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GregTech-Addon(以下Greg)とは、GregoriusT氏制作の工業化MOD"IndustrialCraft2"(以下IC2)の拡張アドオンである。
概要
Making things easier the hard way!(難しい方法で楽をする)とIC2公式フォーラムのGregトピックにもあるように、多種多様な鉱石とアイテム、マシンを追加しつつIC2を複雑なものにするMODである。
導入に際しての注意
MODの性質上、追加される鉱石の数はIC2本体が追加するものよりも多い。既存のワールドにGregを導入する場合は、それらを手に入れるために今までに訪れたことのない場所へと遠征する必要が出てくる可能性がある。それが面倒だとか、新規ワールドを生成する場合でも地下を穴だらけにしたくないという人はMystCraftというMODを一緒に導入するとその手間が省けるだろう。
また、非常に更新が多いMODなので、昨日のレシピで作れたアイテムがアップデートしたら作れないということも多々ある。作者も推奨している通り、Not Enough ItemsやCrafting Guideなどのレシピ確認用のMODを導入することを強く進める。
導入に際しては、関連項目の日本語Wikiが詳しいので、そちらを参照するといい。
追加鉱石(一部)
このほかにもいくつかの鉱石が追加される。 どの鉱石からも得られるアイテムはツールや防具には使用されず、素材として使用されるものに限る。 ただし、他のMODを入れている場合はこの限りではない。
- ルビー鉱石・サファイア鉱石(Ruby Ore・Sapphire Ore)
バニラにおけるエメラルドとほぼ同じ扱い。よって生成率はかなり低い。
ルビーは砂漠にのみ、サファイアは海洋バイオームにのみY=32以下で生成される。
得られる宝石は、このアドオンで追加される蓄電器関連の素材に使用されるほか、IC2のMFEを作成するためのエネルジークリスタルの素材の一つとして要求される(もう一つはレッドストーンダスト)。
ことルビーに関しては、下記のクロムを得るための重要な素材の一つでもある。 - イリジウム鉱石(Iridium Ore)
いわゆるレアメタルの一種。現実にも存在する白金族元素の一つ。
IC2ではマターでのクラフトでしか入手できなかったのが、このアドオンを導入すると鉱石ブロックで入手できるようになる。 ただし、レアメタルという扱いに忠実に則して生成率は1チャンクあたり20%とすこぶる低い。 - ボーキサイト鉱石(Bauxite Ore)
鉱石としての見た目は、バニラのラピスラズリの青い部分が茶色く変化したような感じ。
平原、森林バイオームの地下に生成されるが、一つ一つの鉱脈が大きく生成されることが多く、片っ端から採掘していくとあっという間に1スタック揃っていることも。
アルミニウムの主な入手元であり、チタニウムを得るためでも重要な鉱石。
ちなみに現実のボーキサイトの粉末は、直接吸いこむと塵肺になるほど身体には超有害。 - 方鉛鉱石(Galena Ore)
鉛を得るための重要な鉱物。銀も含有するため、一粒で二度美味しい鉱石。
だが銀はともかく、鉛はこのアドオンだけでは利用用途がさほどあるわけではなく、主に別のMODで使用される。 - 閃亜鉛鉱石(Sphalerite Ore)
ネザーにのみ配置される亜鉛の硫化鉱物。粉砕することで亜鉛の粉が得られる。
亜鉛の粉はIC2その他で追加される銅の粉とクラフトして真鍮(brass)の粉にする以外に使い道はなく、真鍮もこのアドオンだけではもっぱら合金板の素材やそのほか中間素材への素材としてしか利用されない。
おおよそ、錫の使い道が多いことへの救済措置に近いか。
上述の方鉛鉱とあわせて、日本でも鉛や亜鉛を主に採掘する鉱山は存在した。 - タングステン鉱石(Tungsten Ore)
主にジ・エンドや地上の玄武岩生成層で見られる黒い鉱石。現実でも電球のフィラメントからドリルや切削道具、徹甲弾や戦車装甲に使われるあのタングステンである。
融点が金属の中でもっとも高いという点も同様で、専用の機械を使わないとインゴット化できない。
RedPower2(以下RP2)も導入している場合は、基幹世界でも生成されるRP2側のタングステン鉱石とも互換性があるが、こちらのほうが遥かに生成量が多い。
