「我が名は「ソビエツカヤ・ロシア」、北方連合の切り札にして最大最強の戦艦が一人だ。 貴様と革命の障害を取り除くために突き進もう」
ソビエツカヤ・ロシア(アズールレーン)とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、ソビエト連邦海軍のソビエツキー・ソユーズ級戦艦4番艦「ソビエツカヤ・ロシア」をモチーフとしたキャラクター(KAN-SEN)である。
KAN-SEN名 | |
---|---|
ソビエツカヤ・ロシア SN Советская Россия |
|
基本情報 | |
所属 | 北方連合 |
艦種 | 戦艦 |
レアリティ | SSR |
CV | 沼倉愛美 |
イラスト | 侑了个侑 |
艦歴 | |
国籍 | ソビエト連邦 |
出身地 | アルハンゲリスク州 モロトフスク(現、セヴェロドヴィンスク) |
造船所 | モロトフスク第402工廠 |
艦級 | ソビエツキー・ソユーズ級 戦艦4番艦 |
進水日 | - |
就役 | 就役せず(未完成) |
最期 | 1947年3月27日(建造計画撤回により解体) |
備考 | |
ソビエツキー・ソユーズ級戦艦の四番艦。 大きな目標のために小さなミスを顧みぬ性格だが、その戦力と揺るがなさは仲間から信頼されている。 未成艦の彼女の登場は、アズールレーンを大いに驚かすことに――
ソビエツカヤ・ロシアは、2020年2月27日に開催されたイベント「凍絶の北海」にて、期間限定建造で実装されたKAN-SEN。ピックアップ建造となっているが、例によって出る出ないは指揮官の運しだい、だが革命的精神でもって努力すれば君のところにも彼女が来てくれる…かもしれない。
2020年3月20日現在はイベント終了につき入手不可能。イベント復刻か通常実装を待とう。
スラリと等身の高い体躯。北国のKAN-SENらしく防寒性の高い制服を身に着け、コートを着込んでいるが、その上からもわかる見事な胸部装甲など、恵まれた身体である。堂々たる態度は、北方連合の今般イベントでのリーダー役にふさわしい雰囲気をもたらす。
だが、実際に秘書艦をやってもらうと色々と問題が明るみに…
提出文書が足りず、あわてて作り直す…なんていうのは序の口。整理が極めて下手くそで、個室が汚部屋になっていたりする。さらに、自分で艤装を整備するとなぜか「ネジが増える」事態に…明石ー!はやくきてくれー!
とまあ、実にドジなポンコツお姉さんであることが判明する。本人としては、論理的思考でしっかりと行動しているつもりなので始末が悪い。親密度が上がり、ケッコンまで行けば指揮官も彼女の扱い方を覚えて戦闘周りに専念してもらうようにすることになる。
実装と同時に、監獄(演習)着せ替え「怠けぬ監視者」も実装されている。
ツイートを読み込み中です
https://twitter.com/azurlane_staff/status/1232481807389446144
監獄の監視者の姿で、ソファにだらしなく身を横たえている。タンクトップ1枚の上半身と、ピチピチのズボンに包まれた足回りに目を奪われた指揮官は、ショップにいらっしゃいにゃ。
スキル1:リオート・オブストレル
自身の主砲攻撃時45.0(MAX75.0)%で発動、特殊段幕を展開する(威力はスキルレベルによる)
スキル2:北方連合の気迫
自身所属の艦隊で北方連合・東煌の艦船が1隻につき、自身の火力・命中が1.0(MAX5.0)%アップ(最大4隻分まで加算可能)。このスキルは出撃時、所属艦隊の2回目の戦闘まで適用される
イタリアの技術を基にしたという史実の経緯を反映してか、サディアのリットリオとよく似たステータスを持つ。ただ、命中の値がかなり低いため、金SGレーダーなどの命中を上げる装備がほしいところ。
スキル1は戦艦タイプではおなじみ、主砲発射時確率発動の弾幕スキルだ。投射される徹甲弾、氷柱のような大型榴弾、氷の塊の通常弾で構成されている。
