2009年クラシック世代 単語

ニセンキュウネンクラシックセダイ

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2009年クラシック世代とは、2006年に生まれ、2009年にクラシック競走を走った(3歳を迎えた)競走馬の世代のことである。

概要

史上5頭目の4年連続GⅠ制覇、通算GⅠ6勝を挙げた名牝・ブエナビスタを代表とする世代。

というかこの世代の芝戦線はぶっちゃけブエナビスタ一強であり、他に芝GⅠを複数勝った馬はいない。代表的な活躍馬は、宝塚記念でブエナビスタを破り凱旋門賞で僅差の2着に激走したナカヤマフェスタ、2011年天皇賞(秋)でハイパーレコードを叩き出したトーセンジョーダン、秋華賞でブエナビスタを破り古馬では果敢に世界に挑んだレッドディザイアなど。
クラシック三冠を分け合ったアンライバルドロジユニヴァーススリーロールスはいずれもその後は全く振るわないかすぐ引退となってしまうなど、総じて全盛期の短い馬ばかりだった点は2003年クラシック世代に近いかもしれない。

ちなみにブエナビスタ、アンライバルド、スリーロールス(と後述のリーチザクラウン)が同じ新馬戦でデビューしており(勝ったのはアンライバルド)、同じ新馬戦から3頭のクラシックホースが誕生、3歳時の2009年有馬記念に4頭が出走するという記録を作っている。

他、芝GⅠ馬には「セイウン」冠名でも「ワンダー」冠名でもない朝日杯馬セイウンワンダー、NHKマイルカップ馬でマンハッタンカフェの事実上最後の後継種牡馬となっているジョーカプチーノ、2012年安田記念を6歳でレコード勝ちしたストロングリターンがいる。
GⅠ馬以外では、日経賞で大穴を開け「忘れた頃の穴男・江田照男」を競馬ファンに思い知らせたネコパンチ、きさらぎ賞を勝ち日本ダービー2着などの実績を残したが気性面の問題でネタ馬扱いされたリーチザクラウン、札幌記念など重賞4勝を挙げたが7歳時のヴィクトリアマイルで予後不良になってしまったフミノイマージン、ともに短距離戦線で8歳まで息の長い活躍をしたサンカルロレッドスパーダなど。

ダートは2011年ドバイワールドカップ2着、中央ダートGⅠ3連覇などGⅠ級4勝のトランセンドと、歴代最高齢記録となる9歳での平地GⅠ級勝利を達成したGⅠ級3勝のワンダーアキュートが代表。
それに続くのが世代ダートJpnⅠを勝った2頭で、JBCスプリントを2勝したスーニと、フェブラリーSを勝ったテスタマッタ
ほか、短距離戦線で重賞9勝を挙げたセイクリムズン、中長距離重賞4勝を挙げたのに一度もGⅠ級に出走せずGⅠ未出走馬の獲得賞金最多記録を持つエーシンモアオバー、2010年の東海Sでトランセンドを破りながらカネヒキリが特例で出走してきたため帝王賞に出られなかったシルクメビウス、中央の牝馬として史上初となる同一重賞3連覇など重賞7勝を挙げ牡馬相手にも渡り合ったラヴェリータなど。

地方競馬では、金沢競馬で2歳下のナムラダイキチと鎬を削ったジャングルスマイル、全国各地を休みなく転戦し163戦を走って地方重賞5勝を挙げた笠松の牝馬トウホクビジン、中央でデビュー6連勝するも重賞は1勝に留まり8歳で岩手に移籍して地方重賞12勝と無双したナムラタイタンなどがこの世代。

海外では、G1を6連勝し種牡馬としても欧州トップサイアーとして大成功中のアイルランドのシーザスターズ、キングジョージを大差勝ちし日本でも種牡馬としておなじみであるイギリスのハービンジャー、オーストラリアで25戦25勝という記録を叩きだした超名牝ブラックキャビア、オーストラリアから欧州に渡ってG1を10勝したソーユーシンク、ケンタッキーオークスを20馬身以上の大差で圧勝しプリークネスSでも85年ぶりの牝馬優勝という快挙を成し遂げゼニヤッタとの対決が期待されていたアメリカの怪物牝馬レイチェルアレクサンドラ、フランスでG1を6勝し日本でソウルスターリングを産み孫世代でもスターズオンアースを送り出したスタセリタなどがいる。

