「3A07 〜Memories are here〜」は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)製作のアイドル育成シミュレーションゲーム「アイドルマスター」シリーズを元にした二次創作の動画作品であり、同カテゴリ内で2009年11月21日〜23日に行われたイベント「シネ☆MAD3rd」の参加作品である。
七夕P、RAP_、セバスチャンPの3人の動画制作者による合作。制作開始は2009年5月、制作期間はおよそ半年である。
概要
本動画の大部分は、3DCG製作用ソフトウェアXSI essential 6.5(現Autodesk Softimage)を用いて作られた、フル3DCGモデルを使用したアニメーションである。使用される2つの楽曲「フタリの記憶」および「隣に…」のダンス部分およびそのステージは、「THE IDOLM@STER Live For You!」本編動画から取り込んでいる。1本の22分弱の動画で構成されている。
それぞれのキャラクターの3Dモデルの完成度が非常に高く、またかなり自然に動いていること、細やかな表情がまず目を引く。3DCGモデルの原型そのものは、セバスチャンPが1年以上前から制作しストックしていたものである(最初から本動画制作の目的でそれらが作成されていたのではない)。キャラクターだけでなく、事務所内なども同様に緻密な3DCGモデルによって作られている。
登場人物それぞれの演技や水、風になびく髪などのモーションは、全てセバスチャンPの(物理演算を使用しない)手付けによるものである。
また、露光、調色、音響等の様々なエフェクトも大きな効果を上げている。夕陽の光、雨、落ち葉、被写界深度によるピント調整などのエフェクト(演出)を担当しているのは七夕P(Adobe After Effects CS4を使用)である。また、サウンドエフェクトを担当しているのはRAP_である。
シナリオ担当はRAP_であるが、七夕Pによれば、セバスチャンPと七夕Pの(映像的・演技的・モーション的な)アイデアをRAP_がシナリオに取り込みテキスト化しながらストーリーラインを作り上げていくという、かなりアクロバティックな構成を行っている。
コンテ作成(カットおよびその秒数、レイアウト、カメラワークの指定など)は、最初にRAP_によって提示されたシナリオに従って七夕Pが担当している。初期の段階で使用楽曲とその使い方が決定したため、その曲の構成にシンクロするよう細かな時間構成が行われている。ただし、決定された尺の範囲内で、当人の判断でセバスチャンPに完全に任されている部分も存在する。
制作方法の詳細は七夕Pのブログ
およびセバスチャンPのブログ
を参照されたい。
あらすじ
「アイドルマスター」で使用される二つの楽曲、「フタリの記憶」(註:この楽曲は三浦あずさの持ち歌ではない)および三浦あずさの持ち歌「隣に…」の歌詞を中心に据え、現在、過去、記憶、イメージをダイナミックに交差させながら、本作のヒロインたる三浦あずさのプロデューサーに対する思慕、心情、そして2つの歌に込められた想いを描く。
キャスト・スタッフ
- 出演:三浦あずさ(メインキャラクター)
プロデューサー
秋月律子
天海春香 水瀬伊織 高槻やよい 星井美希 菊地真 萩原雪歩 如月千早 双海亜美 双海真美
音無小鳥 - PV枠:七夕P
- シナリオ枠:RAP_
- デザイン枠:セバスチャンP
評価等
- 本動画が2009年11月23日21時に公開されるや、当日のうちに100アカウント以上のユーザーから広告がつけられ、その後もその数を伸ばし続け、同年同月30日0時11分にはついに投資した人数は300アカウントに達し、累計ポイントは146,300となった。その総額やポイント伸び率も注目されるが、より注目すべきは300ユーザー以上にもなった宣伝した人数であろう。1ユーザーあたりの投資額は平均で487.7ポイントと比較的少額である。他の宣伝累計ランキング十傑の動画が軒並み1ユーザー平均3000〜5000ポイントが投資されている(一人あたり9000ポイントを超えるものさえある)ことと比較すれば、本動画の宣伝のされ方(ある意味では評価のされ方)の特徴を見て取ることができよう。
- 2009年12月2日のITmediaGamezの「日々是遊戯」にて紹介
され、同記事がyahooニュースやmixiニュース等、他のポータルサイトのニュースにも転載された。 - 週刊アイドルマスターランキングにおいて、2009年11月第4週
にポイントにして第2位の動画の5倍もの大差をつけ圧勝し(除外された作品を含めても第2位の3.7倍のポイントであった)、その後同年12月第1週
、12月第2週
でも1位を獲得し三連覇を達成した。なお、2009年12月第2週の週マスランキングでは、下記の「隣に…3A07edition
」が第2位に入り、実質的なワンツーフィニッシュをも達成した(ただし除外作品を含めると1位と3位である。本動画の三連覇については除外作品を含めても変わりはない)。
余談
- 七夕Pのブログ
によれば、最初に提示されたRAP_筆の台詞が「あまりにも『くさかった』」ため、「チームギップリャ」を自称し、動画冒頭にも「team gippurya」のロゴが入っている。しかし実際には、視聴者が作品のシリアスでガチな雰囲気に飲まれたためか、本動画において「ギップリャアアアアアアア!!」の叫びを上げる者は比較的少ない。 - 【アイドルマスター】シネ☆MAD3rdエンディング
の七夕Pのコメントによれば、「キスシーンは(自分が)RAP_と実演しながらセバスP(セバスチャンP)に演技指導」したそうである。 - セバスチャンPのブログ
によれば、(公式PVでは欠かせない紳士分であるところの)おっぱいはやはり手付けによって揺らされてはいるものの、ごく一部の限られたカットでしか揺らされていない。心憎い配慮と言えよう? - セバスチャンPの3DCGモデルアニメの表示テストを兼ねた習作
が2009年3月2日にUPされている。 これが「3A07」へつながるとは想像もできないほどカオスな動画である。しかもいおりんが忘れられている。 - 七夕Pのブログにも記事がある
が、七夕Pは、「3A07」作品中では約12秒しか使用されないにもかかわらず、5分強の「隣に…」のフルバージョンPV
を作成していた。(この動画の3DCGはゲーム本編のものを使用しているようである)
関連商品
関連動画
三浦あずさアルバム「LOVE」初回特典DVD収載のPV(という設定のニコマスMAD)
週刊アイドルマスターランキング2009年12月第2週ランキングにて三連覇達成および(除外を除き)ワンツーフィニッシュが報じられた
関連項目
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