バージョンアップによりgreg自体がこの鉱石を基幹世界に生成するようになったのだが、依然としてジ・エンドのほうが生成率が高いのは変わらない。
またこの鉱石を加工した際に得られる副産物であるマンガンが後述するステンレス鋼の素材として扱われることになった。 - シェルドナイト鉱石(Sheldonite Ore)
このアドオンオリジナルの空想の鉱石。主にジ・エンドで生成されるが、一つあたりの鉱脈の大きさ、生成率が極小の文句なしのレアメタル。
粉砕することで白金(プラチナ)の粉末が得られるほか、工業用粉砕機で粉砕すれば貴重なイリジウムの塊が入手できるのだが、生成率と需要のバランスがまるで合致しておらず、加えてジ・エンドの地形が特殊なことも相まって、大規模な露天掘りを繰り返された末にジ・エンドの地形自体が一部を除いて消滅してしまうことが、本当によくある。
ちなみにGregを入れていると、ジ・エンドに無数の小さい浮島ができるのだが、それを探索しつくしても全然数が集まらないぐらい生産率が低い。
またデフォルトのテクスチャでは周囲のエンドストーンに溶けこみ大変見つけづらい。浮島の場合それ単体で作ることが多いため気づきやすいといえば気づいやすいかもしれない。
追加金属(一部)
このアドオンで追加される金属の数は、粉まで含めそれこそとてつもない数になるため、ごく一部、必須になると思われるものだけを紹介していく。
なお、ここで挙げる金属の粉は基本的にバニラのかまどでは精錬できず、専用の工業用高炉でのみ精錬ができる。
- ~の粉、小さな~の粉(~Dust、Tiny pile~Dust)
IC2などで追加される粉砕機で鉱石、インゴットを粉砕するとその金属などの粉が出来上がる。
バニラの金属の粉は、バニラのかまどで精錬することでインゴットにできる。
金属以外では粘土や石炭、木炭の粉もあり、いずれも粉砕機で加工することで手に入る。
このアドオンで追加される合金類は、基本的に粉の状態でクラフトすることで合金の粉が出来上がる。
鉱石をそのまま精錬するとひとつのインゴットしか得られないが、鉱石を粉砕機にかけると2つの粉が得られ、それを精錬すると2つのインゴットになるため実質鉱石を倍に増やせる。
瞬く間に素材が消えていく工業化MODにはありがたい仕様なのだが、それでも消費速度には全く見合っていないのが実情。
小さな~の粉は、工業用粉砕機によって鉱石を粉砕した際に得られる副産物みたいなもので、共通して4つをクラフトして1つの粉になる。また一部の金属は小さな粉から順番にクラフトしていかないと入手できないものもある。
- アルミニウム(aluminium)
上述のボーキサイトの粉末を工業用電解槽にかけて得る他に、ボーキサイトの鉱石を工業用粉砕機で加工することでも粉末が一つ得られる。身近なもので1円硬貨から精密機器の筐体やサッシにまで使われている馴染み深い金属である。
粉末の入手法が多岐にわたるうえにボーキサイトの入手量もかなりのものになるため、数自体は揃えやすい。それだけに高需要で合金板から精密回路の材料まで引く手数多、また一部マシン群の作成レシピにおける鉄の代替素材としても機能してくれる。 - 鋼鉄(steel)
鉄に炭素を含有させ、人工的に強度を上げた、いわゆる鋼(はがね)。
このアドオンでは石炭の粉と鉄の粉を工業用高炉で同時に精錬するか、ブロンズ高炉で石炭または木炭を燃料に鉄を精錬することで入手できる。
レシピ変更の影響でIC2導入で追加される電動工具に用いられる一部素材は、全てこの鋼鉄が必要になる。 RailCraft(以下RC)の鋼鉄と互換性があるため、RCで追加される鋼鉄をそのまま使用できる。 - ステンレス鋼(Stainless Steel)
バージョンアップで追加された鉄にクロム、ニッケル、マンガンを含有させた合金。
鉄の粉6に対し、ニッケル、クロム、マンガンの粉を一つずつ加えてクラフトするしか入手できない。
この中でマンガンの粉が、基幹世界での入手がダンジョンのチェストか生成率の低いタングステン鉱石を工業用粉砕機で加工してしか得ることができないため、まとまった数を手に入れるにはジ・エンドの早期攻略が不可欠となる。
また最新バージョンではIC2電動工具には鋼鉄の代わりにこれらを要求するようになるので電動ドリルやチェーンソーなどはやすやすと使えるものでは無くなった。 - ニッケル(nickel)
