レオ・レオーニとは、アニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の登場人物である。
ジオン公国に所属する初老の科学者の男性。鋭い目つきと大きな鷲鼻を持ち、前髪は後退しているが豊かな灰髪を持つ。自身の助手を務める娘ティルザがいる。
総統ギレン・ザビの下、「全地球環境改善用光増幅照射装置」という名目で建設された戦略兵器「イオマグヌッソ」と、その制御装置でもある新型モビルスーツ「GFreD(ジフレド)」の開発に携わっている。
第8話『月に堕ちる』で彼の助手シロウズとティルザの会話の中で初めて言及され、第10話『イオマグヌッソ封鎖』にて実際に登場する。
イオマグヌッソ完成記念式典当日にティルザやシロウズを含む部下たちと共にイオマグヌッソの指令室に詰めていたところ、ギレンの妹だが政敵であるキシリアの密命を受けたジフレドがレオの許可を待たずにイオマグヌッソ内部に侵入してくる。
こんな話は聞いてないぞ
おい! 外はどうなっているんだ?
キシリアめ… ええぃ… 女に権力をあたえるとすぐこれだっ
排除システムを作動させろ! あいつをこれ以上近づけるな!
ジフレドのパイロットが主君を雑な括りで誹謗されたのをその優れたニュータイプ能力で察知したか否かは定かではないが、レオが声を上げた直後ジフレドは指令室を平手打ちで破壊する。レオはおそらく死亡し、間一髪でシェルターへ逃れたシロウズを除く部下たちも命運を共にすることとなった。その後、イオマグヌッソはジフレドによってギレン派の殲滅に利用されることとなる。
以上、登場してから退場するまで約59秒が彼の本作での唯一の出番である。何なら上記に引用した台詞が彼の作中でのほぼ全発言である。それだけなら単なる「名前付きのモブ」でよかったのだが、彼の場合実際に登場する前に「目元を隠した謎めいた男が尊敬する、イオマグヌッソの建造に携わる博士」として、哲学的な作風で知られる絵本作家を思わせる名前を引っ提げて言及されたのが問題だった。第8話放送終了後から第10話での登場までの間、一部視聴者の間では関連しそうな絵本の内容を踏まえた考察や今後の展開予想が熱心になされたが、実際にお出しされたのは物語上「自分の発明品に殺される悪の科学者」以上の何者でもない彼の姿であった。シロウズがシェルターに避難する際にもレオや彼の部下たちに何の声も掛けていないあたり、シロウズがレオを尊敬しているように見えたのも彼の目的を果たすための演技だったのだろう。
毎話『ガンダム』シリーズの過去作や様々な神話・古典・サブカルチャーの要素を取り込んだ描写を行い、視聴者はそれを基に様々な展開予想をするも、いつもそれらを裏切り予想外の展開を見せつけてくる本作を象徴するキャラクターであるといえるかもしれない。
とはいえ、人類を滅ぼしうる超兵器の開発に中心的に関わっていることから、ギレン派の中でもきわめて優秀な頭脳を有している人物であると思われる。
思想面でも、「抑止力」云々については人類の全人口の半分が失われた大戦争の直後としては穏当といえるものであるし、女性蔑視的発言についても娘に自身と同じ研究者としてのキャリアを歩むことを認めていることから強固な価値観によるものではないと思われる。
掲示板
3 ななしのよっしん
2025/06/17(火) 21:07:52 ID: EnXx+QsIaP
女に権力を与えるとすぐこれだ!って台詞は印象的だったな
同じ宇宙世紀キャラかつ中の人が同じシローとハヤトとは違って新鮮だわ
4 ななしのよっしん
2025/06/18(水) 04:49:25 ID: JScNbsx7+T
名前の引用元の人がスイミー作者だと聞いて、
キラキラの描写が海中の魚群っぽく見えなくもないなと思うなど
5 ななしのよっしん
2025/06/24(火) 17:31:11 ID: H06fjgFZH2
登場から59秒の間に差別発言を飛ばしてそのまま死ぬモブに実在人物の名前をそのまま充てたのか(困惑)
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最終更新:2025/12/26(金) 05:00
最終更新:2025/12/26(金) 05:00
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