ライフイズグッド(Life Is Good)とは、2018年生まれのアメリカの競走馬・種牡馬である。
父Into Mischief、母Beach Walk、母父Distorted Humorという血統のアメリカ産。父はGⅠ1勝馬ながら活躍馬を量産する当代の米リーディングサイアー。母は5戦未勝利。母父は現役時代はGⅡ勝ち止まりだったが、種牡馬として複数のGⅠ馬を送り出し、近年はArrogateやGolden Sixtyなどの母父として名を上げている。
2歳11月にデビューしここを圧勝。2歳シーズンはこの1戦で終えると、3歳になり、2戦目のGⅢシャムSも2着馬を3/4馬身差振り切って勝利(3着馬はさらに10馬身以上後方)。続くGⅡサンフェリペSでは、前走と同じ2着馬に8馬身差をつけ大楽勝。ケンタッキーダービーの最有力候補と目されていたが、3月に左トモの剥離骨折を発症。三冠競走には出走できなくなってしまう。なお、本馬不在のケンタッキーダービーを制したのは、前2走で2着に下していた同厩のMedina Spiritだった。サンフェリペSの着差から見ても、もし出走できていれば……と思わずにはいられない。
療養中に所属のボブ・バファート厩舎で薬物問題が浮上したため、トッド・プレッチャー厩舎に移籍。仕切り直して8月のGⅠH・アレン・ジャーケンスメモリアルSで復帰するが、道中逃げたものの早々に短距離戦線の強豪Jackie's Warriorに並ばれ、叩き合いにわずかに及ばず2着。初黒星を喫する。しかし続くGⅡケルソHは逃げて5馬身半差の大楽勝。完全復活をアピールすることに成功した。
この年の大一番に選択されたのはGⅠブリーダーズカップ・ダートマイル。断然人気に押され、スタートを決めるとそのまま先頭に立つ。半マイル45秒を切るハイペースで逃げ、直線に入ると後続馬はついていくことすらままならず完全に一人旅。結局5馬身3/4差をつけて逃げ切りGⅠ初制覇。実況も「It's Incredible!」と叫ぶ圧倒的な実力差を見せつけた。
3歳シーズンはこれで終了し、翌2022年も現役続行。初戦としてGⅠペガサスワールドカップを選択。このレース限りでの引退が決まっていた前年の同競走勝ち馬にしてBCクラシック覇者Knicks Goとの頂上決戦が実現する。実績で優るKnicks Goが1番人気、本馬が2番人気となった。
両馬とも逃げ馬とあって展開も注目されたが本馬がすんなり先手を取り、Knicks Goは2、3番手に控える。3馬身ほどの差をつけて悠々と逃げ、直線に入るとKnicks Go含め並ぶ馬は一頭もなし。Knicks Goがジリジリと差を縮めはしたものの追いつくには程遠く、本馬が2馬身1/4の着差以上の強さを見せつけ逃げ切り。Knicks Goに引導を渡し、世代交代を満天下に示した。
サウジカップ参戦との話もあったがここは飛ばして、ドバイワールドカップを選択。初の2000mであったが1番人気に支持された。ここでも悠々と逃げるもやはり初の10ハロンが響いたのかCountry GrammerやHot Rod Charlie、さらにチュウワウィザードにも交わされて4着。初めて3着以内を外す結果となった。
帰国初戦はGⅡジョンA.ネラッドステークスを選択。発馬を決めて逃げSpeaker's Cornerがそれに外から競るように続いた。一騎打ちの様相となっていたものの最終コーナーでSpeaker's Cornerが鞭が入り始めるも、そのままノーステッキで突き放す。最終的に5馬身差を付ける圧勝で帰国初戦を制した。
続いてホイットニーステークスに出走。ここでも抜群の発馬から主導権を握り、3馬身ほどのリードを保って逃げる。直線入り口では並び掛けられるも鞍上の鞭を受けて引き離す二枚腰を発揮して逃げ切った。
ウッドワードステークスでは単勝1.05倍という元返しに近い人気を集めての出走となる。当然ここでも抜群のスタートセンスを発揮して主導権を逃げるとコーナーで並び掛けるも直線入り口で突き放すとそのままリードを保って逃げ切り四度目のGⅠ制覇を果たした。
翌年から共同所有者の一角であるウィンスターファームで種付け料10万ドルで種牡馬入りすることが内定して迎えたラストランのブリーダーズカップ・クラシックはドバイワールドカップ以来の10ハロン戦となった。ここまで5戦5勝のレーティング1位・Flightline相手に初めて1番人気を譲ったレースではスタートから逃げて同馬に真っ向勝負を挑み、6ハロンを1:09.27、1マイルを1:34.58という当年のBCスプリント(1:09.11)やBCダートマイル(1:35.33)の勝ち時計と同等以上のハイペースで果敢に逃げたが、この逃げをもってしてもFlightlineの進撃を止めること能わず、直線入り口で交わされると最後は離れた馬群から追い込んできたOlympiad、Taiba、Rich Strikeの3頭に交わされ5着に終わった。通算成績は12戦9勝・GI4勝となった。
Into Mischief 2005 鹿毛 |
Harlan's Holiday 1999 鹿毛 |
Harlan | Storm Cat |
Country Romance | |||
Christmas in Aiken | Affirmed | ||
Dowager | |||
Leslie's Lady 1996 鹿毛 |
Tricky Creek | Clever Trick | |
Battle Creek Girl | |||
Crystal Lady | Stop the Music | ||
One Last Bird | |||
Beach Walk 2013 鹿毛 FNo.13-c |
Distorted Humor 1993 栗毛 |
Forty Niner | Mr. Prospector |
File | |||
Danzig's Beauty | Danzig | ||
Sweetest Chant | |||
Bonnie Blue Flag 2007 鹿毛 |
Mineshaft | A.P. Indy | |
Prospectors Delite | |||
Tap Your Feet | Dixieland Band | ||
Exotic Moves |
Mr. Prospector 9.38% 4 x 5
Northern Dancer 6.25% 5 x 5
掲示板
21 ななしのよっしん
2022/11/06(日) 12:34:51 ID: B/pYx+NDhh
セクレタリアト以来の怪物にニ着はいらねえと勝負しにいった結果だから褒めるべきだよなこれ
22 ななしのよっしん
2022/11/06(日) 13:12:38 ID: kUFl0SWlJj
1600の通過タイムがBCダートマイルの勝ちタイムより早い
ダートマイルに出てれば勝てたろうに、あえて強者との戦いを望むのは漢だよ……
23 ななしのよっしん
2022/11/06(日) 19:46:54 ID: Cc2fJxezM8
サトミアマゾンの「大敗するのはみっともない…?勝負から逃げるのは…それ以下じゃねぇか‼︎ 」の精神だよなぁ
カッコ良すぎる…
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最終更新:2025/01/03(金) 12:00
最終更新:2025/01/03(金) 11:00
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