他とは違い天然からでは採掘できず(現バージョンでは山岳バイオームにニッケル鉱石が生成される)、銅(IC2などで追加される鉱石)、金、鉄の鉱石を粉砕、もしくはそれらの粉を遠心分離機にかけることで小さな粉をクラフトして入手できる金属。
現実では硬貨の材料として銅との合金で使用されている。
工業用高炉を作る上での中間素材を作るための素材として要求されるほか、耐熱材として優れているインバー(invar)合金の材料としての用途がある。
非常にごく少数な需要ながら、このアドオンを遊びつくす上で欠かせない素材。
この金属の粉だけはバニラのかまどで精錬、インゴット化できる。 - チタニウム(titanium)
ボーキサイト鉱石採掘の第二の目的。高度なマシンを作るうえで多量に要求されるのだが、入手手段がマターでのクラフトを除くと アルミニウムの入手と同様に、工業用電解槽によって作成される小さな粉をクラフトして精錬する以外に存在しない。
高級マシンの素材以外にも、現実のドリルでも使われている通り、ダイヤモンドドリルの素材に使用されるようになったりするため、細かい所で必要になってきたりもする。 - クロム(Chrome)
チタニウムと並んで高級マシンの素材として要求されるgregtech最重要と呼べる金属のひとつ。
Greg最終到達点と言える核融合炉を目指す目指さないに関わらず、タングステンを扱うためには必要な素材。
いくつかの中間素材に素材として要求されるにとどまるが、一つのマシンを動かせるようにするまでに要求される筐体の数が大量であり、その筐体を作成するにあたってイカれた数のクロムが中間素材に必要になる、という面倒くささを抱えている。
肝心の入手法は(一番簡単な方法で)ルビーの粉9個を電解槽で精製して出来た粉を工業用高炉で精錬するだけというシンプルなもの。一応ルビーはマターで作れるが。 - 工業用ダイアモンド(Industrial Diamond)
元々はIC2にかつて存在していた天然のダイアモンドとは別のダイアモンドだったのをGregがサルベージさせたもの。一部ダイアを用いる装置や中間素材にダイアの代わりに用いることが出来る程度のものだったのだが、Gregのアップデートでそれらに対して工業用ダイアが必須素材となってしまった。
作成方法はIC2の石炭を圧縮する方法と一緒だがいつだかのバージョンではダイヤモンドの粉を爆縮するしか無く、作製に必要な内破圧縮機のコストや工業用TNTの使用が前提も相まって、天然ダイア以上に希少な素材だった。 - ネザーラックの粉(Nether rack Dust)
- エンドストーンの粉(Endstone Dust)
Gregを導入すると導入以前では粉砕機で加工できなかった地形ブロックまで加工できるようになる。
ネザーラックはネザーを構成する主要ブロック、エンドストーンはジ・エンドの地形そのものである。
粉砕機で粉末にし、遠心分離機で加工すると、ネザーラックはレッドストーンに石炭の粉、硫黄の粉と金塊に分離される。
エンドストーンは多量の砂に小さなタングステンの粉、そして核融合炉の反応素材の一つであるヘリウム3、ヘリウムが取り出せる。
これが意味することは、両次元とも単なる資源の塊でしかないということである。 - 赤合金(Red Alloy)
- 銅にレッドストーンを混ぜて合金化した空想の金属。かつてRP2に存在していた。
銅1つにレッドストーン4つの割合で小さな粉が一つ出来上がり、4つの小さな粉をクラフトすることでインゴット一つ分の粉が入手できる。
すなわち赤合金インゴット一つにつき4つの銅と16個のレッドストーンが必要ということになる。
バージョンアップによって、恐るべきことに基本回路、発展回路に必要としていたレッドストーンは全てプレート加工された赤合金に置き換えられた。
このほかGregtechはRP2にあったニコライト鉱石の追加も確認されている。
追加液体と気体(一部)
金属と同様に液体、気体も果てしない数が追加される。
素材の種類を問わず、このアドオンで追加された機械類で加工した際の副産物として少量から多量に生成される。基本的に全てセルに収納され、加工の際にセルを一定数要求される。
捨てるものがないほどに利用用途がそれぞれにちゃんとあるのだが、扱いきれない場合はIC2の抽出機で空のセルに戻せる。
