福江(艦これ)とは (フカエとは) [単語記事]

択捉型海防艦、福江。着任！
司令、あたしは負けないから……。負けるもんかッ！

艦隊これくしょん～艦これ～の艦娘「福江(ふかえ)」とは、大日本帝国海軍択捉型海防艦10番艦「福江」の擬人化キャラクターである。

海防艦、福江。抜錨するぞ！(概要)

福江(ふかえ)は、2018年 5月15日に開始された通称「主計科兵站任務群」の開始と同時に通常海域期間限定ドロップ艦^[3]として実装された、大日本帝国海軍択捉型海防艦10番艦^[4]「福江」――を擬人化した艦娘である。択捉型としては5人目の実装となる。

初登場時のドロップポイントは、通常海域の2-4、6-3で邂逅したとの情報が寄せられているものの、どちらもかなり面倒な海域であり^[5]入手できるか否かは提督のリアルラック次第の模様。

その後、秋刀魚祭りグラ実装(2018.10.10～10.26)と同時に再び通常海域でのドロップが解禁。今度は3-4、6-5の各ボスマスでのドロップが観測された。

2019年 2月末、桃の節句 modeが実装。同時期(2019.2.27～3.27)も2-3ボスマスで邂逅可能だった。

艦名は、長崎県五島列島の福江(ふくえ)島から名付けられており、長崎県出身艦娘^[6]は数多くいる中で、長崎県地名由来の艦娘としては同じ択捉型海防艦「対馬」に続いての実装となる。
なお、福江島は戦前は「ふかえ」と呼ばれていたため、艦名は「ふかえ」と読むので間違えなンなよ。

期間限定mode

◀2018年 6月13日の更新(初のドロップ解禁終了)で択捉と同時に梅雨 mode(参考・左上)が実装された。差した傘の柄の長さから身長を推計した提督もいたそうだが、実に幼女…という結果に至った模様。

▶2018年 10月10日の更新で、秋刀魚 mode(参考・右上)が実装された。通常の制服に秋刀魚祭りの法被を纏った姿。
ちょうどNelsonが実装された時期であり、Nelson Touch コラ(岸波が福江の秋刀魚を奪った感じ)が登場し話題となった。
※期間限定ドロップ一時解禁※

◀2018年 12月21日の更新でXmas差分mode(参考・左下)が実装。
通常の制服の色違いとなっている。かわいい。

▶2019年 2月27日の更新で桃の節句 mode(お内裏様、内裏雛は対馬。参考・右下)実装。
同時期、「海防艦の雛飾り」家具が家具屋さんで販売されていた。
なお、同雛飾りの三人官女(占守型)には当時見慣れない子が居たが、19年春イベで実装された「八丈」。
※期間限定ドロップ一時解禁※

ああ、情報か？待ってろ、あたしが……ん……と、届かないッ。(性格等)

「と、届かない…」

勇ましいセリフが多い…のだが、多少無理をしている部分も見られ、表題にある通り情報閲覧をする際に資料に手を伸ばそうとして「と、届かないッ。」となったり、疲れた提督を膝枕で癒やしてくれようとしたり^[7]、八戸空襲のことを思い出したり、中破しても強がりを言ったり…^[8]と、背伸びした感溢れる子である。(CV:小松真奈氏によると役作りに苦労したとか。)

背が届かないため、「踏み台を用意しなきゃ」という声もちらほら・・・。

素の対潜値がLv1で35。「四式水中聴音器」(対潜値+12)を2個装備すればLv5で、「四式水中聴音器」+「三式爆雷投射機」(対潜値合計+20)装備でLv14で先制爆雷攻撃を開始する。
「改」にはLv48が必要。運初期値は生存艦のため高く、Lv1で36/78、改で40/84となる(初期値/まるゆ・海防艦による運改修による最大値)。

主計科任務群終了(＝福江限定ドロップ終了)と同時に梅雨グラが実装。(同絵師キャラでは択捉と同時実装)
艦娘実装直後のアップデートで梅雨グラが実装された艦娘には、史実で同郷の高波がいたりする。
さしている傘の柄の長さから福江の身長を推計した提督さんもいたらしいが、実に幼女・・・。

同年12月のクリスマスには、クリスマスグラが実装。普段は厳しい戦いに臨むセリフが多い彼女だが、お祭りくらいは。。。

なお、彼女の担当CVは長く未公開状態が続いていた（が、聞く人が聞けば浜風っぽいとかなんとか）が、2019年 2月発売予定のコンプティーク 3月号で小松真奈さんであることが判明した。氏が担当した艦娘で一番幼いため、役作りに苦労したそうである。

公式 4コマでは2019年 3月公開分「第210話Part.C」で初登場。4月公開分「第211話Part.C」で内裏雛 modeで登場している。

くそ、青函連絡船が、大湊のみんなが……あっ！？ ……夢か。
……今度は、やらせない。静かな海を静かなままで。今度は……！
(艦歴概略)

