聖域の守護竜よ、今こそ我の元へ!
ライド! 《サンクチュアリガード・ドラゴン》!
サンクチュアリガード・ドラゴンとは、トレーディングカードゲーム「カードファイト!!ヴァンガード」に登場するユニットである。イラストレーターは前田ヒロユキ。
概要
ノーマルユニット(2017年2月1日より投入1枚制限)
クラン:ロイヤルパラディン 種族:コスモドラゴン
グレード:3 パワー:11000 クリティカル:1 シールド:なし
効果:永【V】【LB(4)】(あなたのダメージが4枚以上で有効):あなたのターン中、あなたのグレード1以下の《ロイヤルパラディン》のリアガード1枚につき、このユニットのパワー+3000。
自:[あなたの手札から《ロイヤルパラディン》を1枚選び、捨てる] このユニットが(V)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、あなたの山札からグレード1以下の《ロイヤルパラディン》を1枚まで探し、(R)にコールし、その山札をシャッフルする。
永【V/R】:盟主(共通するクランがないあなたのユニットがいるとアタックできない)
かつて人と竜の双方が争う事無く暮らす国を作り上げた、偉大なる聖域の守護竜。
「白竜王」と呼ばれていた事が古書に記されている。 数多の国民から絶大な支持を受けており、史上類を見ない程に長く治世を行った稀代の名君。
しかし、彼が王座に就いてから千余年、竜族の中に生まれた一人の野心家によって、王国は崩壊を迎える。 内乱によって人と竜の関係は急激に悪化し、国は二分化。戦いに長ける竜族とそれに加担した一部の人間が領土の大半を獲得し、戦いを望まぬ聖域の民は西方への撤退を余儀なくされた。
彼は幾度も命を賭して戦い、聖域と多くの人々を救ったが、代償に肉体を失い、その知識を次代の守護竜へ、力と剣を自らの子孫達へ託したという。名君「白竜王」の魂が滅びる事は無い。 その血と志が受け継がれる限り、決して――。
DAIGOをモチーフとして構成された構築済みデッキ「DAIGOスペシャルセット」の目玉であるユニット。略称は「サンク」。
ライド時のスペリオルコール効果と、永続効果のリミットブレイクを持つ。
スペリオルコール効果は手札のカード1枚を捨てることでグレード1以下のユニットをスペリオルコールする効果。
カード枚数の損失なしに好きなユニットをデッキから呼び寄せるため単純に強い。自身の持つリミットブレイクとも噛みあい、強化のために参照するユニットを増加させることができる。
リミットブレイクを解除する《宝石騎士 さばるみー》を始めとして、自身を参照する専用ブースト《虹を呼ぶ吟遊詩人》や手札を1枚増やせる《希望の剣 リシャール》互換、グレード0にも関わらずパワー10000の前列要員になれる《じゃんぷがる》やパワー9000の抵抗持ちになれる《バトルソング・エンジェル》など、呼び出して有効なユニットは山ほど存在する。
リミットブレイクはそれらグレード1が盤面に存在する数だけ自身がパワーアップする効果。後列はグレード1以下でも問題ないが、効果を活かそうとして前列までグレード1以下で埋めてしまうとリアガードのパワーラインが下がってしまう(《じゃんぷがる》らなら問題はないが)。
逆に言えば、前列にグレード1以下を展開しなければならないような状況でもヴァンガードのパワーラインを確保できるという利点にもなりうる。
後列を全てグレード1以下で埋めた場合は単体でパワー20000となり、これだけで十分なことも多い。自身の効果を最大限に発揮した場合は単体でパワー35000と、生半可なGユニットとも勝負できる。
なお《究極次元ロボ グレートダイユーシャ》同様永続効果であるため、ドライブチェックでヒールトリガーが出るとリミットブレイクが無効化されパワーラインが落ちる可能性がある。これはアニメG2期においても明確に描写されている。
最も相性が悪い相手は、「呪縛」により一時的にサークルごと存在を消されるリンクジョーカー。
先に盤面を封殺された場合、このカード自体のパワーも確保しきれなくなってしまう。
スペリオルコール効果があるため、退却を得意とするクランにはある程度対抗できる。
2017年2月1日より、本カードは投入1枚制限を受ける。詳しくは後述。
《神聖竜 サンクチュアリガード・レガリア》
Gユニット
クラン:ロイヤルパラディン 種族:コスモドラゴン
グレード:4 パワー:+15000 クリティカル:1 シールド:なし
効果:【超越】(お互いのヴァンガードがグレード3以上で解放!) - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
永【V】:あなたのターン中、あなたのカード名に「サンクチュアリガード」を含むハーツカードがあるなら、あなたのグレード1以下のリアガード1枚につき、あなたの前列のユニットすべてのパワー+3000。
かつて人と竜の双方が争う事無く暮らす国を作り上げ、「白竜王」と称された偉大なる聖域の守護竜。
古書に記された歴史によれば、或る竜族の野心家によって聖域の勢力は二分され、東方は竜族の王国となり、聖域は西方に撤退した。
その後、守護竜は肉体を失ったとされるが、“時空混線”の影響によって現代に降り立った「白竜王」は、異なる歴史を辿った時間軸より現れた存在。
