なお、同名で別の魚を使った料理が石川県と鳥取県にもあり、奈良が押し寿司なのに対し、石川と鳥取は握り寿司に近い。
鯖、鮭、ほかに穴子、鯛などを柿の葉にくるんで食べる押し寿司で、奈良県と和歌山の伊都地方の名産品。和歌山の漁師が獲れすぎた鯖を売るため塩漬けにいて奈良に行商し、その塩辛すぎてとても食べられたものでなかった鯖を、当時保存剤として使っていた柿の葉にくるみ、食事としたのが始まりとされ、発祥は五條~吉野方面と伝わる。柿の葉には殺菌効果があり、包むことで保存食になることは当時から知られていたようで、また柿の葉の風味も増して食欲をそそる。通常は柿の葉は食べずにむいて食べる(だが、店の人に聞いた話、人によっては柿の葉も食べる兵がいるとか《基本、柿の葉寿司の葉採取用の柿の木は農薬を使わないので食えるらしい…》)。現在では慶事のごちそうとしても食べられるし、近鉄の主要駅でも手軽に食べられるファーストフードとしても売られている。土産物としても人気が高い。
「奈良にうまいもんなし」と俗に言われることもあるが多くの文化人にも好物とした人がいた。痴人の愛などエロ小説で有名な小説家谷崎潤一郎もその一人で世間に広めた人物でもある。
高野山のお膝元、和歌山の伊都地方でも売られており、奈良のものと比べて酢飯が利いており、脂があまり落ちないままの鯖を使う(あまり奈良のように寝かさない)。
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最終更新:2024/11/11(月) 04:00
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