スキル2は同じ勢力の艦船が多いと効果が上がる火力と命中バフスキルだ。上記の命中の低さもこのスキルを活かせばカバーできる。ただし問題は2回の戦闘でしか持たないこと。つまり防衛艦隊つぶしには向かず、ボス艦隊相手の一発戦闘に使うしか無いということだ。
やはり艦隊にできるだけ北方連合・東煌の艦船を入れたいところ。特に、ガングートのバフスキルを効果的に活かせるのはこのソビエツカヤ・ロシアであるため、ぜひとも組ませてあげたい。
ロシア革命とその後の内戦を経て、安定した体制を手にしたソビエト連邦であったが、その海軍力は満足なものとは言えなかった。まともな戦艦はガングート級ぐらいしかなく、今後の世界列強を相手に戦う可能性を考えると心もとなかった。
そんな状況の中、海軍強化を急ぐソ連は諸外国からの技術的援助を受けてでも、近代的な艦艇を急速に整備しようとした。ソビエツキー・ソユーズ級はこうして、イタリアの設計案による船体とアメリカ企業の設計による艤装・装甲・機関の合体した艦として1936年に計画された。
しかし、艤装を担当するはずのアメリカ企業はかつて作ったことのない規模の艦(46cm級主砲搭載、排水量6万2千トン)の製作に難色を示し、設計資金の支払いが滞ったこともあって結局半メイド・イン・アメリカの計画はオジャンとなった。
さらに、1936年あたりから
「などと申しております同志スターリン」「なるほど、シベリア送りだ」
てな感じで大粛清の嵐が吹き荒れ、ますます設計は遅れてしまった。設計が完成して建造計画が承認されたのは1938年までずれ込んでいた。計画では8隻が作られることになっていたが、まずは4隻が起工された。ネームシップ「ソビエツキー・ソユーズ」、2番艦「ソビエツカヤ・ウクライナ」、3番艦「ソビエツカヤ・ベラルーシア」、4番艦「ソビエツカヤ・ロシア」である。
40.6cm3連装主砲3基、基準排水量5万9千トン超というこの戦艦は、しかし難産となってしまった。当時のソ連にはこんな大型艦を建造できるドックが少なく、設備も貧弱だった。そのため、もっとも設備が充実していたレニングラードの工廠で4隻分の各部コンポーネントを作り、他の工廠を拡張工事したうえで運び込み、改めてそこで建造を行うというまさに「泥棒を捕まえて縄をなう」を地で行く状態であった。
その工程においても技術不足・資材不足・材料生産能力不足とないないづくしの状態で、たびたび工事は中断した。4番艦ソビエツカヤ・ロシアはスイス製のタービンがまっさきに搬入されたが、これは同タービンを国産化するための研究用であり、船体はほとんど作られていなかった。
こうした状況からソ連当局と赤軍は工程上のトラブルが起こった3番艦ソビエツカヤ・ベラルーシアを諦め、3隻だけでも完成させようとした。だが、決定的なことに1941年6月に独ソ戦が起こってしまい、大量の資源を要する大型戦艦建造は中止せざるを得なかった。
この時点での完成度は、最も工程が進んだソビエツキー・ソユーズでさえ20%をちょっと超えたところであり、ソビエツカヤ・ロシアに至ってはたったの1%であった。さらに、工廠を占領したドイツ軍がソビエツカヤ・ウクライナの船体の一部を要塞の資材として分捕ってしまい、おまけに反撃されての撤退時にはドックを爆破して船体を復旧不可能な状態にしてしまった。
1945年、戦争は終わったものの、戦後復興のためにはいよいよ巨大戦艦など作っている場合ではなくなり、巨大戦艦の存在意義そのものも、すっかり薄れてしまっていた。1947年にソビエツキー・ソユーズ級の建造計画は放棄された。
4番艦ソビエツカヤ・ロシアは、エンジンのタービン部だけが存在する状態で放ったらかしになっていた。だが、スターリンがソビエツキー・ソユーズだけでも完成させることを望んだため、タービンを譲ることになった。しかし結局1949年にこの計画も取りやめとなり、ソビエツキー・ソユーズ級は幻の戦艦となった。
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最終更新:2024/04/24(水) 14:00
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