フィフス・エレメントとは、1997年にフランス、アメリカで公開された映画である。
概要
| フィフス・エレメント | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 監督 脚本 |
リュック・ベッソン |
| 脚本 | ロバート・マーク・ケイン |
| 音楽 | エリック・セラ |
| 製作総指揮 | パトリス・ルドゥー |
| 配給 | ゴーモン(仏) ソニー・ピクチャーズ(米) 日本ヘラルド映画(日) |
| 公開 | 1997年5月17日(仏) 1997年9月13日(日) |
| 上映時間 | 127分 |
| 映画テンプレート | |
監督のリュック・ベッソンが16歳の頃から考えていた構想を基に、約100億円の製作費を投じて作成、公開されたSFアドベンチャー作品。
『攻殻機動隊』『コブラ』を彷彿とさせる近未来的なキャラクターデザインや舞台設定は、『マトリックス』や後出の攻殻シリーズにも影響を与えた。予告編でも見られるオペラシーンで本作を知った人も多いはず。(歌われた楽曲はドゼニッティの『ランメルモールのルチア』より「狂乱の場」。)
本作完成には紆余曲折があり、映画化寸前の段階で資金面の問題で製作不能と言われた。そのためベッソンは低コストで別の作品を製作、その収入を本作の費用に充てた事で着手に漕ぎつけている。ちなみにその別作品はジャン・レノ主演の『レオン』である。
主演には『アルマゲドン』のブルース・ウィリスに加え、当時22歳の若手であったミラ・ジョヴォヴィッチが抜擢。ミラの出世作である本作を機に、彼女はその後『バイオハザード』シリーズで実力と知名度を世間に知らしめ、第1の夫となるベッソンと結婚する。あとミラはこの頃から『バイオ』以上に脱いでいた。一時停止して彼女のtkbを確認したことのある視聴者は前に出なさい。
主なあらすじ
時は23世紀。邪悪な宇宙生命体の襲撃により、人類は絶滅の危機を迎えていた。悪を滅ぼすのは、宇宙の平和をつかさどる4つの要素の頂点に立つ第五要素(フィフス・エレメント)だけ。
ある日、今はタクシードライバーのコーベン(ブルース・ウィルス)の車に、未知の言語を話す謎の美少女(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が飛び込んできた―。
リュック・ベッソンが20年間温めた企画を、100億円を投じて完成させた超大作SFアクション!
-Amazon Prime Videoより抜粋-
登場人物
- コーベン・ダラス(演 - ブルース・ウィリス)
- 主人公。ニューヨークに住むしがないタクシー運転手。遠方で暮らす更年期の母親がいる。
退役軍人。現役時代は特殊部隊隊員で、戦闘・宇宙船の操縦のエキスパートだった。栄光ある時代の反動で、今ではド底辺の生活を送っている。性格は怠惰でズボラだが、やる時はやる。
勤務中に突然空から降ってきた謎の美女を助けた縁で、やがて彼女を巡る争いから地球の存亡をかけた戦いに巻き込まれてゆく。 - リー・ルー(演 - ミラ・ジョヴォヴィッチ)
- ヒロイン。オレンジ色の髪を持つ謎の美女。メンタルにやや難あり。
当初は謎の言語しか喋れなかったが、驚異的な学習能力で言語ばかりか戦闘スキルまで身に着ける。これは地球人の5000倍のDNA情報を持つ為。
フルネームは「リルミナイ・ダラビナベナチャイ・エバデセバド」。異星人・モンドジャワン人の宇宙船で地球へ運ばれる途中、船が攻撃されて死亡した。だが燃え残っていた右手の一部から、ある人物らによって体を「再生」させられて今の姿となる。その正体は…… - ゾーグ(演 - ゲイリー・オールドマン)
- コーベンが勤務するタクシー会社の親会社の社長だが、実は宇宙を股にかけた武器商人である。殺し屋一族・マンガロワ人と契約しているが、連中があまり頭が良くない上に身勝手な為、関係は良好とは言えない。本作の黒幕に仕えており、頭が上がらない。
密航に失敗した部下を即座に処断するなど冷酷な性格だが、うっかりサクランボを喉に詰まらせて死にかけるなど、ちょいちょい間抜けな所がある。必要とあれば自ら現場に赴く現場主義者。 - ミスター・シャドー(声 - ジャン・レノ)
- 黒幕。ゾーグを配下に持つ。その正体は、邪悪な意思を持つ黒い小惑星にじて、エジプトの壁画に記された「世界を滅ぼす存在」。現在進行形で地球に危機をもたらしている。
ぶっちゃけ無敵の存在で、核ミサイルすら無効化してしまう。弱点はただ一つ──世界を救う第五要素「フィフス・エレメント」のみである。
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関連項目
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