「これのためだ!!」(小指を立てながら)
CV:山口健(TVアニメ版) / 中井和哉(真・北斗無双) / 井上和彦(DD北斗の拳2) / 藤原啓治(北斗の拳 LEGENDS ReVIVE)
概要
ケンシロウとラオウの闘いから数年後(武論尊によると10年後)の天帝編に登場する賞金稼ぎの男。敵側として登場したが途中から味方になり帝都の軍と戦った。
星条旗をモチーフにした派手な服を身にまとい巨大な魔改造ブルドーザーに乗っている。「気にいらねえやつは この拳でぶっ壊すだけだ」と豪語する凄腕の賞金稼ぎで、女のいる村や賞金稼ぎを纏めていたようである。
女の危機を知らせにきたゴルや女を守ろうとした二人の様にある程度の求心力はあるようだが、A級反逆者収容所襲撃では途中から誰もついて来ず、女を預けた「とめった!!」の人(レン)には裏切られたりと反発も買っている。
基本的には荒くれ者の類なのだが「これのためだ!!」(小指を立てながら)と言い切ったり殴る相手に女が居るかを聞いたりと一本筋が通っている。筋が通り過ぎて「女のために賞金稼ぎをやっている」のが有名になっているぐらいである。
その事からかケンシロウには戦った際には見逃され、危機に陥った時は「お前はまだ・・・死ぬにはおしい!!」と言われており、シンやレイと言ったタイプと重なったのかも知れない。
原作では黒髪だが、アニメ版では金髪になりより一層派手さが増している。
作中での活躍
当初は体制(帝都)側の賞金稼ぎとして純粋な悪党から反逆者(リンやバット)の様な賞金首を狙う者として登場、郡都(エリア)をくれるとの話に釣られて攻め込んできたケンシロウに挑むも片手であしらわれる(一応両手でガードぐらいはさせている)。
その後もアスカ(アインの娘、わざとかは不明だがアインの女で通っていた)を連れてケンシロウに付きまとうがバットに乗せられて(半ば騙されて)郡都の襲撃に参加、その想いを聴いた事から自らも単純に「女のため」から娘が「父を語る時、胸を張って誇れる歴史」をつくるために動くようになる。
北斗の軍の側にはついたが行動を共にはせず、賞金稼ぎとしての汚名を返上するためにA級反逆者収容所を襲撃してハーン兄弟を解放する。その後、窮地に陥ったリンとバットを救いにいき行動を共にするようになる。
帝都の最終決戦では天帝を抑えるためにリンやバットと共に内部に潜入、総督のジャコウを追い詰めるも罠により地下に転落する。落ちた先で天帝の真実や戦いの無意味さを知るもトドメの罠からリンやバットたちを守るために重傷を負い、脱出の為に死力を尽くして命を落とした。
尚、ケンシロウはアスカからアインのグローブを託されて最終話まで使い続けている(はず・・・と言うのも片手だったり両手だったり指貫だったり違ったりもしている、作画ミスだったり単純に忘れたりかも知れないが託されてから最終話までグローブを付けてたのは間違いない)。
流派・技
拳(ゲンコツ)でぶん殴る。
『北斗の拳』に登場するキャラにしては珍しく南斗・泰山・華山などの流派ではなく自慢のゲンコツを振るって闘うスタイル。ボクシングスタイルの様に見えなくもないが華麗なフットワークやフェイントの様なものは無く、あくまでも力任せにぶん殴るだけである(一応はストレート以外に小刻みなジャブやラッシュは使っている)。
町一番の賞金稼ぎブゾリの顔面をパンチ一発で陥没、アスカを殺しに来た賞金首の顔面を貫通、バットにかわされるも後の岩を砕く、A級反逆者収容所所長の頭を棍棒の一振りで両断(岩山両斬波ばりに)とその膂力はかなりの物がある。
流派はないがケンシロウには「ケンカ拳法か・・・」と言われており、現在ではオフィシャルでも「【流派】ケンカ拳法」とされている。
※作中に登場したボクサーではアミバの木人形になった「ボキャン」の人(元ボクサーでヘビー級のチャンプまでいった男)が時速200キロ、1トンの岩をも砕くパンチを持っている。
セリフ・口癖
賞金首に限らず誰かを殴る前にはとりあえず言っている感があり、「いない」と答えると「なら気がねする必要もないか」「これで安心しておまえを容赦なくブチ倒すことができる」と言われてぶん殴られる。
ただし「気がね」とか「安心して」と言ってる事から「女が居る」と答えても気が咎めるだけで殴る事には変わらないのかも知れない。
有名なセリフ?として「やるじゃない」(ニコ!)はケンシロウと対戦した一度しか言っていない(前述の「女はいるのか!?」も特別獄舎の囚人達とケンシロウにしか言ってないが)。
モデル
ラオウとの決戦以降のキャラクターに見られる有名人似のキャラクターであり、原哲夫も「はじめにアインの顔は、絶対にあの役者にしようと決めこんで、かける自信も時間もないままに、かきはじめてしまいましたね。やっぱり最初は似なくてコマッタコマッタ。」とコメントしている。
この役者がモデルではないか?と言った説としては「リチャード・ギア」、「ミッキー・ローク」、「エルヴィス・プレスリー」があるが作者による言及は無いため読者による推測に留まっている。
やるじゃない(ニコッ
関連項目
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