概要
当たり前の話であるが、そもそも"・(ナカグロ)"とは主に単語と単語を区切る際に使われる記号である。"マイケル・ジャクソン"のような人名や"ファンタスティック・フォー"のような作品名など、極めて普遍的に使われる記号である。詳細は単語記事⇒ ・
ところが漫画家 猿渡哲也先生の作品ではやたらと多用される表現であり、一般的な使い方はもちろんのこと、変な箇所で区切ったりわざわざ区切る必要なさそうな場合でも区切ったりとルール無用柔軟に用いられている。そのため読者(通称マネモブ)からネタにされており、ニコニコ大百科掲示板の書き込みやニコニコ動画のコメントなどでもあえて・を使う用法が散見される。
使用例
大まかには以下のように分類できる。
- 複数の単語を区切る、人名表現など一般的な使い方
ギャルアッドの必殺技「コブラ・ソード」、格闘技大会「ハイパー・バトル」、鬼龍や龍星の心臓疾患「バースト・ハート」、「ゴードン・クランシー」などのキャラクター名や「バトル・キング」のような異名など。
固有名詞の一部であることや「ファントム・ジョーの正体に心当たりがあるんや」のように迷名台詞の中に含まれることもあるため、マネモブ読者に最も引用される使い方である。特に「しゃあっ コブラ・ソード!」を改変した「しゃあっ 〇〇・✕✕!」という言い回しが有名。 - わざわざ区切る必要なさそうなところであえて区切る使い方
鬼龍の「モニター・ルーム」、尊鷹の「スマート・ウォッチ」など。ネタにされる要因の一つ。
マネモブ読者が使う場合も「ヤング・ジャンプ」や「プレイ・ボーイ」のようにわざわざ区切って表記することが多く、猿渡作品と特に関係ない作品などでも「ドラゴン・ボール」や「ワン・ピース」のように表記するのがマネモブの嗜みである。「ヤン・マガ」や「ポケ・モン」のように略称をあえて区切ることもあり、作中でも稀に「ミス・チル」のような表記が見られる。 - 区切るべきではないところやおかしなところで区切る使い方
神話の「ジーク・フリート」やジャックナイフのような切れ味のエルボー「ジャック・ナイフエルボー」など。ネタにされる要因の一つ。
極稀に登場し、その際はマネモブ読者から確実にツッコミが入って掲示板はちょっと盛り上がる。なんだかんだ文句を言いつつも「エイ・ハブ」や「キ・ン肉マン」「バ・キ」のように活用しちゃうのがマネモブという人種である。 - あえて使用しない
名作「ロックアップ」やボリス・イワノフの特殊体質「ハイパーボーン」など。
日頃あまりに・を多用するため、使われていないと「なんで使ってないんや...」とかえって気になってしまうパターン。ちなみに「ロックアップ」はプロレス用語を引用しているからあえて区切りを入れていないんだ 悔しいだろうが仕方ないんだと解釈されているが、「ハイパー・バトル」は区切るのに「ハイパーボーン」は区切らないのかよえーっといった感じでマネモブ読者にツッコまれたりする。猿先生そこまで考えてないと思うよ。
これでも読みやすさや語感を意識しているのか、基本的に一つの用語につき一つの・が使われる事が多く、連続して区切られることはあまりない。
要はただ単語を区切るだけなので、ある意味どんな語録よりも使いやすい。ただの記号なので他人を傷つける心配もほとんどない。だが知らない人が見れば「なんでこの人たちいちいち区切ってるんだろう」と疑問に思われるかもしれないし、ちゃんとした名称で表記しないことに不満を持つ人もいるのでその辺りの注意が必要である。また、マニアックな専門用語と・を組み合わせた場合、極端な例だが「パ・ルスのファル・シのル・シがコ・クーンでパー・ジ」のように余計に読みづらくなることもあるので注意。
余談
ヒナまつりを手掛けた漫画家 大武政夫先生はモンキー・ファクトリー出身猿渡哲也先生のアシスタントをしていたことでも知られており、SNSでは猿渡哲也先生にまつわる話題を提供することがある。
その一つに、「作品にビグザムのガンプラを登場させてもいいか」と公式サイドに伺ったところ「許可するが、名称を使う場合はビグザムではなくビグ・ザムと正しく表記して欲しい」と指摘され、「用語を・で区切ることに拘るのは猿渡哲也先生だけじゃなかったのか」と驚いたというエピソードがある。一方マネモブは「猿漫画の制作側も・の多用を自覚してたんだ...」と別の意味で驚いていた。
関連項目
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