___________ /|:: ┌──────┐ ::| /. |:: | 9回表終了 | ::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |.... |:: | 日4-8楽 | ::| | よし、決まったな!風呂にでも入るか |.... |:: | | ::| \_ ______ |.... |:: └──────┘ ::| ∨ \_| ┌────┐ .| ∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ∬ ( _) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_, ) / \ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)  ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ~30分後~
___________ /|:: ┌──────┐ ::| /. |:: | 試合終了 | ::| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |.... |:: | 日9x-8楽 | ::| | ふう、いい湯だった…アレ? |.... |:: | | ::| \_ ______ |.... |:: └──────┘ ::| ∨ \_| ┌────┐ .| ∧∧  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ( _) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_, ) / \ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)  ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄
概要
スポーツで、明らかに一方的な状態から神がかり的な大逆転劇が起きた様子を指して使われる。
野球、バスケットボールなど、得点が加算されやすい競技ほどよく起きる。
優勢だった方のファンが安心して風呂に入ったものの、
風呂から帰ってきたらとんでもないことになっていたというのが由来。
従って、より狭義には『序盤に大量差をつけられたがじわじわと巻き返した試合』は含まれず、『終盤に大量の得点差があったのですっかり安心していたらごく短時間で一気にひっくり返された試合』が該当する。
NPBの試合は前者を「広義の風呂試合」、後者を「狭義の風呂試合」として掲載している。
この概要からして、大体の風呂試合は「馬鹿試合」とも言えるだろう。
また、試合こそ引き分けで終わったが、サッカー界における「ドーハの悲劇」も、状況は類似しているかもしれない。
狭義の風呂試合
9回(延長戦では最終回)に3点差以上を逆転した試合を(一部)紹介。
NPB(1軍)の試合
- 1993年6月5日【ダイエー 8-9x 近鉄】9回裏に7点
- 9回表終了時点で、ダイエーが8-2で近鉄を大きくリードしていた。しかし、9回裏にダイエーの投手陣が暴投と四球を連発した事に加え、近鉄もヒットをコツコツ記録し、徐々に点差が縮まる。最後は代打・山下和彦の3ベースヒットでサヨナラ勝ち。9回裏の6点差逆転は、現在も最大点差となっている。
- 2000年9月24日【中日 4-5x 巨人】9回裏に5点
- 9回裏、中4-0巨から江藤智の満塁HR・二岡智宏のソロHRで中4-5x巨として、読売ジャイアンツがリーグ優勝を決めた試合
- 2001年9月26日【オリックス 5-6x 近鉄】9回裏に4点
- 9回裏、オ5-2近から北川博敏の代打逆転サヨナラ満塁HRでオ5-6x近として、大阪近鉄バファローズがリーグ優勝を決めた試合 →代打逆転サヨナラ満塁優勝決定ホームラン
- 2001年9月30日【ロッテ 6-7x オリックス】9回裏に4点
- 2-3の8回に4点を失い、6-3と逆転されたオリックスが9回裏に二死満塁から代打藤井康雄の逆転サヨナラ満塁ホームランで勝利した試合。
- 2009年10月21日【楽天 8-9x 日本ハム】9回裏に5点
- パ・リーグクライマックスシリーズ第2ステージ(日本ハム-楽天)第1戦 →福盛の21球
- 2010年9月4日【西武 6-7x 楽天】9回裏に6点
- 東北楽天ゴールデンイーグルスが9回裏に西6-1楽をひっくり返してサヨナラ勝ちした試合 →四球四球四球四球本塁打三振三振三振#その他
- 2014年8月6日【楽天 7-8x ロッテ】9回裏に6点
- 千葉ロッテマリーンズが2-7で迎えた9回裏、一挙6点を奪い8×-7で東北楽天ゴールデンイーグルスに逆転サヨナラ勝ちした試合
- 2017年7月7日【広島 9-8 ヤクルト】9回表に6点
- 広島東洋カープが8回終了時ヤ8-3広の状況から、2本のホームラン、タイムリー、内野安打から新井貴浩が3ランホームランを放ちヤ8-9広と逆転した。→七夕の悲劇2017
- 2017年8月22日【広島 5-6x DeNA】9回裏に4点
- 横浜DeNAベイスターズが横2-5広で迎えた9回裏、2ラン→ソロ→ソロの三者連続ホームランで逆転サヨナラ勝ちした試合。
- 2019年6月26日【中日 7-8x ロッテ】9回裏に6点
- 7-2の9回裏に鈴木大地の2打席連続となるソロで1点を返し、中村奨吾と藤岡裕大のタイムリーで1点差、さらに鈴木の2点タイムリーでサヨナラ勝ちした試合。
- 2021年4月22日【西武×オリックス】9回裏に4点
- オリックスが3点ビハインドの6-3で迎えた9回裏二死満塁からT-岡田のタイムリー三塁打で同点とし、続く杉本裕太郎のヒットで西武増田達至に6-7xで逆転サヨナラ勝ちした試合。
- 2021年7月7日【楽天×オリックス】9回表に5点
- 1-5で迎えた9回表に登板した張奕が浅村栄斗のタイムリーと島内宏明の3ランであっさり追いつかれ、続く岡島豪郎が代わった漆原大晟の初球を打って勝ち越しのソロを放ち、6-5で逆転勝利した試合。2021年版七夕の悲劇?
