守山ヒロキとは、アニメ「カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編」の登場人物である。
担当声優は小島幸子。
絶対追記! 絶対概要!! ニコ百の使者守山ヒロキ、只今参上ッ!!
G3期「ストライドゲート編」にて登場した、明神リューズ一派「カンパニー」所属の少年。
「自分が正義」「敵対者は悪」と言ってはばからない、身勝手で喧しい少年。
クロノ達の前に現れ、十二支刻獣防衛という名目で顔見世に登場。その後、ヴァンガード普及協会ユナイテッド・サンクチュアリ支部に襲撃をかけ、カンパニー最初の刺客となる。
その時現支部長である雀ヶ森レンや代理の新城テツは不在。明日川タイヨウが阻止の為立ち上がるが彼を叩きのめし、ユナサン支部を「審判」の結果召喚した十二支刻獣により破壊してしまう。
この後、ストライドフォース消費により消耗したエース=蝶野アムに対し心無い暴言を吐いていたりする。
なお、リューズの意向に関しては賛同しているが、リューズ・ラボ調査団襲撃を試みるヒロキに再度対峙した明日川タイヨウとの会話の際・・・。
タイヨウ「負けたら悪だなんて乱暴すぎるよ!」
ヒロキ「フッ、馬鹿め。それが世界のシンリでありタクセンなのだ!」
タイヨウ「真理? 託宣? ・・・どういう意味?」
ヒロキ「ウェ!? えっと・・・う、ぅ・・・? う、うるせえッ!! んなことはどーでもいいんだ!! とにかく! 勝負の結果は絶対! リューズさんがそう言ってた。難しいことは置いといて・・・オレは感動したね! あの人についてけば完全無欠の未来になる、ってな!」
あんまりよくわかっていないことが判明する。
ただし、一方的に自らの正しさを主張し、意に添わない相手は徹底的に排除するそのやり方はリューズと似た物であり、ヒロキがリューズに惹かれたのも納得できる。
ちなみに、この時の会話といい、ユナサン支部襲撃の際「『巣窟』を『すくつ』と読み違えた」ことといい、あんまり頭はよくなさそう。
リューズ・ラボを巡る戦いは、神崎ユウイチロウとの出会いや教えを経て一皮むけたタイヨウの勝利に終わり、その「審判」であるファイトの結果により暫く若水ソウスケから活動停止を言い渡され、暫く登場の機会はなかった。
しかし、江西サトルにより追放された蝶野アムや東雲ショウマにより追放された若水自身とは違い、一応は在籍していたようで、カンパニー所属であるため最後の審判の裁定者として選ばれ、因縁のあったタイヨウと対峙することになる。
なお、最終メンバーにも関わらず唯一クライマックス近辺でクラン強化がないという悲しい位置づけにあった。
悪党どもも、群れてるだけの雑魚どもも、みんないなくなれ・・・!!
彼がそもそもこうなってしまったのは、過去にいじめを受けた際の出来事にあった。
追い込まれたヒロキは、その場でいじめの主犯格に対し逆襲。主犯格より腕っ節の強かったヒロキは主犯格と取り巻きをボコボコに叩きのめした。
後に教師が駆け付けたが、主犯格の子供たちはヒロキに責任を問うことができず、「ヒロキは悪くない」「正当防衛だ」と周囲の子供たちは言い、そして。
この言葉がトリガーとなってしまい、ヒロキは「定められた行動を他人に遵守させ、自身が唯一の強者(ヒーロー)となることで自身を確立する」ようになってしまい、どんな些細なことでも例外を認めず、自身の意向にそぐわない相手にはどんなに乱暴になってもいい、という観念が確立されてしまった。
「自身が正しく強ければ、自分に害を成す人間は誰もいない」、と。
結果的にそれは、「強さこそ正義=弱さは罪」と、対峙したタイヨウが旧ユナサン支部の「弱さは罪」の思想に染まっていたころの己をオーバーラップさせるような振る舞いであった。
しかしその根底には、自身を認めてほしい、自身を受け入れてほしい、という心の叫びがあった。
それを虚勢を張ることでひた隠しにし、過ちを上塗りし、自身を強く正しく見せることで理想に近づこうとしていたのだ。
だが「最後の審判」において、それでも退かないタイヨウがヒロキを受け入れ、友達になりたい、と手を差し伸べたことで、遂にヒロキはタイヨウを受け入れたのだった。思い返してみれば、こうしてヒロキに手を差し伸べたのは、タイヨウが初めてだったのかもしれない・・・。
その後、最終話に於いてはタイヨウに誘われてか、皆とともにカードキャピタル2号店の「クロノ杯」に参加。大々的に仲間と楽しく遊ぶファイトは、もしかしたら彼にとって初めての経験だったのかもしれない。
続編である「カードファイト!!ヴァンガードG NEXT」には出演していない。タイヨウ、チームメイト探すならヒロキにも声かけてやれよ。
しかし、その続きとなるG最終章「カードファイト!!ヴァンガードG Z」では、公式サイトの更新によりタイヨウのクラスメイト=宮地学園中等部1年生であることが明かされている。まさか出番がなかったのは勉強のレベルが追い付いてなかったから・・・?
