CD 単語

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シーディー

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CDとは、ラテン文字の初めから3番と4番を続けて表記した文字である。

に以下の意味で使われる。

  1. コンパクトディスク(英:Compact Disc) - デジタルデータを保存するディスク
  2. 1のうち特に音楽用途に用いられる物。音楽CD、CD-DA。
  3. 現金自動支払機(英:Cash dispenser) - 預貯金の引出、残高照会を行う機械
  4. プロ野球 近鉄オリックスで活躍した助っ人外国人選手:クリス・ドネルスの登録名「CD」
  5. Cd - カドミウム元素記号原子番号は48。イタイイタイ病で有名。(元素の一覧)
  6. Cd・Cd値(英:Constant Drag) - 空気抵抗係数または抗力係数。しばしば自動車力性標として用いられる。 
  7. 特定疾患Crohn’s Disease(クローン病)という難病の略。
  8. 阻止の略 - キーボードで、「CD」のひらがなが「そし」となっていることから。
  9. 行為障害(Conduct Disorder) - 発達障害の分類の一つ。
  10. 飯田線 - 飯田線を表す路線記号。同線はJR東海鉄道路線である。
  11. 銚子電気鉄道線 - 銚子電気鉄道線を表す路線記号。同線は銚子電気鉄道の道路線である。
  12. cd - UNIXコマンドの1つでchange directoryのこと。カレントディレクトリを変更する。引数を1つとり、そのディレクトリをカレントディレクトリにする。省略するとホームディレクトリをカレントディレクトリにする。PowerShellではSet-Locationのエイリアスになっている
  13. Continuous Delivery(継続的デリバリー)、もしくはContinuous Deployment(継続的デプロイ)の略。わかりやすく言えば、継続的に最新のバージョンを作成し、デプロイ可な状態にする、もしくはデプロイすること。通常CI/CD(CIはContinuous Integration(継続イングレーション)の略で、すべての開発者のコピーを少しずつコミットしていき、テストされたコードだけがメインブランチへマージされる仕組みのこと)の文脈で用いられることが多い。この場合、テストされたコードメインブランチにマージされ、それが環境に自動的に、もしくは責任者の承認によりデプロイされることになる

以降、本稿では1および2について記述する。

コンパクトディスク

CD(Compact Disc)は直径12cmまたは8cm円盤で、記録層には顕微サイズ凹凸がある。そこにレーザーを当てることでデータ読み出す。容量は音楽CDで800MB程度、CD-ROMで700MB程度(いずれも12cmディスクの場合)であるが、この差はエラー訂正の強度に由来するものである。

CDの記録層はラベル側からわずか0.01mmのところにあるため、ひっかきなどに弱い。ボールペンでメモを書くなどもってのほかである。

コンパクトディスクの種類

詳しい解説Wikipediaを参照することをお勧めする。

CD-ROM

ROMRead Only Mediaの略で、読込専用のCD。
事前に用意したを盤面にプレスすることで生産するため、大量生産に向いていることが特徴。
コンピューターゲーム機で使用するソフトデータの配布に使用される。

PC向けソフトの配布用途ではWindows Vistaが登場する前くらいまでは流であった。ゲーム機ではプレイステーションセガサターン、及びそれらと同時期の多数のハードで採用されている。

CD-DA

DADigital Audioの略。要は音楽CDである。
物理的にはCD-ROMと同様で、異なるのは記録方式の違いである。
CD-DAはデータ用途は前提のCD-ROMとは異なり、セクタに対するアドレス(データ番地)情報が存在しないために、PCで取り込んだ際にセクタの過不足が起きたり、トラック前後のギャップがずれたりする問題が発生することがある。