- リチウム(Lithium)
現実でもリチウムイオン電池の材料として使用されている物質。
Gregでもリチウムバッテリーが存在し、その主な材料になる。
粘土の粉を8つも加工に使って得られるのが2個なので、粘土ブロック自体の入手のしづらさが影響してややコストが高いか。燃料としても使える。 - ケイ素(Silicon)
GregではSilicon表記ではあるが、日本語wikiではケイ素と掲載されて いるので両方表記する。
レシピ変更でコストが激増したソーラーパネルの作成に使われるが入手が副産物頼みでかつ素材として扱えるようにするのに工業用高炉の設置が不可欠になってくるので、数を揃えることさえもままならない。
半導体の重要部品に使われるという現実通りに発展回路の追加レシピにも使用されるため、大人しくそちらに集中して使用するべきだろう。 - 炭素(Carbon)
IC2やRP2のゴムの木の加工の副産物のほか、灰や石炭の粉を電解精製すると入手できる。
単体ではあまり役に立たず、主に他のセルとクラフトする材料としての活躍が多い。
9つ集めてクラフトするとカーボンファイバーになるが、その場合セルが返却されないのでただでさえセルの作成個数が減らされるGregではあまりおすすめできない。 - メタン(Methane)
メタンハイドレートで有名なあの天然ガス。Gregではあらゆる食物を遠心分離機で加工すれば入手できる。
食物によって一度に加工する量が変わるが、たいていは10個単位で加工する必要がある。
金のリンゴを加工した場合でもちゃんと素材として使った分の金が還元されてくるから安心。腐った肉でも大丈夫。利用用途はガスタービン発電機の燃料に限られるが、発電量は水素の3倍とエネルギー源としては結構良い。
追加機械の一部
Gregの導入により、追加された金属を加工するための機械が数多く追加される。受け入れ可能な電力がすべての機械に設定されており、ずさんな配線では高価な機械を失う羽目になる。
そして機械の周辺に溶岩などの火気が存在したり、雨に晒される場所に設置されていると、火が着いた後爆発する。
機械の加工速度は遅く、ものによっては非常に長い時間がかかる。ブロンズ製の機械を除きIC2のアップグレードモジュールが右クリックで搭載できるようにはなっているものの、一度取り付けたら取り外すことができなくなる。ご利用は計画的に、ということらしい。
なお機械を撤去する場合はレンチが必要である。それ以外の方法では撤去できないどころかマシン筐体になってしまい、投じた資材がすべて無駄になってしまうことも注意していただきたい。
- (高圧)蒸気かまど(Steam Furnacen/High Pressure Steam Furnace)
- 蒸気圧縮式(Steam Compresser)
- 圧搾抽出機(Squeezing Extractor)
最新バージョンでは電力で動く機械を作る前に、この蒸気で動く機械にお世話になることになる。
主な原料はブロンズ(銅と錫の合金)だがこれまた大量に消費するので作るのは容易ではない。
また蒸気排出口がブロックで塞がっていると動作しないので注意。
ちなみにブロンズ製の機械のGUIは非常に目に痛い色をしている。 - マシン筐体(~ Machine Casing)
このブロック自体は単体では何の意味もなさず、置物でしかない。
しかし追加される一部の機械は、ただ電力を供給するだけでなく、この筐体を指定された形に配置し、そのあとで機械を所定の位置に配置することで 動かせるようになる。
基本(Standard~)、強化(Reinforced~)、発展(Advanced~)の三種が存在し、ランクが上がるにつれ、コストが加速度的に増加する。
以下、この筐体の設置が必要な機械には「要マシン筐体」と表す。 - プレート作成機(Plate Bending Machine)
度重なるアップデートによって、Gregで追加される機械から中間素材で要求される金属のほぼ全ては、インゴットからこの機械で加工されたプレートを使用しなければならなくなった。
これの設置の遅れがGregの機械の設置の遅れに繋がると言っても過言ではないほどに重要。
だがこれ一台作るのに鉄インゴットにして29個も要求されるハイコストな代物だからGregの難易度の高さを窺い知れるのだが、こんなのは氷山の一角である。
