サクラ(ファイアーエムブレム)とは (サクラとは) [単語記事]

サクラ(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレムif』の登場人物である。

概要

白夜王国の末王女。リョウマ、タクミ、ヒノカ、そしてカムイの妹である。
部下は親友のお転婆侍カザハナと、完璧主義の天馬武者ツバキ。
誕生日は4月9日。

内気で口下手だが心優しい少女で、他人の苦しみを癒したいと願っている。一度決めた事は決して曲げないという意志の強い一面もある。常に敬語で誰にでも「～さん」をつける。
しかし、思い込みが激しく、その内容も自虐的な所があり、カムイの誘拐や裏切りを「自分のせいでは」と責任を感じたり、会った事の無いカムイを「どんな素敵な人だろう」と想像している内に好意を持つ程。

暗夜王国の人質である義姉アクアとはお互いに似た性格故か仲が良く、アクアの怪談話に毎回泣きながらも食い入る様に聞いていたと言う。（サクラ曰く「先が気になるとの事」）

暗夜編では、終盤で軍師ユキムラと共に不本意ながらも対峙する。そして敗北後投降したにも関わらず部下たちを虐殺され、そのショックで塞ぎ込んでしまった。彼女自身は捕虜という形で家臣たちやユキムラと共に生き残り、捕虜時に自分を慰めてくれたエリーゼと仲良くなった。

透魔編では、序盤でサイゾウの自爆を食い止めた後に仲間になる。短い間だが、カムイは信頼に足る人物だと確信した彼女は、呪いのせいで事情が話せないにも関わらず上記場面で駆けつけ、仲間になってくれる。暗夜王国の末王女エリーゼともすぐに打ち解けている。他のきょうだい達が○○王子、○○王女と呼び合ってる中、サクラとエリーゼだけが互いを王女と付けないで呼び合っている。

甘党であり、お餅をあっという間に平らげたり、DLC「楽園争奪戦」ではフルーツ山盛りのスイーツを堪能していた。

軍の中で一番、癒し系。

ユニットとしての性能

初期クラスは「巫女」。いままでのシリーズいう「僧侶」「シスター」である。白夜での杖は射程1～2の代わりに回復量が落ちる『祓串』で、これにより回復した次の敵ターンに弓等の間接武器で退場、という事が少なくなった。

個人スキルの「小さな声援」は周囲2マスの味方が受けるダメージを-2するというもの。ダメージ軽減系のスキルと重複するので組み合わせると強力。

成長率は華奢な見た目に反してバランス型であり、幸運を筆頭に魔力・HPが伸びていく。なお魔防や力・守備は他に比べ控えめだが、まったく伸びないという訳でも無い。

クラスチェンジ先は「陰陽師」「戦巫女」の2つ。
「陰陽師」はこれまででいう「賢者」であり、魔力一本で使いたいのであればこちらだが杖レベル上限はB止まりとなる。
「戦巫女」は新職で、巫女を純粋に強化した形となり弓と杖を操る。こちらは杖レベル上限がAとなり強力な杖が扱える。またサクラはこの職に就くと専用グラフィックとなり、衣装は義母ミコトと同様となる。高難易度になればなるほど杖の補助は必須になるので、杖担当が一人でも多く欲しい場合はこちらになる。

特筆すべきは「戦巫女」。バランス型の成長率とはいえそのままでは並程度の力であり、他の弓職の様に普通の弓で援護するのには向いていない。
だが、魔法武器である『シャイニングボウ』を入手できれば話は別である。必殺や奥義スキルの発動が不可となる代わりに射程1-2で追撃可能という便利さ、魔法武器な為に巫女時代から鍛えられているであろう魔力を存分に活かせる事が相互して、アタッカーとして運用できる。その姿からまさにラナオウならぬサクラオウ。またはシャイニングボウを持つ姿からシャイニングサクラの異名を持つほどである。
アタッカーとして敵を撃破しまくると一部の支援会話がシュールになってしまうのは気のせい。特にレオン
ただし大抵の魔法武器にはもれなく回避-20が付いており、元が後衛職な事もあり敵にとって格好の的と化し、その高威力もあってやっつけ負けも発生しうる。固有スキルも合わせて、装備中の立ち位置・敵の攻撃範囲には一層の注意が必要である。

もう一つの資質は「天馬武者」。下級職で特筆する事はないが、上級職の「聖天馬武者」では杖が使えるので、特効が増えるものの陰陽師や戦巫女と似た運用ができる。覚えるスキルも「速さの叫び」や自分から攻撃時相手の魔法ダメージ-20の「明鏡の一撃」と、他職で覚える叫びスキルと合わせての味方補助や、対魔法攻撃で強気に出たりできる。
「金鵄武者」はユニット相性はいまいちだが覚えるスキルが魅力で、対飛行系で回避命中+30の「天翔ける」は不意の強襲への対策となり、ターン開始時に周囲2マスの味方のHPを回復する「天照らす」は固有スキルと噛み合い強力な為、一時的にでも経験を積ませる価値はある。