海防艦「福江」は、1942年(昭和17年)10月30日、マル急計画の1艦として、神奈川県の浦賀船渠にて起工、43年(昭和18年)2月5日に「福江」と命名され同年6月28日竣工。横須賀鎮守府籍に登録され横須賀防備戦隊に編入される。同年7月15日、第四艦隊第二海上護衛隊に移籍（このときの僚艦「御蔵」が１９年夏イベで、「平戸」が19年秋イベで実装）。以後、本土と島しょ部等への輸送作戦に奔走することとなる。トラックやパラオへ赴き、米潜水艦隊との激闘を演じる。11月19日にはサイパン沖であの米潜水艦「ハーダー」とやり合ったのをはじめ、数々の潜水艦との戦闘から生還している。

45年(昭和20年)4月10日、新設された大湊警備府第百四戦隊に編入。新設時の編成は、海防艦占守・国後・八丈・択捉・福江・笠戸^[9]であった。日本海北部やオホーツク海で行動し、津軽海峡や宗谷海峡の防衛を任とした。

7月15日、米第38任務部隊による八戸空襲(同時に青函連絡船への空爆も行われ、ほぼ壊滅的被害を受けた)にて損傷を受けたものの終戦時に大湊にて生き残った。なお、八戸空襲は8月9日にも行われ、海防艦「稲木」^[10]が「八戸の盾」となって戦没している。

戦後は特別輸送艦(復員船)として兵員軍属の帰国任務に奔走。任務中、2人の「新しい命」の芽吹きに立ち会っている(同じく復員船任務中に出産に立ち会った艦としては、雪風や宗谷が知られている)。なおこの子供達はそれぞれ「福男」「福江」と名付けられ、1990年に乗組員達の同窓会である「福江会」の席でかつての乗組員達と再会した。

復員戦の任務を終えた後、「福江」はイギリスに賠償艦として譲渡され、1947年 7月にシンガポールに渡った。しかしイギリス側では終戦後は自軍の軍艦でさえ余っていたこともあり、さらに択捉型海防艦は整備運用に手間がかかること等から、結局現地で解体された。

戦後、1976年に就役した海上自衛隊のたかみ型掃海艇16番艇、MSC-645「ふくえ」にその名前は受け継がれた。前述の通り戦後読み方が変わっているが、ネーミング元は同じ福江島である。奇しくも初代に縁が深い大湊に配属された2代目「ふくえ」は、20年以上の艦歴を経て1999年 5月に役目を終えて除籍された。
その他、海上保安庁の最新鋭とから型中型巡視船の2番艦、PM22「ふくえ」が2003年に竣工、こちらは現役で、長崎海上保安部五島海上保安署に所属している。

動画助かる。また出るから、待ってて。

静画か、得意ではない。が、やってみるッ！

新しい関連項目が就役するぞ。

択捉型海防艦
1. 択捉　　2. 松輪　　3. 佐渡　　4. 隠岐　　5. 六連　　6. 壱岐　　7. 対馬 8. 若宮　　9. 平戸　　10.福江　　11.天草　　12.満珠　　13.干珠　　14.笠戸

脚注

*公式電文[1],[2]により確定
*2018年 6月6日、公式絵師による【5周年記念イラスト】の公開と共に担当絵師が紹介された。
*2018年 6月13日までの期間限定ドロップであることが公式より通知された。
*海軍の公式類別では前級占守型の一部とされており、占守型14番艦の扱い
*2-4は羅針盤が荒れることで知られており、「序盤の壁」「任務で2-4が上がるとベテラン提督でも嫌な顔をする」と言われる。
6-3は必ずボスマスにたどり着く編成が解明されているものの、そのボスマスにはわるさめちゃんこと駆逐棲姫が常駐している。ここではS勝利のみではなくA勝利でもドロップするものの、大破艦が複数出るのが当たり前であり、堀りのために周回数をこなそうとするとバケツの消耗が洒落にならなくなる（編成が軽いうえに途中で資源回収も出来るマップなので、資源の消費はそこまででもないのだが）。
*長崎県には三菱長崎造船所や佐世保海軍工廠があり、多くの艦艇を輩出している。
*似たようなシチュエーションが某将棋をテーマとしたラノベであったような…→りゅうおうのおしごと！
なお、これが聞けるのはケッコンカッコカリの場面らしい。
*当記事コメント>>5 参照
*択捉型14番艦。福江と同郷。
*鵜来型海防艦12番艦。「放置」ボイスで言及。三井造船玉野造船所にて建造、呉鎮守府籍。艦名は香川県高松市の同島名（現在は「稲毛島」とされている）より。23年夏イベで実装→稲木(艦これ)