失うはずだった肉体は健在で、大いなる祝福の力によって広大な聖域を守護する、名君と呼ぶに相応しい竜王。
その光は、小さな勇気を持つ者を英雄に変えるという。
ファイターズコレクション2015で収録された、サンクチュアリガードを名称指定するGユニット。イラストレーターはNINNIN。
このカードにより「サンクチュアリガード」は名称化し、その後もいくつかサポートカードが登場している。
効果は単純に《サンクチュアリガード・ドラゴン》の効果を前列全体に与えるというシンプルなもの。
しかし、カードゲームにおいて「テキストが短いカードは強い」というお約束をこれでもかと体現したカードである。
先述の通り《サンクチュアリガード・ドラゴン》のリミットブレイクには、グレード1以下を並べてばかりだとリアガードのパワーラインが下がる欠点があったが、このカードの効果対象は前列全て。
つまり、下がったパワーラインがこのカードの効果により補強され、グレード1以下ばかりの盤面でも強固な布陣を敷くことができる。
パワー6000のグレード1とパワー5000のグレード0のラインがあり、盤面が全てグレード1以下と仮定する。超越前はパワー11000しかないが、超越することで+15000され、パワー26000の強力なラインに変貌するのだ。
無論ヴァンガードのパワーも上昇するため、最大単体41000のアタックが飛んでくる。
永続効果であるためバトル中呼び出したリアガードもこのカードの恩恵を受ける。グレード2であるためパワーラインが落ちるが、《ナイト・オブ・ツインソード》のアタック時にグレード2をスペリオルコールした場合でも、このカードによりスペリオルコール先も大幅なパワーアップが望め、大火力の追加攻撃を行うことができる。
《サンクチュアリガード・ドラゴン》自身との噛みあいも良好。登場時の《サンクチュアリガード・ドラゴン》の効果を使った後に超越のタイミングが訪れる為、レガリアに必要なグレード1以下のカードを容易に確保することができる。
ここまでのカードであるにも関わらず、効果に必要な追加案件の一切がなく、初回で超越した時からノーコストでこのカードの効果を適用できる。盤面やダメージに左右されず、ひたすら前列全てを強化して殴ることができ、出だしから詰めに至るまであらゆる局面で活躍することができる。
唯一の弱点として、リアガードも強化する分先述の「呪縛」にはさらに弱くなっており、呪縛を続ける構築の相手と当たった場合、延々と封殺され続ける可能性が高くなる。
「サンクチュアリガード」の利点として、参照する名称がグレード3以上であるため、グレード2以下は好きなユニットを入れることができる。
特に展開に優れた「宝石騎士」のグレード2以下を利用できることは大きく、宝石騎士と混成した【宝石レガリア】が大きく環境に切り込むことになる。
最終的に同デッキは全国大会「ファイターズロード2015」を制するまでに成長した。そのため、「宝石騎士」のキーカードが他デッキと共用できなくなる。
しかし、《救国の賢者 ベノン》と《希望の剣 リシャール》互換を組み合わせた速攻ギミック、ヴァンガードに依存せず《ブラスター・ブレード》をひたすらスタンドさせる「ブラスター」出張ギミックで穴埋めが決まってしまい、結果として初回超越までに戦いを終わらせる速攻デッキとして環境最上位に生き残ることとなる。
そのため、メインヴァンガードである《サンクチュアリガード・ドラゴン》がDAIGOがヴァンガードのイメージキャラクターから離れた後の2017年2月1日より投入1枚制限を受けるが、その時点で「サンクチュアリガード」の名を持つグレード3は3枚。そのうち《サンクチュアリガード・アーク》が超越時の互換効果を持つため、結局「レガリアに初回超越して殺す」動き自体に変化はなく、速攻ギミックに何一つ手が入っておらず、《救国の賢者 ベノン》でリアガードを引っ張り出せるため、この規制に大きな意味があるとは考えにくい。
メディアミックスにおける活躍
3期以降のアニメと映画においてDAIGOの使用するカード。
3期「リンクジョーカー編」における「立凪コーリンvsDAIGO」で初登場し、ロイヤルパラディン同士のミラーマッチとなった。奇しくもコーリンがこの時使っていたのが、【サンクチュアリガード】との組み合わせが良好な宝石騎士である。攻撃名は「サンクチュアリ・サンシャイン」。
実写映画「3つのゲーム」においても登場。DAIGOが所持する本来のデッキが【サンクチュアリガード】であり、犯人が指定する「3つのゲーム」の最終局面にて使用した。
アニメ続編の第2期「ギアースクライシス編」の「新導クロノvsDAIGO」で再登場。グレード3にライドしたターンはコストが足りず超越を断念しており、次のターンに(新たな「サンクチュアリガード」に再ライドしてから)《神聖竜 サンクチュアリガード・レガリア》を披露している。「レガリア」の攻撃名は「スターライト・ホーリネス」。
先述の通り、《サンクチュアリガード・ドラゴン》の効果が永続効果のリミットブレイクであるが故の弱点にも触れている。
我が運命、我が未来。それは、我が想いに在り!
ストライドぉ! ジェネレーション!!
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関連項目
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