入力可能電圧は32EU/t。 - 工業用遠心分離機(Industrial Centrifuge)
アップデートによる仕様変更により、Gregで一番最初に作成を目指すべき機械だったのが、二番目以降に格下げされた、“ネザーを宝の山に変える機械”
これ一台でやれることが非常に多いのだが、最初は銅、金、鉄の粉から小さなニッケルの粉を取り出すことと、溶岩を遠心分離できる事を覚えておけば問題ない。
この結果ネザーの溶岩湖が枯れることがよくあることになる。
あとは必要に応じて遠心分離したい材料を投入、足りなければ増設、 場合によっては搬入搬出の自動化を行なっていけばいい。
入力可能電圧は32EU/t。ただし、絶え間なく電力を供給し続けないと加工過程がリセットされてしまう。
これは工業用と名前のつく機械全てに当てはまる。 - 工業用電解槽(Industrial Electrolyzer)
中盤以降、チタニウムやクロムが要求されはじめるときに作っておきたい機械。
作成にIC2の機械を3つも必要なトンでもない代物で、かつ中間素材としても要求されることのある機械だが、やれることも遠心分離機並みに多い。
ただし、加工するものによって消費される電力が違い、大量にEUを消費するものもあるため、作成はある程度発電施設が整った後になる。
入力可能電圧は128EU/t。 - 内破圧縮機(Implosion Compressor)
要マシン筐体(基本×8、強化×18)
工業用TNTをセットし、装置内で爆発させた爆風の圧力で 普通の圧縮機では加工できないようなものを加工する機械。エメラルドやルビーに代表される宝石の粉は金属の粉と違いかまどで精錬出来ない代わりに、この機械で加工をすることによって元の宝石に戻せる。
イリジウムプレート作成もこの機械を使うことになるのでこの機械(と筐体)の作成の必要性が飛躍的に高まった。
入力可能電圧は32EU/t。 - 工業用粉砕機(Industrial Grinder)
要マシン筐体(基本×18、強化×8)
非常にハイコストな機械。動かすにはマシン筐体が必要になり、作成に上述の工業用電解槽が中間素材として求められ、さらに現在では専用の中間素材を作るために工業用ダイアモンドが必要になったため気が遠くなる手間と投資になるがそれに見合うだけの活躍は期待できる機械。
最大の特徴は鉱石を加工した際に小さな粉などの副産物を2種類まで産出し、鉱石一つあたりの素材収集率を高めることにある。他の工業化MODで追加された鉱石まで手広くカバーしていることもあり、導入しているMODの数の多さによって重要度は高くなる。
入力可能電圧は128EU/t。 - 工業用高炉(Industrial Blast Furnace)
要マシン筐体(マシン筐体×34)
これまで上げてきたどの機械よりも重要度の高い機械。
チタニウム、クロム、タングステンと高級なマシンには必要不可欠な金属を精錬できる唯一の機械で、この機械自身の発展にも必要。IC2で追加される通常の電気かまどと異なり、マシン自体の耐熱温度が 「K(ケルビン)」で表される。
この温度を上昇させるためにはマシン筐体をより良いものへ強化していく必要があり、耐熱温度が上がることで精錬できる金属が増える。
なので他の機械と違い、機械自体よりもこれを動かすマシン筐体への投資が大変なのである。
ちなみにネザーへ行かずとも作れないことはない。
入力可能電圧は128EU/t。 - 自動ケーブル作成機(Automatic Wiremill)
回路組立機(Circuit Assembling Machine)
ともに共通して完成品を自動的に隣接するチェストに搬出、収納する機能を持つ。
自動ケーブル作成機は材料を投入し電力を消費して、ケーブルの作成を自動で行なってくれる機械。
この機械を使うことでインゴット一つあたりから 作れるケーブルの量が増える。
回路組立機は回路作成に必要な2種類の材料を投入し、電力を消費して回路、またはその中間素材を作成する。
Gregを導入すると作成する機会の多い中間素材の作成を代替レシピを用いることによって作成個数が増えるのだが、以前までは回路の作製は通常の作業台で行えていたのが、アップデートによってこの機械を使わないと作成できなくなってしまった。
入力可能電圧は32EU/t。 - マター製造機(Matter fabricator)
