をした場合、禁固5年以下、または罰100万円以下を科すと定めている。

 鳩山代表の説明によると、今回明らかになった2100万円余の虚偽記載額は結果的に、すべて本人の資だったことになる。05~07年の「友愛政経懇話会」の収支報告書には、鳩山代表が同会にそれぞれ、政治規正法上の上限(1000万円)に近い900万円を寄付していたと記載されており、今回判明した虚偽記載分を鳩山代表の寄付と記載すれば、上限をえていた可性が高い。鳩山代表側は30日、自身からの「貸し付け」の形で報告書を訂正したという。
2009年6月30日22時11分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090630-OYT1T01021.htm?from=main2exit

 

匿名が突出 鳩山代表、5年で2億3千万円  2009年7月1日5時3分 朝日新聞
民主党鳩山由紀夫代表の政治金管理団体「友愛政経懇話会」の政治収支報告書で、5万円以下などの条件を満たす 匿名の個人献の総額が、03~07年の5年間で計2億3千万円に上り、国会議員のなかで突出して多いことがわかった。 匿名の個人献の処理についても、「故人献金」で今回問題になった秘書が担当したという。謝罪会見記者が「5万 円以下の匿名も一定額ある」と摘すると、調にあたった弁護士は「その部分は終わっていない。調を続ける」と 説明した。

政治規正法は、政治家の活動資透明性を持たせる観点から、献者の氏名と献額を収支報告書に記載することを 義務づけている。ただし年間5万円以下、税の控除を受けないなどの条件を満たす小口の個人献者は氏名や住所を記す必 要がなく、「その他献」として合計のみを記載すればよいとしている。修正前の03~07年の収支報告書によると、 山氏が集める個人献は年間約5千万~1億1千万円で、与野党の代表クラス政治家の資金管理団体と較しても抜きん でている。ここ5代の自民民主党の総裁、代表経験者と較しても(表参照)、総額で突出している。

さらに、鳩山氏の個人献のうち、匿名小口である「その他献」は03年が約8千万円、04年約4600万円、 05年約4千万円、06年約3700万円、07年約2800万円となっている。年均で約4600万円は、他の総裁、 代表経験者の均約140万円を大きく上回る。03年は少なくとも1500人以上の匿名者からの小口があったこと になる。

「その他献」の扱いは法にのっとった処理であり、それ自体に問題はないが、今回の「故人献金」のように実際に献し たかどうか、第三者が直接確認することはできない。鳩山氏は企業団体献を禁止して個人献を推進する立場。税額控除 を強化するようもしている。自らの場合は、税額控除の対とならない匿名が多いという矛盾を抱えた格好だ。
http://www.asahi.com/politics/update/0701/TKY200906300349.htmlexit

 

鳩山代表:個人献5.9億円、匿名が6割 友政懇関連 2009年7月1日 毎日新聞
 民主党鳩山由紀夫代表の資金管理団体「友愛政経懇話会」(友政懇)が政治収支報告書に虚偽の記載をしていた問題で、 友政懇が98~07年の10年間に受け取った個人献は総額約5億9000万円に上ることが分かった。 このうち「5万円以下」の条件を満たす匿名が6割を占めている。 鳩山代表は30日の会見で、虚偽記載の背景について個人献の少なさを挙げたが、説明に矛盾が生じている。

 政治収支報告書などによると、友政懇は98~07年に年間約2700万~1億1000万円の個人献を受けていた。 匿名は毎年約560万~8200万円献されており、10年間の総額は3億4000万円に上る。 特に03年(8200万円)は個人献全体の約74を占めていた。 政治規正法では、年間5万円以下の献については、氏名などの個別記載の必要がない。

 鳩山代表は30日の会見で、秘書が05~08年の収支報告書に、故人や実際には献していない約90人から 計2178万円の個人献を受けたとの虚偽の記載をしていたことを認めた。 理由について「私への個人献が少なかったので、それが分かったら大変だったという思いがあったと推測している」と釈明した。 しかし個人献、とりわけ匿名の総額は他の国会議員べて突出して多い。【杉本修作、松本央】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090701k0000e010067000c.htmlexit

以前の発言

 

(前段略)
それにしても不可解なのは、土井たか子社民党党首が辞めないことです。今回 の件では社民党関係者が4名逮捕されています。その中心人物は土井党首の秘書五島子で、彼女元前議員を始め、新人議員の南役で、秘書給与を流用 するという詐欺行為も教えたとされています。私は政治家秘書は同罪と考えま す。政治家銭に絡む疑惑事件が発生すると、しばしば「あれは秘書のやった こと」といて、自らの責任を逃れようとしますが、とんでもないことです。

