ラナオウとは (ラナオウとは) [単語記事]

ラナオウとは、世紀末覇王である。

という冗談はさておき、『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』の子世代に出てくるラナの俗称である。

もう一度概要を……

ゲームバランス上の都合により、母親であるエーディンの力の成長率が20％もあるため、それを引き継ぐラナ自身も力の伸びが良い。しかも兄レスターのために大抵は物理系ユニットの父親を宛てがわれるので、尚更伸びやすくなってしまう。ましてジャムカやアーダンといった力の伸びが良いユニットを父親に持つと力がカンストするケースが多い（カンストに必要な成長率の期待値は50％）。
対して魔力の伸びはイマイチ。具体的には物理ユニットを父親に持つと例外なく魔力の成長率は力以下になる。これはエーディンの魔力は成長率こそそこそこだが初期値が高いという形でバランスを取っているのに、ゲームシステムの仕様で子世代のキャラの初期値はどうしてもそこそこ止まりになってしまうため。
故に魔法ユニットにも関わらずその有り余る力を恐れたユーザーが笑いと媚びに生きてしまった結果、ラナオウと崇めることとなる。

発売当初からこのネタはあったようで、アンソロでも佐藤清美を中心によくネタにされていたようである（無意味な力ばかり上がるのに肝心な魔力の伸びがイマイチというようなネタだったが）。

ネットにおいては2005年に行われた第二回最萌においてラナ支援にこのネタが広く使われた。

他にも、『主人公セリスとの恋愛が特に進行しやすい』『しかし、美人でモテモテの母とあまり似ていない』『恋人なしでエンディングを迎えると、セリスに恨み節を吐いて去っていく』『ヨハンに軽く失礼な発言がある』『代替キャラクターのマナの方が可愛い（人によるが）』とネタ要素が高い。

・・・それはよろしいのですが

★付きにしたウインドを持たせれば力がカンストｗｗｗとネタにできるようなラナでも、スキル次第でそれなりには実用的にはなる。

また父親をレヴィンにしてエルウインドを操れる最強のラナオウを目指すネタプレイもある。

その後のFE

余談ではあるが、聖戦の系譜が発売してから11年経って世に出た暁の女神において杖で相手を殴れるようになった。
それ以降、新・暗黒竜と光の剣や新・紋章の謎において兵種変更システムが導入され、それ以降もユニットの兵種にある程度融通が効くようになってきている。
また、3DSになってからの「覚醒」及び「if」では物理と魔法を両刀するユニットが増え、また魔法そのものがどちらかと言うと闇に属する風潮が出てきているため高位聖職者は物理武器を使用するようになった。
特に、覚醒が発表された時、過去作からのゲストが多数登場することと、杖と斧を使用するバトルシスターが公表されたためゲストでの登場が期待されたが、残念ながら実現はしなかった。