このアドオンを導入するとIC2のマター製造機の作成レシピは削除されてしまう。
かわりにこちらのマター製造機でマターを作成することになるのだが、コストがとてつもなく上昇し、かつマター一個作成に必要なEUも一桁増える。(IC2=100万EU、greg=1666万EU)
この機械ごとマターのコストが暴騰してるわけだが、これがないとジ・エンドを含め、どれだけのバイオームを掘り返してもイリジウムが足りないという事態になる。
追加される発電機と蓄電器(一部)
一般的に、IC2の電力Energy Unitは本体または他MODで追加される発電機などで発電され、蓄電器で蓄電され、賄われる。Gregもいくつか発電機を追加するのだが、どれも作成コストに見合った性能を誇る。中でも魅力的なのは、ラピスラズリを贅沢に使ったラポトロンバックパック、そして莫大な量の初期投資と起動電力を必要とする核融合だろう。
- 熱発電機(Thermal Generator)
熱発電機とあるが、ほぼIC2にすでに存在している地熱発電機の上位互換。
バケツ一杯分の溶岩からの発電量が1.5倍、出力は1.2倍になっているため、地熱発電機で電力を賄っている場合は迷わずこちらに乗り換えてもいい。
出力は24EU/t。
溶岩をセルに詰めて投入する以外にも溶岩を直接搬入するほうがセルの使用を抑えられる。
作成はアルミニウムやニッケルを作れるようになってから。 - ドラゴンエッグエネルギーサイフォン(Dragon Egg Energy Siphon)
Gregの科学力はエンダードラゴンの卵すらも発電機に利用することを可能にした。
発電の仕方が特殊で装置の上にエンダードラゴンの卵を置くだけで発電するというもの。
それだけで無尽蔵に128EU/t1024EU/tもの電力を生み出してくれる。
問題はエンダードラゴンの卵を獲得すること以上に、発電機自体のコストが非常識なこと。
そして卵の性質上、一度発電機の上に卵を置いたら移設が面倒ということ。
またThaumCraft3を導入していると、周囲のフラックスが上昇ということでデメリット効果が大きくなる。
なお、なんらかの手段でドラゴンエッグを2つ以上手に入れても複数発電した瞬間に大爆発を起こすので注意。(ただしConfigで複数稼働を許可することは可能)
なにとぞー。なにとぞー。 - 避雷針(Lightning Rod)
名前の通り、落雷から電力を生産し発電する装置。
発電するもしないも自然任せな発電機だが、発電量、出力ともに驚異的で一度に2500万EUを獲得し、8192EU/tという超出力をはじき出す。このため直付けできる機械はごくわずがで、高圧変換機4つを隣接させて降圧させないと電線側が蒸発してしまう。
この発電機の他に別途に鉄柵を用意し、機械の上に伸ばす必要がある。
鉄柵の長さや天候によって落雷を受ける確率が変わる。 - 核融合~(Fusion~)
核融合炉コイル(Fusion Coil)
プラズマ発電機(Plasma Generator)
別名「地上の太陽」。現実世界でも世界各国が共同研究・開発している未来技術。
Greg最終到達点にして、ある意味ラスボス。
発展マシン筐体で覆った核融合コイルの構成体に、核融合制御コンピュータ、エネルギー注入機、物質抽出機、物質注入機を指定された位置に配置して初めて核融合炉として起動、発電ができるようになる。
プラズマ発電機はこの核融合炉によって生成されるプラズマで発電するための発電機の一つである。
アップデートにより発電部分がプラズマ発電機として分離され取り回しやすくなった反面、もともと機械一つとってもおびただしい数の希少素材を要求され、途方もない中間素材と製作過程を経ていたのがさらに倍以上に増加した形となった。
この他にも、反応に必要な素材を作るための機械を多数設置する必要もある。 - 可変式蓄電器(A.E.S.U)
一つ作るのに48個ものラピスラズリと4個のイリジウムを使用するラポトロニックエナジーオーブを贅沢にも8つも使ったgregtechの贈る蓄電器。ラピスラズリ394個分とイリジウム32個分とキチガイじみたコストながら、蓄電容量は1億EUとこれ一台で核融合炉の起動電力すらも賄える。
特筆すべきは送電できる電圧を0~2048EU/tの範囲で変えられるという点にある。
拠点の事情に合わせて蓄電器側で変圧出来るのはありがたいことである。
