ギンシャリボーイとは、JAPAN WORLD CUPの出走馬である。
概要
無敗で皐月賞・ダービー・菊花賞の3冠を達成した、日本競馬史上に残る歴史的名馬。ワールドカップは初参戦だが、世界最強との呼び声も高い。
自在性があり、どこからでもレースが出来るのが特徴で、追い込み時には必殺のスシウォークで一気に加速。しかし、このスシウォークを乗りこなせる騎手は松岡騎手を含め日本に3人のみと言われる。
非常に礼儀正しく、競馬関係者の前では背筋をピンと伸ばす。ライバル、チョクセンバンチョーとは犬猿の仲。
好物は生米とカンパチ。新潟産コシヒカリを好んで食す。好調時には酢の匂いの汗をかく。
脚質は自在。
血統
松岡正海の直前インタビュー
ピンクフェロモンの後ろはない
松岡 日本代表として負けられないよね。こんなにプレッシャーのかかるレースはない。物心ついたころからの夢。緊張しますね。
────どんなレース展開を予想しますか?
松岡 どの馬もひとクセあって展開が読みづらいね。少なくともピンクフェロモンの後ろはないかな。香水で、酢の匂いがぶっ飛んじゃうよ。
松岡 ジラフだね。アイルランドに武者修行に出ていたときにハイネック種をはじめて見たけど、とんでもないバネしてたからね。あの手の馬は騎手の間で「キリン」って言われていて、頭が高くてスピードが乗らないから普通はぜんぜん走れないはずなんだけどね。
────ライバルといわれてるチョクセンバンチョーは?
松岡 あの馬はハマったらやばいね。世界一の可能性もあるんじゃない。俺がいなければ(笑)。反川キメジには負けたことないし、今回も負けないけどね。
スシウォーク絶好調
松岡 もちろん最大の武器ですよ。まぁ、たまに急に繰り出すから振り落とされそうになるんだけどね。今回は酢の匂いがツンとするくらい絶好調だから大丈夫。意思疎通は出来てるよ。
末脚のスピードに磨き
世界の列強の中でも中心となるのは、日本のエース、ギンシャリボーイだ。前走、優勝した天皇賞では、ゴール前、得意のスシウォークでとんでもない末脚を披露。
これには騎乗した松岡騎手も「一瞬自分の体がおいていかれそうになった。スピードに磨きがかかっている」とコメントしている。
ツンとする酢の香り
史上類を見ないと言われるその特殊な走法ゆえ、レース後のダメージが背中に出たようだが、陣営はいつも通り築地へ短期放牧に出し、約一ヵ月半前に帰厩。その後は順調に調整が行われてきた。
最終追いきりに騎乗した松岡騎手は「今までで1番の感触。ツンとする酢の香りが強烈だよね。」と、仕上がり具合の良さをアピール。
スシウォークでぶっちぎる!
海外のスーパーエースとの初対戦については、「スシウォークでぶっちぎる。この馬の力を出し切れば、勝てる。いや、勝たなくちゃだめだよね。」と強気の発言。
アイルランドへ単身武者修行に出向いた経験を持つ松岡騎手にとって、世界を相手にしての戦いに対する思いは、人一倍強いであろう。
人馬共に態勢は万全に整った。
日本のギンシャリボーイが世界のギンシャリボーイとなる瞬間が、刻々と近づいている。
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関連項目
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