新本格魔法少女りすか | |
小説 | |
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作者 | 西尾維新 |
イラスト | 西村キヌ |
出版社 | 講談社 |
掲載 | ファウスト メフィスト |
レーベル | 講談社ノベルス 講談社文庫 |
刊行期間 | 2004年5月-2020年12月 |
巻数 | 全4巻 |
漫画 | |
作画 | 絵本奈央 |
出版社 | 講談社 |
レーベル | KCデラックス |
掲載 | 別冊少年マガジン |
掲載期間 | 2021年4月-2024年2月 |
巻数 | 全7巻 |
小説・漫画テンプレート |
新本格魔法少女りすかとは、西尾維新によるライトノベル小説である。全4巻(全13話)。
イラストは西村キヌ。単行本は講談社ノベルス刊、文庫版は講談社文庫刊。2003年の第1話から2008年の第10話までは雑誌「メフィスト」の増刊誌「ファウスト」にて連載されたが、「ファウスト」の刊行終了もあってそこで中断。単行本も第9話まで収録された3巻でストップしていた。そこから12年の時を経て2020年に「メフィスト」にて第11話と第12話が掲載され、同年12月に刊行された第4巻に書き下ろしで最終話が収録されて完結した。
※2020年の再開時、「17年ぶりの再始動」などと銘打たれたが、シリーズ再開自体は12年ぶりである。「17年」はシリーズ開始時点から完結までの年数だが、奇しくも作中でも重要な意味を持つ年数である。
メディアミックスとしては2020年に真島ヒロによるコミカライズが西尾維新公式Twitterにて掲載されたほか、『別冊少年マガジン』2021年5月号より、絵本奈央によるコミカライズが連載中である。
概要
・・・・・・なぜ、魔法はあるの?
・・・・・・なぜ、変身するの?
・・・・・・なぜ、大人になるの?
・・・・・・なぜ、少女なの?
舞台は佐賀県。父親を探しに『城門』を超えて『魔法の王国』、長崎県・森屋敷市から来た10歳の魔法使い、水倉(みずくら)りすかが、魔法を使い、供犠創貴(くぎ・きずたか)と共に行動し、事件を起こした魔法使いらと対決する。
ある日、創貴は福岡県へと電車で行くが、創貴は駅のホームで4人が同時に線路に飛び込むところを目撃してしまう。
その際、創貴はりすかに事情を話し、この出来事が”魔法”で起こったのかを2人で調べに行く。
そして、2人はその後、様々な出来事に遭遇することになる―
キャラクター
- 水倉りすか
- ”魔法の王国”、長崎県より転入してきた魔法使い。小学5年生。学校にはほとんど行かない不登校児。自らの体を傷つけ、血を出すことで魔法を発揮することができる。魔法の属性(パターン)は「水」、種類(カテゴリ)は「時間」、顕現(モーメント)は「操作」。称号は『赤き時の魔女』。最近、佐賀に来たために日本語(標準語)が使いこなせず、「○○は××だ」というところを「××なのが、○○なの。」という表現で使う。創貴曰く、「下手なドイツ語の訳」。血を流さないと魔法が使えないため、血を流さないで死んでしまうと自らの命が途絶える。水を与えないと2日で死亡するらしい。
- 水倉りすか(27歳Ver.)
- 一定の血量を流したりすかが変身した姿。1分間しかこの姿でいられないが、性格は好戦的で、非常に恐ろしい。血量が足りないためか、いつも舌、あるいは喉がうまく結合できず、変な声になる。口調はあくまで”未来像”なので、話によって変わる。この1分間は攻撃を受けても体が再生する、驚異の体となる。いつもセクシーな格好で登場。
- 供犠創貴(くぎ きずたか)
- 心に茨をもった少年。4年連続、9期連続で学級委員長を務める。4年の時、りすかに出会い、彼女が「魔法使い」だということを知り、以後彼女を『駒』として扱っている。逆に、「自分も『駒』として使われている」と思っている。福岡県に行った際、謎の4人同時線路転落を目撃している。体の半分以上の血が既に『りすかの血』となっており、りすか同様何度も死ぬ直前まで行ったことがある。りすかと初めて会ったころ、創貴は生死の淵をさまよった。彼が生き延びたのはりすかが自分の血によって生命を分けてくれたから。以降ふたりは必要に応じて血を分け合っている。そのためりすかは創貴に起こった異変を感じることができるのである。
- ツナギ(繋場いたち)
- 全身に512の口を持つ少女の姿をした「元・人間の魔法使い」。2000年以上前から生きている。廃墟となった病院でりすかと創貴に挑むものの、敗戦。その後は「観察」目的で額にある口に大きく絆創膏を貼り、口のデザインをあしらった服の姿で登場する。長崎県と佐賀県の県境にある『城門』を管理する『城門管理委員会』の創設者だが、役職にはついていない。
- 水倉神檎(みずくら しんご)
- 665の称号を持つ魔法使いで、行方不明中のりすかの父。元々は666の称号だったが、りすかに1つ与えているため、現在の称号数となっている。ツナギを現在の姿に変えたのも彼。通称:『ニャルラトテップ』と呼ばれている。「箱舟計画」のため長崎から姿をくらまし、行方を探されている。長崎においては、称号の数=強さではないのだが、普通の魔法使いはせいぜい数個の称号しか持たないことから、その飛び抜けた力がうかがえる。
- チェンバリン
- りすかの忠実な執事。りすかの身のまわりの世話をするとともに、りすかの家の1階にあるコーヒーハウスを切り盛りしている。
関連静画
関連コミュニティ
関連項目
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