- 2021年7月12日【DeNA×阪神】9回裏に4点
- 阪神が3-0の9回裏に二死1塁でDeNA三嶋一輝から代打佐藤輝明、近本光司、糸原健斗、ジェフリー・マルテの4連打で同点とし、大山悠輔のサヨナラタイムリーで3-4xと逆転勝利した試合。
- 2021年9月7日【中日×広島】9回裏に5点
- 7-3で迎えた9回裏に広島が二死1,3塁で中日ライデル・マルティネスから西川龍馬、鈴木誠也の連続タイムリーで2点をあげ、続く坂倉将吾が逆転サヨナラ3ランを放って7-8xで勝利した試合。
その他
- 2015年11月19日【WBSCプレミア12】9回表に4点
- WBSCプレミア12において韓国代表が9回表に0-3をひっくり返して4-3で日本代表に勝利した試合
史上最大?の風呂試合
オランダのトップリーグ(Honkbal Hoofdklasse)では2022年の開幕戦でまさかの試合があった。昨季優勝のアムステルダム パイレーツはRCHペンギンズに対し5回までに18点を取ってリードしていたが、最終回の7回表に登板した投手が四球や暴投を連発し、大量連打を浴びる。投手3人をつぎ込んでも相手打線からアウト1つしか取れず、最後は野手が登板してなんとかこのイニングを終わらせた。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
RCH Pinguins | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 23 | 24 |
Amsterdam Pirates | 0 | 6 | 3 | 4 | 5 | 0 | 0 | 18 |
最終回にアムステルダムが奪われたのは23点。その裏にチームは得点できず、17点をリードしていた試合を逆転負けで落とすという、漫画でもあり得ないような結果に終わった。
2023年5月16日【2軍】西武-ヤクルト
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 1 | 1 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10x | 10 |
ライオンズは7-0の9回に先頭の渡部健人のソロで1点を返すと、マーク・ペイトン、タイシンガーブランドン大河がヒットで続き岸潤一郎の3ランで7-4。さらに山野辺翔、代打陽川尚将がヒットで出塁、西川愛也のタイムリーで2点差に迫り、蛭間拓哉の送りバントのあと川越誠司の2点タイムリーで追いついた。打者一巡して渡部が内野安打で出塁すると、続くペイトンが3ランを放ちサヨナラ。
8回まで4安打の打線が9回に10安打を集めて劇的勝利をあげた。
一方のスワローズは先発の山野が8回を100球無失点の力投を見せたにもかかわらず、2番手の大下が渡部から陽川まで6連続安打を打たれて一死も取れずに交代、3番手久保も打者5人に対して送りバントの1アウトを取っただけで4安打を許すなど救援陣が振るわなかった。
広義の風呂試合
試合序盤に大量点差をつけられたものの、その後反撃に転じて最終的に勝利した試合。
10点差逆転勝利(NPB記録)
- 1949年10月2日 3回までの時点で大映が10-0でリードしていたが、6回から大陽が逆襲に転じ、8回裏に同点に追い着き、9回裏にサヨナラ勝ちした。
- 1951年5月19日 6回終了時で大洋が12-2と松竹を大きくリードしていたが、5回から小刻みに点を重ねていた松竹に9回に逆転勝ちを許してしまった。
- 1997年8月24日 2回終了時にロッテが10-0でリードしていたが、3回から近鉄が逆襲を開始する。7回裏に1点差にすると、9回裏に同点に追い着く。最終的に延長12回にサヨナラ勝ちをおさめた。
- 2017年7月26日 東京ヤクルトスワローズが6回終了時点でヤ0-10中の一方的展開から、7回裏に2点、8回裏に8点を加えて試合を振り出しに戻した末、10回裏に大松尚逸の2号ソロでサヨナラ勝ちした試合。10点差逆転の勝利は1997年の近鉄×ロッテ戦以来20年ぶり4回目の出来事。
9点差逆転勝利
- 1950年11月18日【大阪12-14西日本】*シーズン最終戦
- 1962年8月7日【阪急11-12南海】
- 1995年7月30日【中日10-9広島】
- 2002年8月16日【近鉄10-12西武】
- 2003年7月29日【日本ハム11-9オリックス】
- 2017年5月6日 阪神タイガースが5回表終了時広9-0神の状況から5回裏以降毎回得点で広9-12神と逆転を収めた試合。同日には横浜DeNAも8回裏、ヤ5-0横から一挙5点を奪い同点、延長11回に柴田竜拓のサヨナラ安打で勝利している。
