ブチ切れたぜ!!!
マシュランボーとは、2000年にテレビ朝日系列で放映されたアニメ作品である。
概要
人類が滅んで300年後、新生命体「マトリクサー」が支配する地球が舞台の、コールドスリープから目覚めた少女ヤクモとマトリクサーのマシュラ、サーゴ、クータルが生き残っている人類を求めて西の果てにある「センター」を目指すというオリジナルアニメ。モチーフは西遊記。
少年漫画にある熱血さと王道な展開、個性的なキャラクターたち、隠れた名曲として評価の高いOP曲「Power Play」など他のアニメに負けないポテンシャルを秘めてはいたが、裏番組がよりによってHUNTER×HUNTERと再放送のカードキャプターさくらだったために視聴率が奮わず、32話で打ち切り(結局ヤクモは目を覚まさず、マシュラたちも悲劇的な結末に…)となってしまった残念な作品。相手が悪かった、というか時期が悪かった。
コミックボンボンで岩本佳浩のコミカライズによるコミック版が連載されていた。アニメ版とは内容と結末が違っており、ハッピーエンドを迎えている。
登場人物
- マシュラ (CV:高山みなみ)
- 主人公。12歳。人外的な造形の多いマトリクサーの中では珍しい少年(人間)型マトリクサー。子供っぽく口は悪いが一応仲間思いで、ヤクモをとても大事に思っている。モチーフは孫悟空と不死鳥、ハイパーフォームは真紅の鎧の戦士。槍と炎で戦う。
- ヤクモ (CV:皆口裕子)
- ヒロイン。300年の眠りから目覚めた、世界唯一の「人間」。非常に優しい。モチーフは三蔵法師。父の残したメッセージに従い「センター」を目指して旅をしている。守りたくなる存在であり、マシュラ、サーゴ、クータルにとって戦うためのエネルギー元であるともいえる。
アニメでは超能力のような不思議な力を持つ。ヤクモちゃんマジ天使。第2部からは…。 - サーゴ (CV:川津泰彦)
- 爬虫類マトリクサー。英語交じりで喋る。爬虫類のはずだがぱっと見は割と人っぽい。モチーフは沙悟浄と龍、ハイパーフォームは龍角の美青年。そのため女性人気が高かった。水を操る。
- クータル (CV:龍田直樹)
- 猫マトリクサー。でかく丸くのんびりで、「だな~」が口癖。妹1人と弟2人がいる。モチーフは猪八戒と獅子、ハイパーフォームは獅子の戦士。大地の力で戦う。
- マシュランボー (CV:高山みなみ)
- 破壊神とも呼ばれる凄まじい力を持つマトリクサー。マシュラ同様に人間型マトリクサーであり、美貌の剣士。アニメ版と漫画版で設定が大きく異なる。
- (アニメ版)マシュラがサーゴ・クータルのゴーバクカードを取り込んだ姿。善悪を超越しているとされる。オリジナルは300年前人類に反旗を翻したマトリクサー七大将軍のひとりであり、人類が滅んだ原因。そのため人間の指示により行動し、人間のことを必要としてしまうロボットを見下す描写がある。ヤクモの父を殺害、冷凍睡眠中のヤクモも手にかけようとするが、不思議な力によって逆に倒されて力の源である三つの宝珠を失い、飛び散った宝珠をそれぞれマシュラ・サーゴ・クータルが継承した。
- (漫画版)ヤクモの護衛用マトリクサー。マシュラが恐怖に駆られてサーゴ・クータルのゴーバクカードを取り込み「ブラックマシュランボー」と化した際、ヤクモを守るべく姿を現した。漫画版のマシュラたちは彼(になるために必要な三体のマトリクサー)の予備の子孫であり、そのためマシュランボーはマシュラたちを「まがい物」と呼んで見下している。
用語
- マトリクサー
- 「人間」のいなくなった世界で地上を支配する種族。獣や昆虫、爬虫類など人間以外の生物の特徴を持つ者が多い。
力尽きると「ゴーバクカード」というカードになり、ゴーバクカードを破壊されない限り復活することが可能。
マトリクサーは他のマトリクサーのゴーバクカードを取り込むことで自身を強化することができる。
ハイパーフォーム(変身)することができる特別なマトリクサーは「ハイパーマトリクサー」と呼ばれる。
実は彼らマトリクサーは人類によって作られた人工生命体で、荒廃した世界を修復するために生み出された。
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関連項目
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