おかえりモネとは、NHKの連続テレビ小説第104作のドラマである。
概要
脚本は安達奈緒子。主人公のモデルの人物は居ないオリジナル作。昭和を舞台とする作品の多い朝ドラでは珍しく平成後期から始まる話で、終盤は朝ドラ初の令和時代の話となる予定。
今作のメインヒロインは清原果耶(過去に「あさが来た」、「なつぞら」で出演経験あり)。 舞台は宮城県(気仙沼市および登米市)と東京都。ナレーションは牡蠣に転生した竹下景子演じる主人公の祖母。
「人の役に立ちたい」という気持ちがありつつも何をすればいいのわからずにいるところに気象予報士が現れ、天気予報を当てる姿に感激したヒロインが気象予報士を目指す姿を描いている。
主な登場人物
- 永浦百音(演:清原果耶)
- 下の名前は「ももね」と読み、愛称は「モネ」。高校卒業を機に生まれ故郷である気仙沼市の亀島を離れ、登米市の森林組合に就職。後述の朝岡覚との出会いをきっかけに気象予報士を志す。
- 中学生の時にアルトサックスを始めたことをきっかけに、音楽科のある高校を受験するが不合格。気落ちする姿を一緒に合否を見に来た父親に気遣われて仙台市内のジャズバーで過ごしたのが、奇しくも2011年3月11日午後のことであった。以降、「震災当時誰の役にも立てなかった自分が誰かの役に立つ」ことに固執するようになる。その一方でうっかり他人に刺さる言葉を口にしてしまったり、誰かに頼まれたら断れないおっとりしてマイペースな性格でもある。
- 新田サヤカ(演:夏木マリ)
- モネの祖父とは旧知の仲で、登米にやってきたモネを下宿させている。伊達家の末裔の資産家で登米の人々からは「姫」と呼ばれている。山林を所有している傍ら、カフェを兼ねた診療所を経営している。結構な年齢に見えるがあと50年生きるつもりらしい。
- 菅波光太朗(演:坂口健太郎)
- サヤカが経営している診療所の医師。東京の大学病院に籍を置きつつ1週間おきに診療所へやってくる。モネの「なんで医者になったのか」の質問に対し、「人の命を救いたかったから」と素っ気なく答える。サメ好き。
- 中学理科も怪しいレベルのモネが気象予報士試験を受けるべく、なし崩し的に教師役を務めることになる。他者との距離感やコミュニケーションが不得手だと自覚しており、モネを冷たく突き放す言葉をつい口にしがち。しかし当のモネが鈍感気味のため反論されないことが新鮮だったのか、次第に距離が近付きつつあるような、それにしては一向に甘い空気にもならないところが「俺たちの菅波」と実況勢から好評である。
- 朝岡覚(演:西島秀俊)
- 朝の情報番組に出演する人気気象予報士。サヤカの知り合いでモネに「天気予報は未来が予測できる」と天気予報の魅力を教える。頼りになる人物ではあるが、東京編からは無茶振りが多かったり突拍子もないことを突然言い出したりする面が明らかになる。石ノ森章太郎の大ファンのようで、記念館を訪ねた際は多数のグッズを身に付けていた(かなりのガチオタと思われる)。潜入捜査官ではない。美容師のモネパパと同棲している弁護士でもない。
関連項目
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