けものフレンズプロジェクトとは、「動物」を原作とした「けものフレンズ」によるメディアミックスプロジェクトである。
概要
<プロジェクト>
「けものフレンズ」は、世界中の動物を種類を問わずに擬人化していくという、今までありそうでなかったキャラクターとして誕生しました。
スマホゲーム・コミック・テレビアニメ・グッズ等、様々な媒体で、対象を問わない幅広い展開を続けています。
今後も、様々なパートナーと共に、より愛されるプロジェクトとして広がっていくことを目指して参ります。けものフレンズプロジェクト
[1]「けものフレンズって?」より
「けものフレンズ」は、サーバル、カラカル、キタキツネ、コアラなど、フレンズとなった動物たちの大冒険を描く物語です。
世界中の動物を種類を問わずに擬人化していくという、今までありそうでなかったキャラクターとして誕生しました。
ゲーム、コミック、アニメ、舞台といったメディアミックスのほか、動物園・水族館とのコラボレーションなど、幅広くプロジェクトを展開しています。
今後も、さまざまなパートナーと共に、より愛されるプロジェクトとして広がっていくことを目指して参ります。
吉崎観音のイラストと世界観を使った「IP(知的財産権)」を創出することを目的とし、株式会社KADOKAWAコミックス編集部編集長・梶井斉により立ち上げられたプロジェクト。アプリ版のコピーライト、漫画版の企画・原案、アニメ版の原作として「けものフレンズプロジェクト」がクレジットされている。
原作は「動物」であるというスタンスをとっており[2]、アプリゲーム、漫画、アニメといった各メディアのいずれかが原作という立場にあるわけではなく、それぞれ独自の形でプロジェクトを盛り上げている。
メディアミックス作品の創出のみならず、「動物」への寄与もプロジェクトの大きな目標として存在し、休業中の動物園へ売上の寄付を行うなどしている[3]。原作である動物に興味を持ってもらう事がプロジェクトの目的の一つとして存在するため、興味のある動物の居る動物園や近所の動物園へ足を運ぶこともけものフレンズプロジェクトに寄与する事であり、動物を保護する活動への寄与になる。
出資会社
二次創作・三次創作について
原作である「動物」は肖像権を訴えたりしないとして、けものフレンズプロジェクトは二次創作活動を歓迎している。二次創作を行う際にはプロジェクト公式サイトの「ガイドライン」より必ず二次創作に関するガイドラインをご一読いただきたい。ガイドラインに沿った活動の範囲ならば二次創作の際の連絡は不要としている。
趣味の範疇における個人または個人サークルによる、イラスト、同人誌、マンガ、小説などの作成、各種運用については許可範囲とされており、コスプレ衣装の作成とコスプレによる各種活動も同様である。
同人誌頒布なども過度な営利性がないと判断できる場合であれば該当しない。また大人向けの内容を含む二次創作は対象以外の目に届かない配慮が必要とされている。「けものフレンズ」の世界を皆が楽しむためにファン一人ひとりの心がけが大切と言えるだろう。
まだフレンズになっていない動物についても「世界が広がる」として歓迎しており、「けものフレンズ」は誰が参加してもいいスタンスとしている。
また、動物に限らず版権キャラクターを対象とした三次創作も認めている(主にコラボ)。
プロジェクト来歴
ネクソン版アプリ「けものフレンズ」
2015年3月16日から2016年12月14日まで、株式会社ネクソンより配信されていたアプリゲーム。詳細は当該記事参照。
ジャパリパークに招かれた主人公(プレイヤー)がパークを巡り冒険する、収集・育成ゲームの側面を持つ新感覚動物園RPG。
プロジェクト発表とほぼ同時期から並行制作・配信されておりプロジェクトを長く支えていた立場だったため、アプリ終了の発表の際には「半身のような存在」と喩えられた[4]。
漫画版「けものフレンズ -ようこそジャパリパークへ!-」
『月刊少年エース』にて、2015年7月号から2017年3月号まで連載されていた漫画作品。詳細は当該記事参照。
主人公の新人飼育員の立場から、ジャパリパークに住むアニマルガール達の日常を描く。
アプリ版と発表時期が近かったにも関わらず世界観や一部キャラクターなどについてアプリ版との違いがみられ、この事からもプロジェクトの「用意された設定の幅からメディア毎の作者が独自に解釈してもらう」というスタンスが見て取れる。
アニメ「けものフレンズ」
2016年12月14日に先行上映され、2017年1月から同年3月まで放送されていたアニメ作品。詳細は「けものフレンズ」記事参照。
謎の迷子「かばんちゃん」がアニマルガール「サーバル」と出会いジャパリパークを冒険する。
その独特の世界観と作風から、大きな話題を呼び、既に新作映像の制作も決定している。
なお、製作は「けものフレンズプロジェクトA」となっている(「A」は「Anime」の略と思われる)。
舞台「けものフレンズ」
2017年6月14日~18日に「品川プリンスシネマ クラブeX」で上演されたミュージカル作品。メインキャストはアニメ版と共通となっている。
