この記事は、映画のネタバレ(主に犯人の正体)を含んでいます。 閲覧は自己責任でお願いします。 |
『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』(てんごくへのカウントダウン)とは、劇場版名探偵コナンの第五作である。
概要
監督はこだま兼嗣、脚本は古内一成。主題歌は倉木麻衣の「always」。
あらすじ
キャンプの帰りに西多摩市に新しくできたTOKIWAのツインタワービルを訪れたコナンたち少年探偵団は、偶然ビルに招待されていた小五郎たちに再開する。しかしそれから、ビル建設を推し進めた市議会議員の大木岩松やTOKIWA専務取締役の原佳明など、ツインタワービルの関係者が次々に殺害されていく。
そんな不安の中行われたタワーオープンパーティにコナンたちも出席。しかし、パーティーの最中にTOKIWA社長の常盤美緒の遺体が発見され、さらにパーティにシェリー(灰原)が来ることを掴んだ黒の組織がビルを爆破。コナンたちは炎上するビルの中、絶体絶命の危機に陥ってしまう・・・。
登場人物
備考など
- ジンとウォッカが映画初登場。劇場版シリーズとしては初めて黒の組織がストーリーに関わってくる。
- また、劇場版では初めて灰原哀にスポットが当てられる。
- 本作から白鳥任三郎の声優は死去した塩沢兼人に代わり井上和彦が務めることになる(井上は前作の映画で容疑者役で出演している)。
- 様々な場面に伏線が散りばめられていたため、地上波で放送された際はシリーズ初のノーカット放送となった。
- ツインタワービルが爆発し、炎上するさまは、2001年のアメリカ同時多発テロ事件を連想させるが、こちらのほうが先である(映画公開は4月、テロは9月)。逆に言うとテロのほうが早かったら、映画自体が自粛されていた可能性も・・・。
- 本作で使用された「名探偵コナン・メインテーマ」のアレンジは従来のものと一転してイントロに弦楽器を使用した壮大な編曲がされており、スケールの大きい劇場版らしいとしてファンの間でも人気が高い。
- 2016年に開催された歴代映画人気投票で、19作品中第4位となった。
- 2023年にテレビ放送された際に、空想科学読本の柳田理科雄が本作の「ビルからビルへのスケボーでの飛び移り」について分析しており、それによると地上262mでスケボーを時速110km/hに加速、さらに垂直に31mジャンプし、13mの飛距離を滞空時間0.43秒で跳躍し、さらにスケートボードが鉄骨に激突して落下し、コナン自身がゴロゴロ転がってなお自力で立ち上がる不屈の頑丈さを見せていたことから、高速道路を110km/hで爆走中の車から転げ落ちたのと同じ衝撃に小学1年生の身体で耐えていた、と纏めている。な、なんだってー!!
近年のコナン映画は非科学的なハチャメチャなアクション描写が散見されるが、既にこの映画の時点でその片鱗はあったのかもしれない。
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関連項目
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名探偵コナン 瞳の中の暗殺者 | 名探偵コナン ベイカー街の亡霊 |
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