あなたは、ハヴィニア地方の街の近くに棲みついてしまった
邪悪なドラゴンを退治するために集まった冒険者の一人となります。
経験値をため、アイテムや武器を集め、決戦においてドラゴンを退治できれば勝利となります。
自在に空を飛ぶドラゴンを追い詰めて決戦に持ち込むには、
ドラゴンの根城となっている5つの山を暴いてドラゴンの逃げ場を奪わなくてはいけません。
山の調査に手間取れば、危険を察知したドラゴンが容赦なく襲い掛かってきます。
「DORASURE」はプレイヤー全員で共通の勝利条件を目指す協力型ボードゲームです。―説明書より―
DORASURE(ドラスレ)とは、GIANTHOBBY制作の協力型ボードゲームである。
基本セットでは2人~5人までだが、拡張セットを入れれば最大11人まで遊ぶことができる。
1回のプレイ時間は30分程度。
ゲームの流れ
このゲームは前半戦の「冒険フェイズ」と、後半戦の「決戦フェイズ」に分かれている。
冒険フェイズ
マップ上を旅してドラゴンの住処を調査して追い詰めるのが目的。
冒険やクエストをこなしてアイテムや経験値を獲得し、キャラクターを成長させよう。
だが時間をかけすぎると、ドラゴンから不意打ちを受けるかも・・・
このフェイズでは、誰か一人でも死亡すると敗北となる。
決戦フェイズ
ドラゴンとの最終決戦。
冒険の成果を見せるとき。
ドラゴンを倒し、ハヴィニア地方に平和を取り戻して栄光を勝ち取れ。
このフェイズでは、全員が死亡すると敗北となる。
決戦フェイズへの移行条件
条件は二つ。
クエストはドラゴンが根城としている5か所に配置されており、
クリアすれば経験値と報酬を得る。
ドラゴンゲージはドラゴンの警戒心を表す。
冒険フェイズの移動の際に、出たダイスの目に6があるとドラゴンゲージが上昇し、
炎のマークがあるところにゲージが到達すると、ドラゴンアクションとなる。
ドラゴンゲージがいっぱい(6が14回出る)と強制的に決戦フェイズへ移行し、ドラゴンからの不意打ちを受ける。
ピークロール
ゲーム中によく行う処理。
指定された数だけダイスを振り、4以上で成功とし、成功した数で判定の成否を決める。
6が出た場合は[クリティカル]となり、ダイス一個を振り足す。
振り足したダイスは2以上で成功とする。
このクリティカルでまた6が出た場合はさらにダイスを振り足す。
1が出た場合は成功数から-1する。これは振り足したダイスでも同様。
キャラクター
プレイヤーは以下のキャラクターの中から一人を選び、自分の分身とする。
また、キャラクターはそれぞれ「リソース」を持っている。(持たないキャラもいる)
リソースはピークロールを行う際に消費した数だけダイスの振り足しを行える「ブースト」と、
ダメージを受けたときに消費した数だけダメージを軽減する「ガード」の2通りの使い方がある。
グラディエーター
帝都第一の闘技場で優勝した元剣闘士。
ドラゴンに食われた師匠の仇を討つため、再び武器を取った。
両手に持った武器で連続攻撃を叩き込む力任せの戦い方を好む。
特徴
基本セットの中では一番ライフと戦闘力が高い。
リソースを持たないが、平地で冒険を行った後にライフを1点回復する特殊能力を持つ。
竜の財宝で手に入るマンモス肉は、「決戦フェイズ」の直前に自動的に使用され、ライフを上限まで回復する。
プリンス
戦争に敗れて消された亡国の王子。
祖国再興の第一歩として竜殺しの名声を得るため、ドラゴンに挑むことにした。
本人は戦闘が苦手なため、雇った部下に任せて戦う。
特徴
教養が一番高いが、それ以外は初期状態ではからっきし。
だが経験値をえて成長するとかなり強力になる大器晩成型。
リソースは部下と金貨の2種類を持つ。
部下は自分のターンに上限まで回復する。上限は現在のレベルの数。
金貨は竜の財宝を得たときのみ回復する。使いどころは考えよう。
ハンター
魔獣退治で生計を立てる狩人。
退屈な狩りに飽きたため、ドラゴンの大物を狩って一攫千金を目指している。
魔力を込めた弾丸を撃つ「魔銃」の使い手。
特徴
どの能力も平均的な万能キャラ。
リソースの魔力弾も休息すれば全回復するので使いやすい。
竜の財宝で手に入るベノムバレットは、「決戦フェイズ」中に一度だけ出目一つを6にする能力。
パラディン
全身鎧をまとう聖堂騎士。
悪のドラゴン退治のため、大教会より派遣された。
神への祈りを力に変える神聖魔術を会得している。
特徴
グラディエーターに次いでライフと戦闘力が高い。
リソースの信仰心は移動の際に最も高い出目1つを取り除くことで回復する。
この特性上、移動力が低くなりがち。
竜の財宝で手に入る白銀の盾は、ドラゴンランページの効果を一度だけ無効化することができる。
ニンジャ
黒装束で正体を隠した謎の旅人。
不死の秘薬の原料となる竜の肝臓を入手するため、竜退治にやってきた。
自然の力を利用する秘術「忍術」の伝承者。
特徴
基本セットの中では移動力が最も高い。
そのためドラゴンゲージが上昇しやすい。忍ばないニンジャ
移動力を生かしていち早くクエストタイルの調査を行い、他プレイヤーの援護を。
リソースは森に入ることで1点回復する。移動力の高さもあり、回復しやすい。
竜の財宝で手に入る朧霞(おぼろがすみ)は、
「決戦フェイズ」で振り足し前のピークロールを振りなおせる。
毎ターン使用可能だが、対象は自分のみ。
その他情報
- このゲームの難易度は結構高く、討伐対象のドラゴンがとにかく強い。
そのため最初のゲームでドラゴン討伐するのは相当難しい。 - 選んだキャラ用のミニチュアが同梱されている。このミニチュアに色を塗るセットも販売されている。
- ベルク村は燃えるもの。
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関連項目
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