名称はAdjustable.Energy.Storage.Unitの略。
これを4つも中間素材に使用し、電気のエンダーチェストに相当し、10億EUもの蓄電量を有する相互次元蓄電器(I.D.S.U)もある。ただしI.D.S.Uは出力が2048EU/t固定なのでご注意。 - ラポトロニック蓄電器(L.E.S.U)
LESUブロック(LESU-Block)
正式名称はLapotronic.Energy.Storage.Unit。単体では100万EUしか蓄電できない蓄電器だが、LESUブロックを繋げる事によって出力、蓄電量が上昇していく。
代替素材が設定されているとはいえ一つ作るのに72個のラピスラズリを使うので、かなりロマン成分を含んでいる。
またブロックを繋げて蓄電量を増やすという仕様上、施設の大規模化が想定されるので、設置の際は予め専用の場所を設けておきたい。
追加されるツールや充電池(一部)
IC2のアドオンということで追加される殆どのツールはEUを消費して動く電動ツールである。
また充電池もIC2のそれよりも大容量でハイコスト。
- 各種ハンマー(~ Hammer)
- 各種金属やすり(~File)
金属を加工するのに欠かせない道具、材料により効果な金属を使うことで耐久値が上がる。
プレート作成機が作れない序盤ではハンマーを使うことによってプレートを作成できる、しかし鉱石2つにつき1つしかプレートを作成出来ないので非効率である。
またバニラの金属を要求する道具には、ほぼ確実にハンマーややすり、プレートを使用しなければならなくなる。 - 火打石ツール(Flint ~)
金属製ツールの作成難易度上昇からか追加された火打石を使ったツール。
性能は石製ツールと同じだが耐久は鉄製ツールと同じなのでインベントリを圧迫しないですむ。
Gregのほんの僅かな優しさが垣間見える道具である。 - すり鉢(Mortar)
Gregでは珍しい機械を一切使用しないツール。
粉砕機関連の機械のコストが高騰したための救済処置。 しかしインゴットしか粉にできず、加えてクラフトするたびに消費してしまう。
64回までクラフト出来て、合金系のインゴットまで粉にできる鉄すり鉢もあるが、粉に出来る金属が増えただけで基本的な部分は変わらない。 - ロックカッター(Rockcutter)
「カッター」と名前が付いているが、その実はシルクタッチのエンチャントがついたピッケル。
並の採掘速度ではあるが、クラフト時に確定でシルクタッチがついている。
バニラのものを含め、鉱石の状態で獲得したほうがメリットのある素材や工業用粉砕機での加工時に出る副産物目当てで採掘したいときに重宝する。
電気で動くため別途充電池や充電機能のついた胴装備が必要。
作成にチタニウムやダイアの粉が必要と高コストだが、幸運や シルクタッチのないピッケルが入手できてない場合は是非一本作っておきたい。 - リチウムバッテリー(Lithium-Battery)
前述のリチウムを材料にしたバッテリー。IC2にある通常のバッテリーよりも蓄えられるEUが増大している。
これを6つも使ったリチウムバットパックもラップパックの10倍の蓄電量を有している。
蓄電器関連でラピスラズリがものすごい勢いで消費されていくので、まだ現実的なコストであるリチウムバットパックは中盤に世話になると思われる。
他にも中圧蓄電器のMFEのエナジークリスタルの代わりに使えたり、最近のアップデートで追加されたアップグレードアイテムに使ったりと 活躍の幅が広がってきている。 - ラポトロニックエナジーオーブ(Lapotronic Energy orb)
IC2のラポトロンクリスタルの10倍の1000万EUを貯蓄し、携帯できる青い充電池。
ラポトロンクリスタル8つ分(1つ100万EU貯蓄)のはずなのに1000万EUまで 貯蓄するが、充電は高圧以上の蓄電器でしか行えない。
ただそのうち中間素材になっていることが多い。
なおラポトロンクリスタルもエナジークリスタルを使わず、サファイアを代わりに使う代替レシピが追加されるので、ラポトロンクリスタル自体も作りやすくなっている。
これを胴装備用にしたラポトロンパックもある。 - データオーブ(Data orb)
二種類の中間素材を経て作られるツール。IC2の原子力発電の設計を保存できるツールではあるが、もっぱらあらゆる高級機械の中間素材として使われるのが殆ど。
