やめろー!○○は人を傷つける為の道具じゃねぇ!俺と○○バトルで勝負だ! とは、ホビーアニメ(ホビアニ)の主人公がいいそうな台詞である。
概要
『ベイブレード』や『遊戯王』などの(特に競技玩具系)ホビアニにおいて主人公が使用する玩具とは彼らにとって相棒や友達と等しい存在として描かれる場合が多い。
そして、それと共に挑むバトルというのはいい意味で「単に楽しい遊び」であるか「スポーツの様にフェアで神聖なもの」である。
そんな主人公にとっては所謂「玩具で世界征服」を目的に玩具で人を傷つけるような奴やあまりにもマナーにかけた暴力的・卑怯なプレイヤー、玩具をぞんざいに扱うプレイヤーetcは看過できない存在である。
そしてホビアニ世界では大抵「バトルで勝ったら相手の言うことを聞く」というルールが(明言されて無くとも暗黙の了解で)存在しており主人公はバトルを仕掛けてそんな悪役達の看過出来ない行いをやめさせようとする…
と、言うようなホビアニにおいては「あるある」な一連の流れを表した台詞。
作劇としては主人公の怒りによって玩具やバトルに対する愛を書いたり、悪役の倒すべき敵としての外道さや、玩具の扱いや実際の競技シーンでの教師・反面教師としての役割がある。
構文として
ネット上では何かをホビアニに例えたり、「想定外の悪い使われ方」をしている物やあるコンテンツが炎上や対立で全員が傷つけ合っている様な状況などで改変ネタとして投下される。
例.やめろーッ!クワガタは住所を特定するための道具じゃねぇ!俺とクワガタバトルで勝負だ!! - Togetter
「人を傷つける行為」を否定した直後に「バトル」という暴力を連想させる言葉が放たれるシュールさも面白さに継がっていると思われる。勿論上記の様に劇中では「人を傷つける行為」は「バトル」とは≠として描かれているが。
歴史
初出は不明。
○○は人を傷つける為の道具じゃねぇ!
漫画『最強挙士伝説 ファミコマンドー竜』(86年)には「ファミコンは人を支配する道具じゃない。楽しむためのものだ! きさまらにはわからぬ人間の感情だ!!」という台詞がある。
ホビー以外でも『キャプテン翼 ワールドユース編』(94~97年)で「サッカーボールは人を傷つける道具じゃない」と言っている台詞や『テニスの王子様』17巻(03年)でも主役の台詞ではないが「ラケットは人を傷つける道具じゃない」というものがある。
ホビーアニメでは『遊☆戯☆王ZEXAL』35話(11年12月)で「デュエルは復讐の道具じゃねぇ!人を傷つける道具でもねぇ!」という台詞がある。
俺と○○バトルで勝負だ!
2019年頃から使用例が見られる。
合体
最古は2017年に見られるが本格的な流行は2020年3月からと見られる。→Twitter検索(”人を傷つける道具”"で勝負だ" until:2020-7-20)
ポストを読み込み中です
https://twitter.com/saji_spooon/status/848826017288380416
関連静画
関連リンク
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 12
- 2700pt