その他
詳細
- 2010年4月13日 阪神タイガースが5回終了までに阪0-6巨からHR5本で阪9-7巨とひっくり返した試合
- 2010年6月2日 オリックスバファローズが中7-0オから8回裏に北川の満塁HRなどで追いつき、延長11回T-岡田の3ランHRでサヨナラ勝ちした試合
- 2011年8月17日 東京ヤクルトスワローズが1回終了横8-0ヤから横10-10ヤまで追い付いた試合(結果は2011年特別ルール(試合時間が3時間30分を超えると延長に入らない)によって引き分け)
- 2011年8月18日(上記の試合の翌日) 北海道日本ハムファイターズが2回終了日0-8ロから日9-9ロまで追い付いた試合(結果は上記の同ルールによって引き分け)
- 2013年5月10日 7回表終了時で巨10-3横から、横浜DeNAベイスターズが7回裏に6点を返し9回裏に多村仁志の3ランHRでサヨナラ勝ちした試合
- 2014年4月2日 読売ジャイアンツが5点ビハインドで迎えた8回表、一挙10点を奪い、最終的に15-9で横浜DeNAベイスターズに勝利した試合
- 2016年9月4日 オリックスが7-1で迎えた7回、ブルーサンダー打線爆発で日本ハムから一挙6得点。同点に追いついた試合。なお、試合に関しては12回裏に降雨コールドゲームで引き分けとなっている。(惜しい)
- 2017年9月18日 埼玉西武ライオンズが4回表まで4-11と7点差をつけられるが、8回裏までに逆転に成功。9回表に同点においつかれ10回表に1点を勝ち越されたものの、その裏に逆転サヨナラ勝ちを決めた。
- 2019年5月8日 福岡ソフトバンクホークスが4回表まで7-0とリードするが、その直後から東北楽天ゴールデンイーグルスがじわじわと追い上げ、9回裏にルーキー辰己涼介のセンターへのタイムリー2塁打で7-8xとしてサヨナラ勝ちした試合。この試合で楽天は当時の球団新記録となる7点差逆転を記録した。
- 2021年4月1日【ヤクルト 11-11 DeNA】ヤクルトがDeNA先発の上茶谷を攻めて2回までに5点をあげるものの、その裏にルーキーの先発・山野が捕まり7失点で5-9と逆転される。ヤクルトは4点ビハインドの7回に追いつき、11-11で引き分けた試合。
- 2021年8月28日【日本ハム 8-8 西武】西武が7-0の5回裏に源田の2ランなどで4点をあげ、8-4の7回にも外崎の2ランなどで4点を追加して8-8で引き分けた試合。
- 2021年9月15日【DeNA 6-7x 巨人】巨人は2点ビハインドの9回裏に登板したDeNA三嶋を攻め、一死1,2塁から代打八百板、松原、坂本の連打で同点とし、岡本和の犠牲フライでサヨナラ勝利した試合。三嶋は9月9日の巨人戦でも3点リードの9回に登板し、3失点で同点にされている。
2022年
3月25日【ヤクルト×阪神】
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 4 | 3 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 3 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 |
シーズン開幕戦のタイガースは同点の3回裏にヤクルト先発の小川泰弘から3点を勝ち越すと、4回には交代した大下佑馬からも2点を追加し、さらに糸井嘉男の2ラン本塁打でリードを7点に広げた。
開幕投手に指名されながら新型コロナウイルス感染で離脱を余儀なくされた青柳晃洋の代わりに先発した阪神の藤浪晋太郎は6回と7回に1点ずつを失うものの、7回を3失点にまとめてリリーフ陣に託す。しかし8回に登板した齋藤友貴哉が2ラン本塁打を打たれて3点差、二死から登板した岩崎優も連打を浴びて1点差にまで迫られてしまった。
9回にはMLBに移籍したロベルト・スアレスに代わる新守護神候補として加入したカイル・ケラーが登板する。・・・が、先頭の山田哲人にいきなり同点ソロを浴びると、一死も取れずにドミンゴ・サンタナに2打席連続となる勝ち越し2ランを献上。チームはその裏に二死から1,2塁とチャンスを作るものの得点できず、球団史上初の開幕戦7点差逆転負けに終わった。
ちなみにNPBで開幕戦7点差逆転負けは1982年の西武×日本ハム以来2例目[1]らしい。開幕戦でつまずいた阪神はその後セ・リーグ新記録となる開幕9連敗を喫してしまった。