2018年1月13日~21日には、「AiiA 2.5 Theater Tokyo」で再演された。
コピーライト表記は「けものフレンズプロジェクトS」(「S」は「Stage」の略と思われる)。
けものフレンズぱびりおん
2017年1月22日に配信開始したスマートフォン向けアプリゲーム。配信はブシロード、開発はUniqueWave。後に運営もUniqueWaveに譲渡され、2021年6月30日サービスを終了した。
ゲームプロジェクト再始動にあたってコピーライト表記を「けものフレンズプロジェクトG」(「G」は「Game」の略と思われる)と改め、ネクソンより配信されていたアプリゲームとは別物の完全新作と発表されている。
コピーライトは表記は「© けものフレンズプロジェクトG / © ️bushiroad All Rights Reserved. Developed by UniqueWave Co., LTD.」
けものフレンズあらーむ
2017年8月22日に第1弾が、2019年8月30日に第2弾が配信開始したスマートフォン向けアラームアプリ。提供、開発共にタイレルシステムズ。第1弾は2021年7月29日に配信終了[5]、第2弾のAndroid向けは2022年11月11日に配信終了[6]している。これを記載の段階では第2弾のiOS向けのみ提供が継続している。
単なるアラームではなく、じゃぱりまんによる仲良しLv、ボイス収集、写真合成機能などがある。
コピーライトは「©けものフレンズプロジェクトG / ©bushiroad All Rights Reserved./©Tyrell Systems Inc. All Rights Reserved.」
あにてれ×=LOVEステージプロジェクト「けものフレンズ」
2018年2月15日~18日に「AiiA 2.5 Theater Tokyo」で開催された舞台作品。声優ユニットでありアイドルグループである=LOVEとのコラボ作品であるため、キャストは=LOVEのメンバーが演じた。
情報公開当時は作品の出来を不安視する声も大きかったが、観客、視聴者からは好評であった。
同年6月22日に舞台のドキュメンタリー映像が公開された。
コピーライトは「©けものフレンズプロジェクトS / ©あにてれ×=LOVE「けものフレンズ」製作委員会」
主催は「ネルケプランニング、Y&N Brothers、代々木アニメーション学院」
けものフレンズぱずるごっこ
2018年2月22日に配信が開始されたパズルゲーム。著作権などに関して不透明な部分があり話題となった。詳細は「けものフレンズぱずるごっこ」記事参照。
けものフレンズFESTIVAL
2018年6月7日に配信されたスマートフォン向けアプリゲーム。開発はGOODROID。一部課金制。
ジャパリパークの中でも南国っぽい雰囲気の”りうきうエリア”を舞台に、そこに住むアニマルガールたちが”ジャパリまつり”と呼ばれるお祭りを開催するところから物語が始まる。ジャンルは「ぼうけんRPG」「ひっぱりアクションRPG」。ひっぱりアクションでコースを攻略(ぼうけん)していき、途中出会ったフレンズたちの会話ストーリーを楽しむことが基本となるゲームスタイルである。
コピーライトは「ⒸけものフレンズプロジェクトG / ⒸGOODROID, All rights reserved.」
ようこそジャパリパーク
2018年8月10日にあにてれにて配信されたショートアニメ。
監督はフラッシュアニメ版ケロロ軍曹の監督も務めた春日森春木氏。
ネクソンアプリ版けものフレンズの物語を映像化した作品。配信情報については単語記事参照。
舞台「けものフレンズ」2〜ゆきふるよるのけものたち〜
2018年11月8日~18日に「品川プリンスシネマ クラブeX」にて上演されたミュージカル作品。
第1作目の舞台「けものフレンズ」と共通のキャストが主に起用され、新キャストには乃木坂46のメンバーや、アニメ「けものフレンズ2」の新キャストも出演した。
コピーライトは「けものフレンズプロジェクト2S」。
動物園・水族館コラボ
- 東武動物公園
- 円山動物園
- 千葉市動物公園
- 京都市動物園
- 福岡市動物園
- みさき公園
- 那須どうぶつ王国
- 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)
- 群馬サファリパーク
- 井の頭自然文化園
- 多摩動物公園
- 長崎バイオパーク
- サンシャイン水族館
- 日本平動物園
- 福山市立動物園
- 佐渡市トキの森公園
- 秋吉台自然動物公園サファリランド
- 神戸どうぶつ王国
- 姫路セントラルパーク
- 岡山県自然保護センター
- 日立市かみね動物園
- 横浜・八景島シーパラダイス
- 仙台うみの杜水族館
- 羽村市動物公園
- 京都水族館
- 熊本市動植物園
- オービィ横浜
- 花園教会水族館
- 波勝崎モンキーベイ
- 伊豆アニマルキングダム
- 沼津港深海水族館
公式番組
けものフレンズRADIO!!