余談だが、ヴァンガードのキャラクターは愛知県の地名が多く取られているが、愛知県における「守山」は昭和の大合併で唯一消滅した市(現在は愛知県名古屋市守山区)である。
前後の記述による不遇さも合わさり、妙な運命を感じる。
宇宙の平和を守るスーパーヒーロー! まさにオレ様に相応しいクランだ!
使用デッキはディメンジョンポリス。今まで使い手がいなかった「ギャロップ」軸のデッキである。
ヒロキのデッキはキーワード能力「超爆(バースト)」を主体とした超越軸デッキ。「超爆」はヴァンガードのパワーが特定数値以上の場合に発動できる能力であり、更なるパワーアップやアドバンテージ獲得などを望むことができる。
が、ヴァンガードの数値を参照することに加え、Gユニット主体のキーワード能力であるため、Gユニットに超越することが前提のキーワード能力であり、加えて追加でヴァンガードを強化しないと使えない効果も多く、アドバンテージの稼ぎづらいディメンジョンポリスに更なるリソース消費を強いる・・・と、キーワード能力の中でも非常に使いづらく、キーワード能力がクラン全体の強化に寄与しているとはお世辞にも言えない。
しかし《超宇宙勇機 エクスギャロップ》は例外であり、アタック時であるためブーストを「超爆」の参照数値に加算でき、上手く行けばブーストだけでも達成可能なラインに加え、トリガーチェックを4回行うことができる為強力。また、ヒロキはアタック中の相手のパワーが一定以上ならノーコストで25000シールドになり、その状態で手札を棄てることでターン中ヴァンガードのパワーを引き上げる強力なGガーディアン《超宇宙勇機 エクスカリヴー》も使用している。
しかし、守山の特徴はプレイング傾向にある。
リアガードを守ることをまるでせず、退却したリアガードを「こんな奴いらねーよ!」呼ばわりまでし、パワーアップ効果があれば迷わず可能な限りヴァンガードに振っている。
これは先述の思想の現れであり、「己一人が強くあればいい」「他者など不要」という傾向がファイトにも表れている、「ファイトにはその人間の全てが表れる」という伊吹コウジの言葉を体現するような人物と言えるだろう。
だが、切り札の《超宇宙勇機 エクスギャロップ》は条件を満たすとトリガーチェック増加に加えリアガードのパワーを大幅に引き上げるという、ヒロキの思想と矛盾した能力を所持している。そもそも、自身が防がれても強化されたリアガードにトリガーを振ってより大きな打撃を与えやすくなるという、リアガードとの連携を重視したカードであり、リアガードを軽視した戦いでは真価を発揮できないのだ。もしかしたら《超宇宙勇機 エクスギャロップ》を切り札に据えているのは、彼の根底が滲み出てのことなのかもしれない。
なお、他人のデッキを馬鹿にするだけでなく、自身のダメージチェックのカードを叩きつけ、他人がダメージチェックで引いたカードを腕を抑えつけ無理矢理置かせるなど、マナーの悪い問題行動が非常に目立つ。
正しい者にこそ、関連動画が増える。それ、すなわち正義!
お前がここを見れば、宇宙のシンリは関連項目の存在を認める!
- カードファイト!! ヴァンガードG / カードファイト!! ヴァンガード
- 小島幸子(担当声優)
- カンパニー
- 明日川タイヨウ - 因縁に基づいた「裁定者」。進学時にはクラスメイトになった模様。
- ファイトにはその人間の全てが表れる - アニメにおける体現者のひとり。
- ディメンジョンポリス(使用クラン)
- 弱さは罪
- 正義
- すくつ
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