4月30日【ソフトバンク 6-7x 楽天】
4点差の6-2で迎えた9回裏、ソフトバンクは抑えにリバン・モイネロを投入する。対する楽天は相手の失策も絡んで一死1,3塁のチャンスを作る。8番辰己涼介は三振に倒れるが、代打銀次の打席でモイネロが暴投。楽天はこの間に1点をあげると、続く1番の西川遥輝が同点3ラン本塁打を放って試合は延長戦へ。楽天は延長11回裏に2死から西川が四球を選び、続く小深田大翔が11球粘ってヒットで出塁。最後は浅村栄斗のサヨナラタイムリーで勝利した。
6月3日【日本ハム×阪神】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 1 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | |
0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 4 | x | 9 |
BIGBOSS新庄剛志監督の凱旋試合となった甲子園での阪神戦。日本ハムは初回に先頭の淺間大基、万波中正が連続ヒットを放ちわずか4球で先制する。3回には万波のソロホームランの後3連打で無死満塁と攻め、上川畑大悟のスクイズで1点を追加、さらに一死満塁からヒットエンドランを仕掛けて宇佐見真吾の2点タイムリーでリードを広げた。
阪神は6点ビハインドで迎えた4回に大山悠輔の2打席連続となるソロホームランで1点を返し、7-3の6回にも1点を追加して無死満塁から併殺打の間に追加点をあげた。
日本ハムは4回以降ヒットを放ちながらも得点がなく、じわじわと点差を縮められる。8回裏には大山にこの日3本目となるソロホームランを打たれ1点差に。その後一死満塁から代打山本泰寛のタイムリーで同点とされると、続く1番の島田海吏に勝ち越しの押し出し四球を与えてしまう。
2点を勝ち越された9回には抑えの岩崎優から一死1,2塁のチャンスを作るものの、清宮幸太郎は見逃し三振、松本剛も二ゴロに倒れ得点できなかった。
2023年
8月30日【西武-楽天】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 4 | |
0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4x | 6 |
イーグルスは1点リードの9回に抑えの松井裕樹を投入する。中村剛也、渡部健人を抑え二死とするが、そこから4連打を浴び4-2と逆転される。その裏にライオンズは増田達至を送るが、先頭の代打小深田大翔のゴロをセカンドの外崎修汰が捕球できず出塁を許すと続く島内宏明、辰己涼介にも安打を打たれ4-3に。なお無死1,2塁から四番浅村栄斗に逆転の3ランホームランを浴び痛恨のサヨナラ負けを喫した。
10月16日【ソフトバンク-ロッテ】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4x | 4 |
クライマックスシリーズ1stステージ第3戦。ホークス先発の和田毅、マリーンズ先発の小島和哉がともに無失点の投球を披露すると、リリーフ陣も互いに得点を許さず試合は延長戦に。
延長10回表にはCSで三連投となる澤村拓一がマウンドに上がるが、二死2塁から周東佑京に先制のタイムリーを許すと続く川瀬晃、柳田悠岐にも打たれ3失点を喫する。マリーンズはその裏に代打角中勝也が10球粘ってヒットで出塁すると、その後無死1,2塁から藤岡裕大が初球を右中間へ運ぶ同点3ランで試合を振り出しに戻した。さらに二死1塁から安田尚憲が右中間にヒットを放ち、一塁の岡大海は一気に本塁へ。リクエストでもセーフと判定され、ロッテが劇的なサヨナラ勝ちでCSファイナル進出を決めた。敗れたソフトバンクはロベルト・オスナの後を継いだ津森宥紀が今季苦手とするロッテ打線を抑えられず、代わったルーキー・大津亮介も二死から連打を浴びた。ちなみにポストシーズンの延長戦で3点差以上を逆転サヨナラ勝ちしたのは史上初とのこと[2]。
MLBでの風呂試合
1985年
1985年4月25日【DET-MIL】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 7 | |
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 5 | 11 |
ブルワーズは7-1の8回裏に3本のタイムリーなどで5点をあげ、1点差に迫る。7-6の9回裏に二死からポール・モリターのソロホームランで追いつくと、連打と死球で満塁とし、テッド・シモンズのサヨナラ満塁ホームランで勝利した。
