ヤタガラス(けものフレンズ)単語

ヤタガラス(けものフレンズ)とは、スマートフォンゲームなどの各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。

CV:大西沙織(アプリ版)、長久友紀（３）

概要

日本神話の神武東征において神武天皇軍を案内し熊野(和歌山県新宮市辺り)から大和の国へ導いた神獣・八咫烏のフレンズ。サッカー日本代表のマークにも採用されるなど、影が薄いキジに成り代わって日本の国鳥クラスの扱いを受けている。

日本という国誕生に関わる聖なる鳥だが、本ゲームでの扱いはUMA・伝説上の生き物系フレンズ。

一人称は「余」。建国神話で語られる神獣としての厳格さ・荘厳さを持つ、堂々とした威厳ある性格。「そのほう」や「相分かった」など古めかしく固い言葉遣いで余裕を見せて話す。

人々から太陽の化身とも呼ばれていたという(現実でもそう呼ばれている、太陽に住んでいるらしい)。導きの神としての務めとして、全ての者をより良い未来へと導く事を使命とし、全てのけものを光ある明日へと導くと豪語する。迷える者に手を差し伸べ助ける優しきけものであり、正しき道や明日へと進めるよう目覚めさせ導く。

神は二面性を備えた存在であるため、みずらかに対する礼儀と信仰心を忘れずに接する限りは親身になって助けてくれるが、その恩恵を忘れ増長した場合は罰が下る。仲間にすれば太陽の化身としての聖なる力で勝利へと導いてくれる頼もしい子。

プレイヤーや他フレンズに対しては厳しくも暖かく情を持って指導する師のような態度と物言いで接してくる。

外見

漆黒の外見に真っ赤な目が光る、怪しく神性なオーラが漂う女の子。

右目と左目ではデザインが違い、左目はモビルスーツのモノアイの如く光り点滅している。頭頂部からは立派な真っ黒で立派な翼が生えている。前髪の2房部分はカラスの上下嘴のような形と色をしている。

八咫烏は3本脚をしたカラスとして描かれる事が多い。フレンズ化した事で人の直立した2本脚を手に入れたが、本来の3本脚はスカート下から這い出た羽毛のような物体で形作られた3つの指と爪を備えた異形の脚・両もみあげと後ろ髪を結んだ3本のおさげとして再現された。

黒色の詰襟軍服とミニスカートを着込んだ凛々しい格好(軍服なのは戦前・戦後共に日本の軍事関係組織のシンボルマークとして採用されてきた背景がデザイン案で採用されたのだろう。また単純に猛禽類系フレンズにも負けない強いフレンズ(猛禽類系フレンズの服は軍服風なのが多い)だというアピールも理由か)。手には黒色手袋を填め、タイツを履き肌の露出を顔以外に無くし、軍靴まで真っ黒という徹底した統一っぷり。お尻からは鳥特有の尾羽が生えている。

攻撃では赤い光弾を打ち出して攻撃する。

ゲームでの扱い

クール属性(青)のレアリティレベル5(ゲーム中最大レア、神話に出てくる神獣に相応しいレア度)のフレンズとして登場。コストは400・攻撃タイプは遠距離・サイズはL。カラスは町など人が住む場所に定着して暮らす留鳥なため、彼女もカラス扱いでグループ「まったり浮遊部」に加入している。

専用スキル「紅鏡が示す道しるべ」は敵軍団員全てに自身の攻撃力の8倍ダメージを与える。スキル発動時には両手に集めたエネルギーで頭上に即席ミニ太陽とでも言うべきエネルギーの塊を産み出し、そこからソーラ・レイを思わせるエネルギービーム攻撃を照射し、刃向かう敵を焼き尽くす。スキル名から考えると、あの太陽は銅鏡のようなアイテム(古代日本では鏡は権力・神聖さの象徴だった)なのかもしれない。また、発動時には全身が黒いモヤのようなオーラで顔と脚意外包まれる。

2015年8月27日のメンテナンスにより実装された期間限定スカウト(つまりガチャ)「太陽の化身とその従者」から追加された新規フレンズの1人。ハシブトガラス(レア度4)・ダチョウ(レア度3)・マレーバク(レア度3)・ヤマバク(レア度3)と一緒に初お披露目となった。特にハシブトガラスは自身に仕える従者であり、度々彼女を代理人・使節として派遣してフレンズ達と接触している。

期間限定ストーリーイベント「みんなで起こせ！覚めない夢の迷いけもの」でハシブトガラスを伴って登場。ジャパリパークの異変を察知し、突如現れた「夢の世界」へ急行。そこで調査・原因究明のためにやってきたプレイヤー一行と遭遇、本イベントの説明や目的がユメリアンの親玉撃破などを教えてくれた後に、互いに協力しながら事件解決に進む事になった。

ハシブトガラスからは「ヤタガラス様」と敬意を込めて呼ばれ、ミライさんからは他フレンズと同じく「さん」付けで呼ばれる。ジャパリパークでしか見られない神話世界の生き物のフレンズであるため、ミライさんは出会った当初とても興奮して喋っている。

ぱびりおんでの扱い

「余のやるべきはすべての者を、良き未来へと導くこと。進めぬ者、迷う者がいれば手を差し伸べ、前を向かせ、進むべき未来へ導こう。慎ましい態度で臨むのなら、喜んで力を貸そう。太陽の化身が力、存分に使うがいい。おや？ハシブトガラスは、またけまりに夢中なのか……」

けものフレンズぱびりおんフレンズあーかいぶより引用

「余はヤタガラス。太陽の化身なり。」

2020年4月10日から観察可能になった。　けもトークアイコンの背景色は青。
一人称は「余」、他のフレンズのことは「そのほう」もしくは敬称を付けないフレンズ名で呼ぶ。
守護けものの一人で、太陽の化身を自負し、太陽の光で全ての者を正しき道へと導くのが務めであり、
パークの子らを正しく導くという約定を結んでおり、それが課せられた使命だと認識している。

ぱびりおんで登場したときにはパークのことを「余の知るところとはやや違う様子」と言っており、
それとは別のけもトークでは「平和だが妙な気配を感じている」とも言っている。
元となったヤタガラスが3本足だったからか、2本足での移動は慣れないようである。

ぱびりおんでのフレンズ達は守護けもの同士やギンギツネとオイナリサマの関係を除けば、
守護けものに対しても、少しすごい力を持つ不思議なフレンズぐらいの認識や対応をすることが多い中、
ハシブトガラスは登場時点でヤタガラスの眷属・従者の自覚があり、けもトークでも存在に触れていた。

また、ハシブトガラスの声と間違えてトキ達の歌声に誘われた際にはトキ達３人の歌声に対して
「決してうまいわけではないが、なんと心に響く歌声か。」という感想を示している。

珍しい行動は「余のまりさばきを見よ（太陽の円庭）」

関連項目