2016年11月21日~2018年4月23日まで配信されていたラジオ番組。公式番組では一番最初に始まった番組である。アニメ「けものフレンズ」メインキャストの尾崎由香、小野早稀、本宮佳奈がパーソナリティを務めた。HiBiKi Radio Stationにて配信され、44回をもって配信終了となった。
コピーライトは「けものフレンズプロジェクトA」
けものフレンズアワー
ニコニコ生放送にて放送の、アニメのメインキャスト8人が出演する番組。主に最新情報の告知とバラエティ企画の2つを行っている。
コピーライトは「©けものフレンズプロジェクト/KFPA」または「©けものフレンズプロジェクトA」
2018年5月23日の「けものフレンズアワー2」からは「©けものフレンズプロジェクト」となっている。
けものフレンズ presents フレンズ探検隊
2017年10月4日より文化放送で放送のラジオ番組。パーソナリティを佐々木未来、小野早稀、根本流風が務める。アニメ『けものフレンズ』に出演した声優が多くゲスト出演している。
「けものフレンズ」presentsどうぶつ図鑑
2017年10月5日よりニコニコ生放送で放送の、動物の生態や魅力について視聴者と一緒に学ぶ番組。出演者は築田行子、田村響華、MCをじゅん☆じゅんが務める。
実際に動物と触れ合ったり、ゲストに動物園・水族館の職員が登場するなど、プロジェクトの中で一番動物と近い番組であると言える。
けものフレンズ げーむぎゃらりー
2017年11月20日よりOPENREC.tvで生配信のゲーム実況番組。出演者は山下まみ、築田行子、根本流風。不定期配信であるが、おおよそ月に1~2回くらいのペースで放送されている。
ゲーム実況と、けものフレンズのゲームの紹介が主な内容となっている。この番組から「けものフレンズFESTIVAL」が企画され、情報が公開されていった。
コピーライトは不明。
PPPのゆるぺぱ!/ ESP×PPP / PPPのなぞぺぱ!
2018年4月よりあにてれで配信のPPPのコント番組。舞台「けものフレンズ」のスピンオフ番組である。
アニメ配信サービス「あにてれ」にて配信。ESP×PPPはテレビ東京、ニコニコ動画、公式Twitterでも配信された。「ESP×PPP」は2018年10月14日より「PPPのなぞぺぱ!」へと新しくなった。
コピーライトは「©けものフレンズプロジェクト」
関連動画
関連生放送
関連チャンネル
関連項目
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外部リンク
脚注
- *2021年11月1日現在、アニメ1期公式サイトとしてkemono-friends.jpとは別ドメインに移動している
- *吉崎観音さんが明記しているのですが、原作は「動物」です。吉崎さんには「ジャパリパーク」や「セルリアン」、「サンドスター」などといった、キーとなる元の世界観は作ってもらいましたが、原作は「動物」なんです。-すごーい!の連続、『けものフレンズ』チームに3万字インタビュー|アニメイトタイムズ
- *けものフレンズ@公式アカウントのツイート: 震災で休園中の熊本動植物園様に、年末の「コミケグッズ」「けもフレSHOP」より売上の一部を寄付させて頂きました。
- *けものフレンズ@公式アカウントのツイート: アプリ版「けものフレンズ」は、「けものフレンズプロジェクト」開始とほぼ同時期から並行制作された、いわば半身のような存在です。
- *『けものフレンズあらーむ』配信終了のお知らせ | タイレルシステムズ
- *『けものフレンズあらーむ2』Android版配信終了のお知らせ | タイレルシステムズ
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