1985年6月25日【CLE-CAL】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 |
インディアンス先発のロイ・スミスは8回まで1失点に抑える好投を見せ、2-1の9回も続投するが先頭に安打を許し交代する。後を継いだ投手が送りバントの後同点打を許し、試合は延長戦へ。
インディアンスは延長13回表に一死2塁からトニー・バナザードのタイムリーで勝ち越しに成功する。しかしその裏に登板したニール・ヒートンが二死から四球で出塁を許すと、続くブライアン・ダウニングにタイムリーを打たれ同点に。さらに連続四球で満塁となり、ルパート・ジョーンズのサヨナラ満塁ホームランでエンゼルスが4時間46分の試合に勝利した。
- 2016年6月2日【SEA 16-13 SD】
- シアトル・マリナーズが5回終了2-12で迎えた6回・7回に計14点を奪い、16-13でサンディエゴ・パドレスに勝利した試合。
2021年
4月1日【SF 7-8x SEA】
0 | 2 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 1x | 8 |
マリナーズは6-1で迎えた8回裏に5四死球と3安打で4点をあげ、相手のエラーの間に2点をあげて逆転に成功する。9回にソロホームランで同点にされると、タイブレーク(無死2塁)に入った10回裏に3連続四球で押し出し得点をあげ、開幕戦をサヨナラ勝利で飾った。
6月19日【TOR 10-7 BAL】
2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 6 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 1 | 3 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
ブルージェイズは4-7で迎えた9回に二死満塁からM.セミエンが押し出し四球を選ぶと、3連打で5点をあげ逆転に成功。そのまま逃げ切り勝利した。
6月30日【LAA 11-8 NYY】
2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 11 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 8 |
エンゼルス先発の大谷翔平は初回にいきなり三連続四球から2連打を浴び、2アウトを取るも連続四死球を出したところで降板してしまう。交代した投手も走者一掃のタイムリーを打たれ、初回終了時点で5点を追いかける展開になった。エンゼルスは4-8で迎えた9回表に3四球で一死満塁とすると、J.ウォルシュがこの日2本目のホームランとなる満塁本塁打を放ち同点に。さらに二死2,3塁からレンヒフォとウォードの連続タイムリーで3点をあげると、その裏を抑えのライセル・イグレシアスが3人で終わらせ逆転勝利を飾った。
7月8日【WSH 8-9x SD】
3 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1x | 9 |
パドレス先発のダルビッシュ有は3回6失点で降板、チームは相手先発のマックス・シャーザーの前に3回まで1安打と打線が沈黙する。
4回から登板した2番手のルーキー左腕カマレナも2ランを浴び、4回表終了時点で8-0と苦しい展開に。しかしその裏、先頭のタティスJr.がソロ本塁打で1点を返すとパドレスが反撃に転じる。一死満塁からマイヤーズが押し出し四球を選んで2点目をあげると、二死満塁で回ってきたピッチャーのカマレナにメジャー初ヒットとなる満塁本塁打が飛び出す。続く打者がさらにヒットで続きシャーザーを降板に追い込むと、打者一巡で再び打席に立ったタティスJr.のタイムリーで8-7と1点差にまで迫った。パドレスの投手陣はその後ナショナルズ打線を無得点に抑え、6回裏にはついに同点に。チームは9回裏に二死2,3塁からトレント・グリシャムのタイムリー安打でサヨナラ勝利をあげた。
ちなみにメジャーの投手で初ヒットが満塁ホームランとなった選手は、1898年のビル・ダグルビー以来123年ぶり2人目らしい。
7月17日【NYM 7-9x PIT】
0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | 7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 4x | 9 |