 政治家は基本的に銭に関わる部分は秘書に任せており(そうでない政治家も いるようですが)、秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべきなのです。まして 土井党首と五島秘書とは尋常ならぬ関係で、五島秘書土井党首と同等のを持 っていることは、周知のことでした。同じ野党の立場から申し上げにくいことではありますが、民のためにも、そして社民党のためにも、土井党首は身を退かれるべきではないでしょうか。敢えて苦言を呈します。
(後略)

http://archive.mag2.com/0000074979/20030723200000000.html?start=300exit

衆議院議員鳩山由紀夫メールマガジン「はあとめーる」2003年第29号(通算第104号)
なぜか消えてしまった(笑)ので、有志による取得の魚拓[→]exit

補足 1998(平成10)年10月中島次郎氏(戦前航空機メーカー中島飛行機」創設者にして海軍大臣の中島知久の孫)が秘書給与の不正流用(政党助成法等の違反容疑)で逮捕。翌年7月、受託収賄、政党助成法違反、政治規正法違反、公職選挙法違反、詐欺罪で東京地裁において、懲役2年6月、追徴1000万円の実刑判決が下り中島氏は刑にした。役後の2001平成13)年1月中島氏は自裁。
その後2002(平成14)年3月週刊新潮夕刊フジ辻元清美氏の政策秘書流用疑惑を大々的に報じ、土井たか子氏の秘書が流用の導に当たるなどしていたため、社民党の組織的関与が疑われた。辻本氏の流用行為が行われたのが中島氏の逮捕直前、1996年10月1997年12月とされる。辻本氏は2002年3月に議員辞職するも、その後裁判を経て執行猶予中の身(09年2月 執行猶予期間満了)であるにも関わらず2005平成17)年9月11日のいわゆる「郵政選挙」に出、再当選を果たした。
法務省に是非を問う問い合わせが相次いだが、法の規定が執行猶予中の人間が選挙に出当選することを想定していなかったため、違法とは言えず、非常にもにょる結果となった。
また同様に秘書給与流用が問題となった議員に山本氏(01年2月実刑判決 同年6月上告断念し確定)田中真紀子氏(02年8月議員辞職 その後復職)、小池百合子氏などがいる。

 

(前段略)
 考えていただきたい。多くの民のみなさんが辞めさせるべきであると感じていたにもかかわらず、女性子どもを産む機械発言をした澤厚生労働大臣を、安倍首相は依然として罷免していません。また、どこから見ても政治規正法違反であることが間違いない松岡大臣や伊吹文科大臣も辞めていません。全に居直りです。さらには、経済財政諮問会議の委員をしています御手洗経団会長は、偽装請負という法律違反の事実明らかになっているのに、野党参考人要に応えようとしません。 (後略)

衆議院議員 民主党幹事長 鳩山由紀夫メールマガジン 2007年第10号(通算第289号)
http://archive.mag2.com/0000074979/20070308192929000.htmlexit
これもなぜか消えているので有志による魚拓[→]exit

補足 2006(平成18)年9月26日安倍内閣の下で農大臣に就任した松岡利勝(まつおか としかつ)氏は、その直後から事務所費の問題、費の問題、献問題などにより、マスコミ民主党など野党からの厳しい追及をうけた。松岡氏としては明確な事実関係の表明をしたいとの意向を持っていたようだが、安倍内閣および自民党は方針としてそれを認めなかった。
2007平成19)年5月28日赤坂衆議院議員宿舎で首吊り自殺を図っているところを警備担当者が発見、救急車病院に搬送されるもすでに心肺停止状態であり、同日午後2時死亡が確認された。62歳であった。
追求側の野党幹部は皆いっせいに「自殺と追及の因果関係」を否定、「安倍総理がかばったせいである」とした。

なお同時期に小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」が、全に12件、およそ10億円の不動産物件を「小沢一郎氏の個人所有扱い」で購入していた事が発覚。あろうことかマンションの賃収入まで得ていた。
元来、政治の運用は国債の購入や銀行への預貯に限られており、政治の個人資産購入への転用や、不動産などへの投資による、利益獲得を的とするがごとき小沢氏のこうした行動は、法的・義的に問題がありまくりである。

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