活躍馬

中央平地GI級

世代別

競走名 2008年(2歳) 2009年(3歳)
朝日杯フューチュリティステークス セイウンワンダー
阪神ジュベナイルフィリーズ ブエナビスタ
皐月賞 アンライバルド
東京優駿(日本ダービー) ロジユニヴァース
菊花賞 スリーロールス
桜花賞 ブエナビスタ
優駿牝馬(オークス) ブエナビスタ
秋華賞 レッドディザイア
NHKマイルカップ ジョーカプチーノ

古馬GI

競走名 2009年(3歳) 2010年(4歳) 2011年(5歳) 2012年(6歳) 2013年(7歳)
フェブラリーステークス トランセンド テスタマッタ
高松宮記念
天皇賞(春)
ヴィクトリアマイル ブエナビスタ
安田記念 ストロングリターン
宝塚記念 ナカヤマフェスタ
スプリンターズステークス
天皇賞(秋) ブエナビスタ トーセンジョーダン
エリザベス女王杯
マイルチャンピオンシップ
ジャパンカップ ブエナビスタ
ジャパンカップダート トランセンド トランセンド
有馬記念

中央障害J-GI

競走名 2009年
(3歳)
2010年
(4歳)
2011年
(5歳)
2012年
(6歳)
2013年
(7歳)
2014年
(8歳)
中山グランドジャンプ
中山大障害

地方ダートグレード競走GI級

世代別

競走名 2008年(2歳) 2009年(3歳)
全日本2歳優駿 スーニ
ジャパンダートダービー テスタマッタ

古馬GI

競走名 2009年(3歳) 2010年(4歳) 2011年(5歳) 2012年(6歳) 2013年(7歳) 2014年(8歳) 2015年(9歳)
川崎記念
かしわ記念 ワンダーアキュート
帝王賞 ワンダーアキュート
マイルCS南部杯 トランセンド
JBCレディスクラシック
(2011年~)
JBCスプリント スーニ スーニ
JBCクラシック ワンダーアキュート
東京大賞典

大百科に記事のある2009年クラシック世代の競走馬

は牡馬、ピンクは牝馬、緑は騸馬

日本調教馬

  • アンライバルド
  • イコピコ
  • エーシンモアオバー
  • ゴールデンハインド
  • ジャングルスマイル(競走馬)
  • スーニ
  • ストロングリターン
  • スリーロールス
  • セイウンワンダー
  • ダノンブリッジ
  • ダノンヨーヨー
  • タマゴカケゴハン(競走馬)
  • トーセンジョーダン
  • トウホクビジン
  • トランセンド
  • ナカヤマフェスタ
  • ネコパンチ
  • ブエナビスタ
  • ミスアンコール
  • ラヴェリータ
  • ランズエッジ
  • リーチザクラウン
  • レッドディザイア
  • ロジユニヴァース
  • ワンダーアキュート
  • ワタシハスゴイ

海外調教馬

  • シーザスターズ(アイルランド)
  • シリュスデゼーグル(フランス)
  • スタセリタ(フランス)
  • ソーユーシンク(オーストラリア→アイルランド)
  • ハービンジャー(イギリス)
  • ブラックキャビア(オーストラリア)
  • ブレイム(アメリカ)
  • レイチェルアレクサンドラ(アメリカ)

関連リンク

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
  • ウマ娘 プリティーダービー
    • トーセンジョーダン(ウマ娘)
    • ナカヤマフェスタ(ウマ娘)
    • ワンダーアキュート(ウマ娘)
    • トランセンド(ウマ娘)
    • ブエナビスタ(ウマ娘)
前世代 当世代 後世代
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