6-0の8回裏にパイレーツが5点をあげ1点差に迫ると、7-5で迎えた9回に死四球とヒットで二死満塁とし、ジェイコブ・スタリングスの逆転サヨナラ満塁ホームランが出て7-9xで勝利した試合。
7月20日【CHC 7-6 STL】
1-6で迎えた9回表に先頭打者が振り逃げで出塁すると、カブス打線はヒットと四球で一挙6点をあげて逆転に成功し、カージナルスに勝利した試合。
7月26日【HOU 8-11 SEA】
6 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 1 | 0 | 4 | x | 11 |
マリナーズは7-0で迎えた4回裏に二死満塁からC.ローリーに走者一掃のタイムリー、5回裏にはカイル・シーガーに3ランが出て2点差に迫る。1点差で迎えた8回裏に二死満塁からD.ムーアの逆転満塁弾が飛び出すと、これが決勝点となった。
8月19日【LAA 13-10 DET】
0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 3 | 1 | 13 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 5 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
エンゼルスは2-10で迎えた6回に一挙6得点をあげると、7回から9回にかけて5点をあげてタイガースに勝利した試合。エンゼルスは球団記録に並ぶ8点差逆転に成功した。
8月19日【OAK 10-11x TOR】
2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 2 | 0 | 2 | 10 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3x | 11 |
ブルージェイズは6点ビハインドの8回裏に1点を返し、二死満塁から押し出し四球と満塁本塁打で同点に追いつく。9回表に2ランホームランで勝ち越されるが、その裏に2連打で無死2,3塁としマーカス・セミエンの逆転サヨナラ3ラン本塁打で勝利した。
9月8日【KC 8-9 BAL】
1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 3 | 8 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | x | 9 |
5-0で迎えた8回裏にオリオールズが2四球と5安打で同点に追いつくと、相手のエラーの間に2点を勝ち越し、さらにマウントキャッスルの2ランでこの回9点をあげた。オリオールズは9回に3ラン本塁打を浴びるものの、1点差で逃げ切った。
2022年
5月9日【CLE 12-9 CWS】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 1 | 3 | 12 | |
4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 1 | 0 | 9 |
ガーディアンズは2-8で迎えた9回表に先頭打者ホームランと相手の連続エラーで2点を返す。その後二死満塁としてジョシュ・ネイラーが満塁ホームランを放って6点差の試合を追いついた。ガーディアンズはその裏に3四球で二死満塁とするが、続く打者を三ゴロに打ち取って試合は延長戦へ。タイブレークに入った10回表に1点を勝ち越すものの、その裏に無死1,3塁からフィルダースチョイスの間に同点とされると、送りバントと敬遠で一死満塁のピンチを招いてしまう。それでも続く打者の遊ゴロを本塁に返球してサヨナラを防ぐと、次の打者も遊ゴロに抑えた。
ガーディアンズは延長11回表に二死1,2塁から再びジョシュ・ネイラーの2打席連続となるホームランで3点を勝ち越す。チームはその裏を三者凡退に抑え、大逆転勝利をあげた。
7月15日【MIL 5-8x SF】
ジャイアンツは5-2で迎えた9回裏に、抑えのジョシュ・ヘイダーから先頭のジョーイ・バート、一死からダリン・ラフがそれぞれソロホームランを放ち1点差に迫る。続く打者も安打と死球で出塁して一死満塁となり、マイク・ヤストレムスキーがこのイニング3本目となる満塁ホームランを打って試合を決めた。球団では1973年のボビー・ボンズ以来49年ぶりとなる逆転サヨナラ満塁弾となった。
2023年
