概要
“高校鉄拳伝タフ”などでお馴染みの猿渡哲也が、ハーマン・メルヴィル原作の小説”白鯨”をベースに描いた作品。
全五話、単行本全一巻。グランドジャンプむちゃ2022年7月号から2023年3月号まで連載されていた。元々は三話連続集中連載という触れ込みだったが、読者の反響があったのか猿先生の筆が乗りまくったのか、五話に拡大された。
猿先生の高い画力や雑学、鬼気迫る描写、語録、そして猿展開が短い話数の中でバランスよく配分されており、マネモブ読者からの評価も高い。エイ・ハブという愛称で呼ばれることもある。
そんな読者の声とは裏腹に連載終了後も単行本化の話が全く聞こえず、もはや単行本の発行はないだろうと諦められていた。しかし2023年秋に急遽単行本化が発表され、12月19日に発売された。
連載は週刊プレイボーイ連載中の"TOUGH 龍を継ぐ男"と並行して行われた。もちろん両作品の設定やストーリーに直接的なつながりはないのだが、エイハブ執筆にあたり仕入れたであろう知識が龍継に使われたり、しばらく後に白鯨という異名を持つキャラが登場したり、逆に龍継からコピペされたりした。さすがの猿先生も同時連載はキツかったらしく、龍継は線がガタガタになることがあり心配されたりした。ちなみにエイハブ連載前といえばあのゴリラ展開なんだよね、落差がすごくない?
ストーリー
時は19世紀初頭、鯨油を求める鯨捕りが盛んだった時代。航海士エイハブもまた、仲間たちと共にマッコウクジラを狩っていた。そんな彼らの前に巨大な白いマッコウクジラ“白鯨(モビーディック)”が現れ、エイハブは右足と仲間を失い漂流。死んだ仲間の肉を食らってでも生き延びた―生き延びてしまったエイハブは、それを「生きろ」という神からの使命だと確信。白鯨への復讐を誓う。
それから20年。老人になってもなお白鯨の行方を追って鯨を狩り続けるエイハブの船に、イシュメールという一人の少年が乗り込んでくる―。
キャラクター
エイハブ
マーシオ・“ジェット”・内藤によく似た若き航海士。白鯨に襲われ、右足と仲間を失いながらも生還。白鯨に復讐を誓う。
老人になった彼は捕鯨船の船長という立場にあり、白鯨に執着するあまり船員を地獄に道連れすることになる。老いた身体でありながらも、捕鯨砲やメカ・フット特別製の義足で白鯨に戦いを挑む。
イシュメール
鯨捕りを志望する14歳の少年。エイハブの船“ピークォッド号”に乗り込んだことで、エイハブと白鯨の戦いに巻き込まれていく。
スターバック
ピークォッド号の一等航海士。イシュメールを採用し、彼に鯨捕りを教えることになる。白鯨に固執し危険を省みないエイハブとは対立するが―。
コーヒーが好き。
クィークェグ
地図に載っていない島ココヴォコ島の大首領の息子。全身入れ墨だらけの巨漢で、部族の神幼女“ヨージョ”のお告げを信じている。ヨージョのお告げ曰く、イシュメールは運命の友。
白鯨(モビーディック)
帆船の数倍はある巨大な白いマッコウクジラ。人間を好んで食らう。
関連動画
関連項目
- 猿渡哲也
- グランドジャンプむちゃ
- 白鯨(原作)
- TOUGH 龍を継ぐ男
- なんだよこのクソ展開(クジラとシャチの雑学が登場)
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 傷だらけの仁清
- 高校鉄拳伝タフ
- GOKUSAI
- 猿空間
- ジャングルキング
- SOUL(猿渡哲也)
- TOUGH
- TOUGH 龍を継ぐ男
- DOKURO -毒狼-
- ・(猿渡哲也)
- PC書き文字
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