ビデオCD

VCDとも表記される。CD-ROMに動画記録再生するための規格である。
NTSC352×240ピクセルPAL352×288ピクセルと、解像度DVDの4分の1程度。
映像MPEG-1形式の1150kbpsで音MPEG-1 Layer2の224kpbs。
なお、映像の形式をMPEG-2に対応させて圧縮率を高めたスーパービデオCD(SVCD)も存在する。
記録できる動画の長さはおよそCD-DAと同等だが、いかんせん容量が容量なのでお世辞にも画質は良いとは言えず、VHSの3倍録画程度といわれている。

また、DVDのように映像作品を収録する前提が存在しないCDでは、コピーガードやリージョンコードといった海賊版を防ぐ仕組みが存在しないため、海賊版が多く出回る問題があった。

CD-R

RはRecordableの略で、追記CDの規格。
記録面に色素が塗ってあり、強いレーザーを照射し、熱変化を発生させる(いわゆる「焼く」)ことでデータ記録する。
熱変化は不可逆の現象であるため、一度記録した部分は消去することができず、書き込みに失敗した場合はディスク自体が使用不可能になることもある。
トラックアットワンス方式・パケットライト方式の場合、未記録部分への追記は可

CD-RW

RWはRe-Writableの略で、書換CDの規格。
アモルファス金属材料記録面に使用し、結晶状態と非結晶状態をレーザーで変化させることで一度記録した箇所を消去、再び記録することを可とした。
レーザーの反射率がCD-Rよりも小さいため、一部の再生機器ではCD-RWを再生できない。

CCCD

CDの形状をしたCD-DAもどき。CDの規格外のため再生して何があっても再生機器のサポート外。
詳細はコピーコントロールCDの記事を参照。

コンパクトディスクの歴史

CDは1970年代ソニーフィリップスが共同で開発した。(ここで、誤解を防ぐ為に書いておくが、当初はソニーフィリップスは単独にて開発をしていたが、フィリップスがCDプロトタイプを示し、ソニーと共同で開発することとなった。 )

当初のCDのサイズはCカセットの対線の長さと一緒で、DINに適合し、またGパンのポケットに入るサイズであった11.5センチ(収録時間は60分)であった。しかし、ソニーの副社長であった大賀が「ベートーベン第九が収まらなければならない」という理由や、クラシックの約90パーセントの曲が75分あれば1枚に収まる等の理由から12センチ(収録時間は75分)となった。

1982年10月1日ソニー世界初のCDプレイヤー「CDP-101(168000円)」と共に、CPSソニーEPICソニーから合わせて50タイトル日本コロンビアから10タイトルが発表された。また当初はレコードよりも音質がよく、ノイズがなく、寿命も半永久的なニューメディアとして扱われた。

発売当初は音域が狭い(20~20000ヘルツ)等の理由から音楽関係者からは敬遠されていたが、CDの普及と共にそれはくなった。

1984年ソニーから初のポータブルCDプレイヤー「D-50(49800円)」が発売され、CDの普及に拍がかかった。

1986年には約4500万枚を生産し、LPとほぼ同じ生産量になった。

1990年代は生産量のピークであり、アナログディスクのほとんどはCDに置き換えられた。また、1994年に登場したソニーゲーム機プレイステーション」がCDを採用したことで、ゲーム業界にもを与えることとなった。

2000年代になると、生産量は減少傾向に入った。これはインターネット普及による音楽ダウンロード配信の増加やアップルの「iPod」の登場、Youtubeなどの動画サイト盛などがしている。日本だけでなく、米国においても同様の傾向を示している。

2010年代になると、それらのデジタルオーディオプレーヤーの役割はスマートフォンに置き換えられた。また、Apple MusicSpotify等のストリーミングサービスが普及し、音楽を聞く媒体としてのCDの役割はますます縮小の一途にある。

日本音楽業界においては、アイドル歌手を中心にCDセールスを軸とした活動を行っており、依然として音楽売上シェアの多くをCDが占めているが、米国では、2014年ダウンロードストリーミングの売上高合計がCD売上高を上回っている。

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