『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド3D』とは、スクウェア・エニックスから2012年5月31日に発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフトである。
概要
テリーのワンダーランド3D |
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ジャンル | RPG |
対応機種 | 3DS |
発売元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | 同上 |
発売日 | 3DS:2012年5月31日 アプリ:2018年11月7日 |
希望小売価格 | 3DS:5,490円(税込) アプリ:2400円 |
CERO | A |
セーブデータ数 | 1 |
その他 | ローカル通信対応 インターネット通信対応 すれちがい通信対応 |
「ドラゴンクエストモンスターズ」シリーズの最新作。ゲームボーイで発売した第1作「ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド」のリメイク作品である。2018年11月には、3DS版発売からおよそ6年の歳月を経てスマートフォン版「テリーのワンダーランドSP」が配信された。
ストーリー的にはテリワンのリメイクであるものの、システム面はDS以降のドラゴンクエストモンスターズジョーカーシリーズを正当進化させたものにまるまる差し替えられており、登場モンスターも「テリワンのほぼすべてのモンスター+DQMJ2Pのモンスター+新規モンスター」が普通に登場するため、対戦ツールとしては実質DQMJ3と言って差し支えない。
原作との違い
システム面がDQMJに丸ごと挿し替わっているため、原作からの変更点はかなり多い。
- マップは原作の2D見下ろし式から、「8」以降のナンバリング作品や「ジョーカー」シリーズと同じ3D描写式に改められた。同時にテリーが冒険するタイジュの国のマップはできるだけ当時の配置を再現しつつ、旅の扉の中のランダムマップは完全に一新され、それぞれ新規に作られている。
モンスターの姿はジョーカーからさらにクオリティのアップした3Dモデルで表現されており、戦闘中はより滑らかに、より個性的に動く。 - ハードの進化により、GB音源で製作されていた楽曲も最新の音源でアレンジされて登場している。特に、旅の扉の最下層で流れる、各ナンバリング作品のフィールド曲は、まるでオーケストラの生音かと勘違いするかのような素晴らしい出来となっている。
- エンカウント方式がランダムエンカウントからジョーカーシリーズと同じくシンボルエンカウントに変更された。モンスターは独自の生態を持っており、マップ上で様々に動き回っている。
- モンスターの勧誘がジョーカーのスカウトアタック方式に変更された。ただし、従来通り魔物のエサやしもふり肉も用意されており、肉を使うことでスカウトアタックの成功率を上げたり、スカウトアタックを使わなくても戦闘後に起き上がり、仲間にすることが出来るようになっている。
- 登場モンスターは600種類以上。オリジナルの「テリーのワンダーランド」に登場したモンスターに加え、「DQMJ2P」に登場した全モンスターが出演。また、サタンパピーやダブルイーターなど本作初参戦となる新モンスターが多数登場する他、DQ10に登場するモンスターも一部先行登場する。
- 「ジョーカー2」以降採用された枠数システムは健在。枠数が従来の3対3から4対4になったことで、Sサイズ(1枠)のモンスターなら最大4体まで、Mサイズ(2枠)のタッグチームやブオーンのようなGサイズ(3枠)のモンスターでも、Sサイズモンスターと組み合わせて一緒にバトルできるようになった。
- 特技の習得はスキル制。スキルを上げると新たな特技を覚えることができる。
- 「ジョーカー」ベースのため、成長限界値も存在している。前作にあった強・最強化は存在しないが、かわりに「究極配合」が用意された。
- 戦闘での新システムとして「連携」と「相殺」が追加。行動順や特技を使うタイミングが重要となる。
- 本編クリア後に「DQMJ2P」からモンスターを連れてくることができる。ただしAランク以下限定で、レベルは1になる。
システム関係以外
- モンスターの大幅増加に伴い旅の扉の種類が増加した。ストーリー上の配置が入れ替わったり、ぬしが変更になっているものもある。
- とびらのぬしとの戦闘前イベントはMAPではなく自動イベントになった。
ビッグアイが仲間になるなど原作とは違う展開になっているものもある。テリーがカジノで遊び始める前にスライムファングがキレて戦闘になる(原作ではテリーが台パンしていた)などCERO対策っぽいものや、ギガンテスが仲間になる動機などシステム変更の影響を受けているものもある。 - エンディングに若干の変更あり。エンディング後にもストーリーが追加されている。
スマートフォン版の変更点・新要素
- DQ11やDQMJ3からモンスターが追加され、登場モンスターは650種以上となった。
- プレイヤーが操作をせず、戦闘を終わらせられる「オート戦闘」や1時間置きに自動でダンジョンを冒険し、経験値やゴールドを得られる「らくらく冒険」など気軽にモンスターを育成できる機能を追加。
- ストーリークリア後は各異世界にタイジュ王妃が指定したモンスターを連れて行くことで開放できる新ダンジョン「黄金郷」が追加。
- その黄金郷のボスから入手できる「口伝」を究極配合したモンスターに使うことで新たなスキルを獲得できる。
- すれちがい通信の代わりに一日一回、他のプレイヤーのデータをダウンロードして戦う「オンライン他国マスター」を実装。勝利すると相手チームのモンスターの中から一体を貰える。
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関連項目
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