4月30日【CWS-TB】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 9 | |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 7x | 12 |
ホワイトソックスが9-5の9回にタイムリーと犠牲フライで4点をあげて同点に追いつき、さらにアンドリュー・ボーンの3ランホームランでサヨナラ勝ちした試合。
5月17日【TB-NYM】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 2 | 7 | |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 | 3x | 8 |
メッツ先発の千賀滉大はレイズ打線から12個の三振を奪い、6回まで1失点に抑える。チームは3点差の9回二死1,2塁からフランシスコ・アルバレスの3ランホームランで追いつき試合は延長戦に入る。
メッツは10回に2点を勝ち越されたものの、その裏に先頭打者がヒットで出塁し一死1,3塁からピート・アロンソのサヨナラ3ランホームランで逆転勝利した。
8月13日【OAK-WSH】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6x | 8 |
ナショナルズは7-2の9回裏に一死満塁からストーン・ギャレットのタイムリー、イルデマロ・バルガスの犠牲フライで2点を返し7-4に。二死となって代打ドミニク・スミスが押し出し四球を選び、9番アレックス・コールは遊ゴロに倒れるがショートのニック・アレンが捕球できず打球はセンター方向へ転がる。この間に2人が帰り同点に追いつくと、続くジーター・ダウンズが今季初安打となるタイムリーを放ち逆転サヨナラ勝利をあげた。
8月13日【NYY-MIA】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0 | 1 | 1 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | |
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 5x | 8 |
マーリンズは7-3の9回裏に一死満塁からジョシュ・ベルの打球はピッチャーへのゴロに。ピッチャーのホームズは一塁に送球するが、これが一塁に向かうベルを直撃する悪送球になりランナー2人が帰る。続くルイス・アラエスのライト線タイムリースリーベースで同点に追いつくと、その後一死1,3塁から5番ジェイク・バーガーがレフトにタイムリーを放ちサヨナラ勝利を決めた。
2024年
4月5日【TB-COL】
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 7 | |
1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 | 4x | 10 |
レイズは2-6の9回に、先頭のヤンディ・ディアスから4連打で1点を返す。なお無死満塁からアーメッド・ロザリオの遊ゴロで1点、ベン・ロートベットはアウトローのボール球を打ち返すタイムリーで2点を追加して同点に追いついた。送りバントで二死となり、続くホセ・シリは三ゴロに倒れるが、サードのライアン・マクマーンの送球が逸れた間に二塁ランナーが帰り勝ち越しに成功した。
ロッキーズはその裏に登板したレイズのピーター・フェアバンクスから三連続四球を選び満塁とする。一死後には勝ち越しのエラーを献上したマクマーンが打席に。マクマーンは交代したジェイソン・アダムの初球をスタンド中段に運ぶ、球団史上3本目となる逆転サヨナラ満塁ホームランで試合を決めた。
関連動画
関連項目
- 馬鹿試合
- 馬鹿試合(プロ野球) / 馬鹿試合(MLB)
- なんJ
- 江藤智 / 二岡智宏 / エディ・ギャラード
- 北川博敏 / 大久保勝信
- ターメル・スレッジ / 福盛和男
- 藤井秀悟
- 金刃憲人
- 久保裕也
- 豊田清
- 涌井秀章
- 藤井猛(終盤のファンタジスタ)
脚注
- *【ヤクルト】開幕戦1ー8から…82年日本ハム以来の最大差逆転劇、ビジター開幕7点差逆転は初(2022年3月26日閲覧)
- *【データ】ロッテ史上初!ポストシーズン延長戦3点差以上の逆転サヨナラ勝利(10月17日閲覧)
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