代替素材はあるものの最初の中間素材にエメラルドを大量に使うため、山岳バイオームを岩盤まで掘り返しても足りないことが多い。
高級な機械を作ろうとすると大量に確保が必要になるため、小麦農場や羊毛牧場を設置し、村人から毟り取る取引して入手するのが効率がいい。
なお、RP2のエメラルドはグリーンサファイアに改名され、素材として使えない。
他のMOD、アドオンとの連携要素
このアドオンを導入すると、Gregアイテムのレシピの一部を他のMODのアイテムで代用できるようになったり、その逆も可能になったりする。一つ例を挙げるとするならば、他のMODの鋼鉄をGregのアイテムレシピに使えるようになる。またGregの半流体発電機にBCの黒オイルを扱えるようにもなる。
もちろんデメリットも存在する。代表的なものとしては、BCのクアーリーにGregのプラチナプレートが要求されるよう変更されるというものがある(プレートの原料のプラチナは、ジ・エンドに追加されるシェルドナイト鉱石を工業用粉砕機で粉砕してようやく粉が入手できる)。他のMODと同時に導入する場合はこの点についても留意しなければならない。
その他・小テクニック
機械の扱いやMOD導入直後に関する注意事項は上述に記した通りなので、 ここではプレイ中における特記事項を記しておく。
粉砕器の作成方法
ブロンズ高炉(Bronze Blast Furnace)で鋼鉄がある程度確保され、ブロンズ製抽出機でゴムが確保できたら、発電機、プレート加工機、自動粉砕器の3つを作成しよう。これで材料確保の手間は1/2になるだろう。
Not Enough Itemsでレシピを確認すると、一見ステンレスプレートと工業用ダイアモンドが要求されているように見えるが、実は鋼鉄プレートと普通の天然ダイアモンドも使える。スチールさえ確保できれば、序盤から粉砕器を活用していくことが可能になる。
ダイア(または鋼鉄)を使わないでネザーへ行く方法
GregTechを導入すると、火打石のレシピが変更され、鋼鉄ナゲットを要求されるようになるため、ブロンズ高炉で鋼鉄を入手するまではネザーに訪れることができなくなる。これはこのアドオンに限らず、他のネザーの素材を使うMODまたはアドオンにも影響する事である。
ただし非常に面倒になっただけであり、依然として抜け道は存在する。
1.村人との取引で入手する。
村を見つけることができたら、村人との取引で火打石を入手しよう。
村の鍛冶屋、廃坑、ジャングルの寺院、砂漠の寺院それぞれのダンジョンチェストから鋼鉄または火打石そのものを入手しよう。案外入っていることが多い。他のGregアイテムなども手に入るためおすすめ。
ネザーゲート作成までに用意するものは
- 水入りバケツ(鉄プレート×3、ハンマー)
- 空のバケツ(溶岩汲み取り用、これも鉄プレート×3、ハンマー)
- 溶岩源×11(黒曜石用に10、着火用に1)
- 引火のためのブロック少々(主に木材)
- その他耐火性の高いブロック(型を作るのも含めて、土や石で良い)
黒曜石は溶岩源に水をかけることで出来るので、 溶岩源を汲み取るバケツがあれば、黒曜石採取用のダイアピッケルは必要ない。
またネザーゲート作成に必要な着火作業は、火打石でなくてもよい。
方法は
1.黒曜石を作りたい箇所の4辺を燃えないブロックで囲い、型を作る(テンキーで2、4、6、8のところ)
2.囲った中に溶岩源を設置する(テンキーで5のところ)
3.溶岩源の上から水をぶちまけ、溶岩源を黒曜石にする。
4.ネザーゲートの形になるまで1~3を繰り返す。
5.ゲートの外1マスに引火用のブロックを置く(アップデートで必要になった)
6.引火用のブロック付近に溶岩を流し、ゲートに引火するまで待つ。
無事ネザーゲートが作成でき、ネザーへアクセスできたら、 ゲートを囲ってグロウストーンダストだけ取って速やか帰還することを推奨する。余裕があればクオーツや他のネザー鉱石も入手することもいいかもしれない。
最後に
この記事の項目に目を通しながらプレイし、どうしても手詰まりになってしまった場合は、他のMODを導入したり、Gregのconfigファイルで改変された要素を元に戻したりして難易度を下げたりしてプレイしよう。
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